不動産投資をはじめた時のことを振り返ってみる【1】

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今日はこれまでのことを振り返ってみようと思います。

不動産投資をはじめとした様々な事業をスタートしてからもうすぐ3年。
4年目を前にして非常に難しい立ち位置に立たされることとなりました。
ここいらで初心に戻ることが、今の僕には必要な気がするんです。

 

ブログもメルマガも書いて書いて書き続けて、考え方は随分と進化した
ことは実感します。

しかし、初心忘れるべからず。

希望を持って何かを始めて、それがしっかりと長続きするのは理想的。
ですが上手く続けられていることに安堵してしまうと、徐々に保守的な
スタンスへと移行してしまう。

ビジネスは、常に挑戦的でなければいけないと感じます。それは奇抜な
ことをやらなければいけないということではなく、厳しい目線で自分や
環境を客観視するべきである、と。

保守的となってしまうと、現在成功していることが「正しいことである」
との意識が強くなりすぎる。

結果として今の自分とその現状を緩い目で見てしまうことになり。環境
の変化に弱くなるなどの悪影響があります。

 

サラリーマンだけをするのであればそれでいいのですが、少なくとも僕
はそうではありません。

常に挑戦的な思考でなくては、自分だけの力で何十年とビジネスを維持
していくことはできない。

多くの人間が支えている大きな企業とは違うんです。

 

そんな訳で色々と昔を思い出しつつ思考をめぐらせていこうと思います。

昔のことを思い出してみます。

記憶は時の流れで薄れるもの

僕が不動産投資をしようと思った最大のきっかけは、妻が所有していた
投資用ワンルームマンションの告白を受けたことでした。

新築ワンルームマンションといえば、お分かりですよね。税金対策に、
とか返済が終わればマンションが残るんです、とかそういった甘い話を
伝えて買わせる類のあれです。

 

病院には医師を狙って何とか連絡を取り、このような投資用マンション
を買わせようとする輩が大勢います。今でもしょっちゅう身分を明らか
にしない電話が掛かってきます。

そのような経験を多数持っていた為、不動産投資をまるで知らなかった
僕でも「勧誘電話をしてくるような投資用マンションなど、購入しては
いけない」と直感的に理解していました。

実家にも掛かってきていましたしね、マンション購入の勧誘電話。

 

持っていることを知ったのは結婚後です。存在を知った当初は、単純に
老後のために買っただけと言われていたのであまり関知していなかった
のですが。

その後しばらくして告白を受けた衝撃の事実が、実は当時キャッシング
による借金があり、返済をどうしようか悩んでいたところ。

ワンルームマンションを購入してくれたら借金返済する分のキャッシュ
バックをするよとの甘い言葉につられて更なる借金を組んでしまった、
との面白い話を泣きながらされたのでした。(笑)

 

実は完璧にこのあたりの流れを忘れていましたので、過去記事を漁って
自分の書いた記事を読み直してきました。

やっぱり時々振り返るようにしないと、記憶は薄れていきますね。また、
このようにしっかりと記録を取っておくことの大切さも実感しました。

これだけでも、ブログをやっていてよかったです。

 

人生が変わった瞬間

で、確か当時の僕の心境はこうでした。

ここで妻をたしなめたところで妻を傷つけることにしかならないだろう。
これだけ泣いているし、まずは慰めなければ。

ただ普通に「大丈夫だよ」とか「気にしないで」とか「二人で頑張ろう」
などと慰めるだけでは具体性も説得力もまるでない。

しかもせっかくこんな普通でない状況となったのだから、普通の手段で
解決を図っても恐らく少し金を失うだけで面白くない

 

ええ、こんな感じだったと思います。結果として出てきた慰め。それが、
「これが人生を変えるかもしれないよ」という言葉でした。

当時も漠然と、返済などが経費となって所得を圧縮し、赤字であっても
節税となる仕組みであることは知っていました。

と同時に、赤字になっていては使えるお金も減ってしまうから、大して
意味ないだろうとも理解をしていました。

 

そこで思いついたのが、どうにかして妻の投資用ワンルームマンション
の返済などを僕の税金の圧縮に使えないのだろうか、との考え。

専業主婦で収入のない妻には、経費計上による税金圧縮効果はまったく
意味がないものでしたので。

直接的には困難であることはすぐ分かりました。所有者が妻である以上、
主体が妻であることを変えることはできない。所有権の移転にもお金が
掛かってしまう、と。

 

ですが、諦めの悪い僕は次の考えに移行しました。

世の中、不動産で稼いで悠々自適の生活をしている人はごまんといる。
稼げなければ誰も、住宅賃貸なんて商売をやるはずがない。お金を生む
からくりが何かあるはずだ。

まずは不動産投資について理解を深めてみよう。

そうして、サイコ大家氏の書いた書籍に出会い、何度も繰り返して読み、
全体像のイメージを掴むことができました。

 

僕の出した答えは。

僕が事業を行って収益を上げその利益から妻に給与を払う。そうすれば
妻は自分の所得から返済をすることになり所有ワンルームマンションの
返済負担は実質的に減る。間接的に節税効果を得られる訳です。

二つの段階を経て問題の投資用ワンルームマンションを最大限活用する
こと、でした。

 

それほどまでに、僕は妻を苦しみから解放してあげたかったんです。

 

続きます。

 

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