日本は本当に若者にとって将来に希望を持てないのか

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いつも応援ありがとうございます。



 

今日はだいぶ脱線したことを書いてみようかなと思います。

まず、このニュース記事をお読み下さい。

「将来に希望」日本最低=7カ国の若者比較―内閣府調査

 

僕は30代半ばですからもう若者の範疇には入らず、かといって
年寄りと言われることもない微妙な年代ですので、この手の話に
どこまで割って入っていいものかと思いますが。

だからこそ、この問題を解決できるのは自分の世代である、自分が
悩める若者に身をもって道を示さなければいけないと思いましたの
ちょっと私見を述べてみようかなと思った次第です。

僕が不動産投資をしている理由の根本にも関わる部分ですので、
あながち脱線でもないのかもしれません。

 

『今の若者像』

アンケートの結果については、日本の場合おそらく国民性でネガティブな
意見が強くなってしまっている部分もあるかもしれません。

が、若者が未来に期待を持ちにくい社会構造になってしまっているのは
その通りだと思います。

そこは是非とも政府に改革を、いえ意見を出して欲しいと僕も考えます。

日本政府はよく批判されてはいますが、実は政府もそうしようと
構造改革に着手していることも、政府の動向を先の先まで読むと
薄っすらですが感じないこともありません。

 

雇用問題なんかそうですよね。

政府の考え方としては非正規雇用を増やし、企業が解雇をしやすい体制を
創り出したい。そうすれば雇用もしやすくなり企業の経営も安定するし、
中途採用も増え今より再チャレンジをしやすい社会になる。

そもそも正規雇用、正社員なんて考え方が日本独特のものであり、
かつてはそれが日本の強みであったが世界が短になった今となっては
競争力を落とす原因となっているからやめるべきだ。

少なくとも今の政権はそんな考えであるように思います。

 

長いこと「生涯雇用」に慣れきってしまった日本人は社会に立場を守られる
環境が当然だと思い込んでしまった。

先達と同じように学校に通って、同じように就職をしておけば、同じように
ある程度裕福な生活をして、経済的に安定をした人生が送れるはずだ、と。

いえ、自分たちも同じような人生を歩む権利があるはずだ、と。

 

それが全くの幻想であることに気がついていてもそこにしがみつくこと
しかできない弱い存在。それが「今の若者像」本来の姿です。

 

利権に群がる政治家を批判していませんか?

これはあくまで一つの視点から表現をしただけ。今の若者もそんな単純な
ものではありません。人間を一人理解するにも一生掛けて為し得ないのに
それを「今の若者」なんて言葉で一括りにはできません。

レッテル貼りは僕が最も嫌いな行為ですからあまりこのような話は避けて
いたのですが、思うところがあって話題にしています。

あくまで「一部の若者」にそのような「傾向」を感じる、程度に思って
頂けると幸いです。

 

思うところとは何かというと、ネットによる無秩序の集団意思です。

冒頭のニュース記事にはコメント欄があり、政治への批判が多数書き込み
されています。そこには多くの賛同も得られている。

あくまでこれは「ヤフコメ民」と呼ばれている一部の方々の意見に過ぎず、
そこにも組織立った統一見解があるわけではありませんから、政治家に
とっては気に留めるべき存在ではないかもしれません。

ネットにも扇動家は混じっていますからそれは正しいと思います。

 

しかし当事者の若者にとっては無視できない意見。物心がついた頃から
ネットがあった世代にとっては、ネットの意見には強い共感を覚えやすい。

そこにはいつのまにか集団意思としての「今の若者」が出来上がっている。

そのうちに自分たちも過去の人々のように良い生活をさせろ、権利をよこせ
といった想いが個人の中で強まり、しかしそれが叶わないことは理解をして
いるため、ネガティブな思考を形成してしまっている。

そんな「ネットの意思」蝕まれ、本当の自分の人生を見失ってしまった
若者が相当数いるのではないかと感じます。

 

自分の可能性を忘れ、権利に依存しようとするその姿。

よく批判されている「利権に群がる政治家」にそっくりです。

苛酷な環境でも自分で安全な場所を作るのが生き物の本能です。

人間には変化に適応する能力が備わっているはず

時代は変わるもの。

とても安全で生活をしやすい時代に生きている人もいれば、戦国の乱世の
ようにいつ死ぬともしれない時代を生きている人もいます。

生まれた時代がいつであろうとそれを覆すことはできません。

 

時代は思ったよりも短期間で変わります。日本において「正社員」となり
一生会社勤めで安定した収入を得られる時代は終わりを迎えつつあります。

経済的な安定性を一企業に求める時代ではなくなった。それだけです。

その流れを覆そうとするならそれもいいでしょう。選挙に出て、当選し、
仲間を増やし、新たな与党を作り上げればいい。

 

それができなければ?

 

季節が秋から冬へと変わりつつあるのに夏服のままで「寒い、寒い」と
文句を言っている人が、早く暖かい季節になれと喚いています。
あなたの目にはどう映るでしょうか。

肝臓が悪くてこれ以上お酒を飲むと命が無いと言われているのにお酒を
やめる事ができない人が、病院で一発で病気が治る薬を出せと騒いで
います。あなたはどう感じるでしょうか。

 

「生活が苦しい、もっと優遇してくれ」と言うのは自由です。

しかし苦しいと思いながら隣の芝生を羨み、苦しい思いをし続けるのは
とても不幸ではないでしょうか。

苦しい思いをしている今こそ、自分の可能性を信じて努力をするべき時期
ではないでしょうか?

 

安全な環境作りは自分自身の役目

ネットの意思に思考を侵され過ぎてしまうと、ちゃんと努力ができるはずの
人まで、利権にしがみつく政治家のような思考に変化してしまいます。

それはとても不幸なことです。

意見を言うのはとても良いこと。コメントを書いたり、問題提起ができる
人はとても優れています。自分が思い描く未来はそうあるべきだ、と意思を
伝えることができるのですから。

 

ですがそれに同調するだけで自分の意見を言わず、かといって自分を変える
努力もしないのは、どうでしょう。

僕であれば、そうはなりたくありません。

 

僕は社会に依存していた収入構造を変えるべく、不動産投資を始めたり
他に事業を始めたりしました。

わずか2年で実りが得られ、今後はより大きな収入を得ることができそうです。

 

安全な環境が得られない社会となってしまったのであれば、安全な環境を
自分で創り上げる。当たり前のことです。

カモノハシが水の中に巣の出入り口を隠すように。

 

おそらくこの記事を読んでいる方はほとんど該当されていないと思いますが。
もしも心当たりがありましたら、一度冷静になって目を覚ましましょう。

頑張っている若者を僕は大勢知っています。
頑張る人にとって、日本ほど良い国はありません。

自分に自信を持つことがはじめの一歩、です。

そして願わくば、次の世代にとって将来に希望の持てる日本となるような
好影響を与えられる存在となるべく、共に努力をしようではありませんか。

 

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