サラリーマンからの脱却の日は近し。生き残るべくビジネス力も磨きます。

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諸事情により、ついに本業である医師としての仕事の中心を、実家の
診療所へと近いうち移す日が急速に近くなってまいりました。

普段からビジネスとはなんぞやという疑問について思考を続けている
僕ですが、診療所の経営こそがその原点と言えます。

医師として働くことは金儲けの手段ではありません。ビジネスと表現
すると誤解を招いてしまうと思いますが、僕はビジネスとは自ら先頭
に立って人を良い方向へ先導するための学問であると認識していて。

 

その定義からすると、医師は健康を害してしまった人、またその不安
がある人をより良い生活を送れるように医学を駆使して筋道をつける
のが役目ですから。

医師が診療をするに当たっては、ビジネス力が強くなければ適切だと
思う方向へと誘導してあげられません。結果、間違った判断をさせて
しまうかもしれない。

予防が必要な人に予防を、手術が必要な人に手術を選択させるのは、
非常に難しいんです。

勿論、正しい医学的知識と経験がベースにある必要はあります。が、
医学だけでは医療は成り立たず。

また、同じような病態であっても同じ治療が目の前の人にとって最良
であるとは限りません。

医師は総合的判断の下、最良と思うもの含めて複数のシナリオを用意
し、最良になるべく近い選択肢を選んで頂くようにリーダーシップ
発揮しなければならない。

そこで必要なのがビジネスの能力であると思っています。

ついに箱の中から出るべき時がきました。

理想を現実化する為に必要なもの

では、最良の医療を提供するために、良いビジネスを行うために必要
なのは何かというと。

まず重要なのは、USPとか、とある人はその概念を更に深めてMSPと
していますが、極々簡略に表現するならコンセプトのような。

自分自身がそうあるべきだと確信があり、そうあろうとしており、他
の人もそうあって欲しいと思える、真に欲しく、提供したいもの。

医師として成し遂げたい最大のテーマを、人に伝わる形で表現をする
のが極めて重要になります。

 

押し付けではなく能動的に自分を選んでもらえるよう、診療を受けに
行きたい、共通の目標を持ちたいと思って貰えるように。

そこがスタートです。

そうすれば、共感を得た方は自然と集まってくるでしょう。訪れた方
に対し、ぶれずに信じる医療を提供すれば、それが正しければ自然と
信頼が生まれ、医療の効果は高まっていきます。

人数が増えれば増えるほど、自分の行う医療の影響力は強くなって。
求めている最良の医療に近づいていきます。

 

医学知識だけでは、またお金の計算ばかりしていてはできない話。

持ち前の知識と経験から得た自身の強力な確信を、高いビジネス力に
よって広めてこそ、正しい診療所の経営を行っていると言えるのでは
ないでしょうか。

それさえ出来ていれば、お金なんて勝手に増えていくはずです。人間
から病気や怪我、その不安を無くすのは不可能なのですから。

医療の値段が公定価格で決められており、価値の差を数字で表せない
日本の保健医療システムでは尚更。

 

何かを為し得ようと思った時は、学んで以来常にこれを意識し続けて
いる僕ですが、診療所経営をする事になってからも変わらずに意識を
高めていこうと思っています。

 

ビジネス力とは活かす力

結局、ビジネス力以上に根元部分、人間としてのステージの高さとか、
医療で言えば医師としての能力や意識の高さとか、そういった部分が
重要であるのは間違いありません。

いくらセールスが上手でも料理の不味いレストランではリピーターが
付きません。提示された価格に相応の内容は必須です。

が、ある一定の質を安定して提供できると、今度はビジネス力の比重
が高まります。どれほど素晴らしいものでも、それが一般に理解して
貰えなければ、人は集まらない。

 

偶に、偉い先生が診療所を開業したら閑古鳥、との話があったりして、
その原因は大体がそれまでに培ってきた知識や経験、名声にあぐらを
かいてしまったこと。

今まで所属していた強力な後ろ盾がビジネス部分を担ってくれていた
からこそ、自分の優れた能力が輝いていたのだとそこで初めて知った
でしょう。

政治家だって、優れた頭脳を持っている人間が選挙で選ばれるのでは
ありません。世間への訴え方が上手な方が勝つんです。

研究者も取り組む研究の有用性を理解してもらえなければ予算を獲得
できず、いくら優秀でも世に埋もれてしまう。

 

何かを成そうとするならば、ビジネス力は非常に役立ちますし、成功
の鍵となるケースは極めて多いです。

世の中、ビジネス力「だけ」で長く売れ続けているものなど、いくら
でも存在します。化粧品だとか、水だとか。

メディアを利用したごり押し手法は、もはや白日の下に晒されている
と言っても過言ではありません。一瞬だけ流行して消えていく商品は
皆、ビジネス力だけで売り逃げられたものたちです。

 

何事においてもビジネス力を軽視すべきではありません。少なくとも
事業で成功したいとの願いを持つのであれば、自分磨きとともに身に
つけるべきではないかと思います。

僕はそれで成功し続けていますし、今後も成功に向け同じように努力
していくつもりです。

 

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