既存の価値観に縛られるのは自らの価値を落とし、収入を目減りさせる。

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こんにちは、きりのきです。

とにかく暑い。今言いたい事は、これに尽きます。以上、終わり。

 

……という訳にもいきません。暑くても頑張って通勤をしなければいけない。
サラリーマンのしんどいところです。

ですが、暑かろうが寒かろうが、外に出て仕事をしている方々はいくらでも
いるのが現実。建物内の空調の効いた中でしごとができるだけでも職場環境
は恵まれている方でしょう。

農家の方々が普段どれほど重労働をされているかを思えば、通勤程度で音を
上げている場合ではありません。

 

最近は、肉体労働を中心とした「きつい仕事」が避けられる傾向にあります。
昔は生きるために働かなければいけませんでしたから、仕事があれば何でも
やる、やらざるを得ないことも多かったでしょう。

ただ、昨今は仕事に対する価値観が随分と変わってきたようで。

仕事は人生を豊かにする為のお金を得る手段に過ぎず、やらなくていいなら
やりたくない、と考える人が増えている様子。

それ自体はもちろん、一つの考え方だと思います。不動産投資に興味がある
人であれば一度は考えた経験があるであろうアーリーリタイアも、価値観が
似ている考え方ではないでしょうか。

 

ただ、価値観が変わってきたのは決して労働者側に限ったものではないよう
で。

自分や周囲、つまり被雇用者側ばかりを見ているからか、雇用者側、企業側
の労働者に求める価値観が変化している事実に気が付かず、不条理を感じて
いる方も少なくない様子。

自分は努力しているのに、多くを求めていないのに何故こんな目に、と。

 

僕は一般に言う「就職活動」をした事がありませんが、内情には興味があり
ネットで色々と耳年増をしていて。

「まとめサイト」なんかを読んでみたり、企業の平均年収を調べてみたりと
自分なりに研究しています。

そこで実感するのが、いわゆる「大卒」という概念が随分と価値の低いもの
となってきているのだな、という事実。

そして、年収の低さ、待遇の悪さ、将来への悲観を抱えている人の多くは、
古い価値観から抜け出せていないのだな、との憶測を得ました。

価値観に縛られるのは自分の首を絞めているのと同じこと

数が増えると価値が薄まるのは世の道理

東大をはじめとした超難関大学であればまだまだ価値のある肩書きであると
思います。

少なくとも超難関大学に入学をするための能力がありますよ、努力を積んで
きましたよ、との証明になるからです。

例えば東大へは毎年3,000人あまりが入学するようですが、同学年が100万人
いるとすれば上位0.3%(細かい学部差除く)に入る学力がある、とイメージ
をされてもおかしくありません。

実際の能力はともかくとして、その肩書きには価値を感じます。

 

昔は「東大卒」が「国立大卒」であってもそれなりに価値がありましたが、
今の時代はそうでもないようで。

ただ国立大学を卒業して就職したサラリーマンよりも、高専卒で専門資格と
スキルを持つ人の方が若くして年収が上がりやすい例も少なくない。

電気関連の資格など、下手な会社員よりもずっと年収が高いようですね。

 

あるまとめサイトの記事で、それが「おかしい」と書いている人がいました。
高専卒が国立大学卒よりも収入が高いなんておかしい、と。

景気の問題や日本特有の労働事情など、国レベルで改善が望まれていること
も多々ありますので、気持ちは分からないでもないのですが。

結局、社会が変化して「大卒」の価値が下がってしまったのに気が付けず、
変わろうと努力をしてこなかった自分自身に問題があるのは明らかでした。

大卒の価値を落としてしまったのも自分たちである事にも気が付かずに。

 

結局、大卒の数が増えすぎたからこそ価値が薄まってしまったんでしょう。
単に大卒であるだけでは、就職はできても収入は上がらない。

もし収入を上げたいと考えるならば、社会や企業を変えられないのなら自分
が変わるしかありません。

ただ「大卒」であるだけでなく、そこに付加価値をつけなければいけない。
自分を高く売るためのビジネスをしなければいけない時代がついに日本にも
訪れた、と。

 

価値の変化に対応する

価値の変化は、環境の変化価値観の変化のどちらか、あるいは両方により
起こると僕は考えています。

大卒の収入が下がったのは前者が主、専門資格者の収入が上がったのは両方
でしょうか。

一つ言えるのは、どちらであっても個人の力で価値観の変化の流れを変える
のは不可能である現実。対応するには自分が変わるしかありません。

 

今、日本では非常に大きな価値の変化が起こっています。誰もがニュースで
聞いているでしょう。円安、です。

円が大量に市場へと供給されているために円の価値が下がっている。日本の
中だけで過ごしている分には、円の変動ほどに影響は受けませんが、無視を
できるほど小さな変化ではなく。

私たちが所有する資産の「価値を保全」したいならば、自分が変化に対応を
しなければいけない。

 

2014年末から僕が主張してきたこと、覚えているでしょうか。

2015年は「対応する年」になる、と。

 

価値の変化は今後も次々と起こります。中国の株価が暴落するのもその一環
に過ぎません。

日銀がインフレ率を高める努力を続けている以上、日本円を抱える私たちは
対応をしていかなければ、資産を増やすどころか目減りをしていく一方で。

それとともに自分自身の価値も毀損されるばかりで。

政府や日銀の政策変化、市場の動向、身の回りの物価の変化などに目を配り、
資産を守り、増やしていくよう自分が変わっていかなければ、家族どころか
自分の人生の安寧すら失いかねません。

 

僕も、そろりそろりと慎重に、変化に対応すべく歩んでいます。せっかく僕
の記事をお読み頂けているのですから、なぜそうしているのか、今後はどう
すべきか、僕の考えが伝わると幸いです。

2015年もとうに半分過ぎています。対応するためのラストチャンスは近い。

信じて下さる方だけで構いません。共に良き変化し「進化」をしましょう。
その先には、明るい日本が見えてくるのですから。

 

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