医師と不動産投資は相性が抜群であり、最悪でもある

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いつも応援ありがとうございます。



 

ちょっと今日は医師の立場で語らせていただきます。

僕自身が医師であり、ブログタイトルも「医師が教える不動産投資」
となっていることもあって、ご連絡を下さる方の半分くらいはご同業
だったりします。

 

医師の世間的なイメージというと多忙だけれども高級取りで、良いクルマに
乗っているなんてものが想像されるかもしれません。

単身の方は確かに余裕ありますね。自由気ままな独身生活を送っている方も
いらっしゃいます。

 

が、家庭を持つと実際はそこまで余裕がある子供が複数人いればその教育費
で手一杯となり、老後の貯蓄なんてしている余裕はあまり無い方が多いのが
実態であったりします。

子育てが終わって子供が自立した頃には年齢を重ね体力も衰え、昔のような
仕事ができないなんてことにもなりがち。歳を取って収入が少なくなること
も珍しいことではなく。

お金のことで悩んでいる医師は少なくありません。幸いなのは、健康でさえ
あれば歳を取っても仕事があることですね。

 

とはいっても、平均的サラリーマンと比べれば収入が多いのは確か。

また金融機関の中には医師神話でもあるのか、もらっている給与以上に属性を
高く計算しているところも多いように感じます。

そのお陰で、収益不動産を買いやすいのは明らかです。普段から散々偉そうな
ことを書いてはいますが、僕もその高属性を利用して不動産投資を進めている
面は否定できません。

 

個人属性もそれまでの自分の人生で積み上げてきた結果ではありますから、
利用できるものは大いに利用しないともったいない。

ご同業の医師の方々にも、共感を頂ける方にはぜひ不動産投資にチャレンジを
して頂きたいと思っています。

 

が、その前にしっかりと認識をしなければいけません。
医師はカモだと思われていることを。

医師もお金の悩みを抱えているケースは多いです

医師は狙いやすい存在

ここ最近、アベノミクスの影響で投資マネーが日本の不動産にも集まっており、
不動産価格が上昇していることはご存知かと思います。

なぜ不動産価格が上昇するか。以前も書いた気がしますが、金融機関がお金を
出すからです。収益不動産の投資案件に対して金融機関が積極的な融資姿勢を
示しているから上がります。

億を超えることが珍しくない収益不動産の購入原資は、結局のところほとんど
金融機関の融資です。

 

ですが、いくら融資に積極的とはいっても例えば2億円を超える不動産に対して
融資を受けるには、相当に物件の条件が良いか属性が高くなければ難しい。

バブル前後に新築され、古くなった2億円超の不動産を処分したい方は数多く
いますがそれを購入できる方というと意外と少ない。

そのターゲットとして、融資が非常に降りやすい属性を持つ医師が狙われて
います。

 

全く知らない不動産業者から「税金対策に」なんて文句で携帯電話やPHSに
電話が掛かってきた経験が一回も無い医師は少ないのではないでしょうか。

どこかからかリストを取得して絨毯爆撃する手口は昔からあります。

が、最近は流石にその手に引っかかる医師も減ってきたようです。気持ちの
悪い猫撫で声で電話が掛かってくることは、不動産売買がブームとなっている
割にはかつてよりずいぶんと少ない気がします(僕だけかもしれませんが)。

 

代わりに増えている気がするのが、知人関係や専門家を介する手口

職場関係の人物や金融の専門化、税理士や会計士、果ては銀行員を窓口として
医師をそそのかし、相場よりも高い価格で買わせようとする案件が散見される。

知った顔を利用することで油断させようということなのでしょう。

僕だけで数回、そんな相談を受けています。ということは、そうとは知らずに
買ってしまった方もかなりいるということです。

これは由々しき事態といえるでしょう。業界を尽くし、警鐘をならさなければ
いけません。

 

投資話に騙される医師は数多い

医師、特に勤務医は、自分の稼ぐお金には興味があっても世の中のお金の流れ
については無頓着なことが非常に多いです。

医療も本当は経済と切っては切り離せないものですが、そこは自分の考える事
ではないとのスタンスで仕事をされる医師は数多い。

 

患者さんのお金の負担から医療経済のことまで考えるのも医師の務めだと僕は
思っていますので、本来はそうではいけないはずです。

が、大学に入ってからずっと医学しか学びませんので、専門バカになってしまう
ことがどうしても多く。

それが災いして自分のお金に対する意識やお金の常識も欠落してしまっている
方が時々います。そんな時、カモにされてしまう。

 

日本が資本主義社会である以上、お金を物事から切り離すことはできません。
医師だからお金のことについて配慮しなくていいなんてことはありません。

それは結局自分自身のステージを下げ、前述のような案件の被害を蒙る羽目に
なって返ってきます。

医師もそろそろいい加減、世間の常識を取り込むべきではないでしょうか。

 

ここを乗り越えることで、僕よりも遥かに多彩なジャンルで活躍できる方は
多いと思うんですよね。なんだかんだいって優秀な方が多い業界です。

僕なんか、本当に凡庸な人間です。そんな僕でもここまでできるのですから、
真に優秀な方が本気になったらとてもではありませんが僕では敵わないはず。

 

少なくとも、騙される素地を無くす程度には医師も進歩すべきです。

 

ターゲットは拡がっています

この話、決して医師だけをターゲットにしたものではありません。以前報道が
されたデート商法も含め、低価格帯でも同じようなことが起こっています。

身を守るにはお金について詳しくなるしかない。最終的に自分の手で損得勘定
を弾き出せるようにならなければ、自分、そして家族の身は守れません。

投資が活発になればなるほど、この手の事件も増えていきます。
どうか、ご注意下さい。

 

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