給与圧縮、金利引き下げ、信用拡大

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来週から、2019年度が始まります。とはいっても、僕自身には
何もキリ良いところはありませんで、平常運転です。

せいぜい確定申告がようやく終わって、4月からまた頑張ろうと
いう程度。医療法人もその他の法人も決算期は別の月なので。

 

その確定申告ですが、今年は還付でした。約80万円程の還付金を
受け取りまして、何となく余裕ができました。還付金は生活口座
で受け取ったため、少しお金が増えた気分が味わえます。

不動産投資用の口座にはまだ十分なお金がありますから、本当に
追い込まれているわけではありませんけれども、昨年は高額納税
にずっと苦しめられていましたので大変でした。

今年から個人の所得が抑制される(本業である医師としての給与
が大幅に減る)予定ですからどこまで行っても楽はできなさそう
ではありますが、払いも少なければ手元資金で何とかなります。

そろそろ、個人の資金ではいったん楽をしたって罰は当たらない
でしょう。その代わり、金銭リスクは医療法人で背負います。

 

さて、個人所得が減るということは、チャンス到来です。

何のチャンスかというと、個人の収入を増やすチャンス

 

言っている意味が矛盾しているように感じるかもしれませんが、
言葉通りの内容です。

収入源はひとつではありません。不動産投資からの家賃収入が、
僕を支えています。

これまでは給与所得もあって、不動産所得が多くなっても税金が
増える一方で得るものは少なかったのです。

しかし、給与所得が減れば話は違います。多少利益が多くなった
としても、累進課税の高いところは回避可能です。

 

今のところ、2015年に改正された所得税の最高税率45%までは
届いた経験はありませんが、一つ下の段階、つまり40%の税率
に到達はしてしまっていました。

それによる税金の急騰には本当にうんざりで、苦労しました。

それもあって、これ以上利益を増やしたいとは微塵も思わないで
いたのですが、給与所得が減ることで開放されました。

偶然な面もありますが、全ての行動が上手くかみ合っていて大変
良い状況となっています。

還付金はいつでも、ボーナスを貰ったようで嬉しいですね。

借り換えで個人収入を補填

そんな状況であることもあって、今年は借り換えをする方向へと
動きました。

動きましたと過去形なのは、もう既に借り換えするのが決まって
いるため。

金利も決まっていて、0.9%とようやく1%を切るところまでいく
事が出来ました。

 

うまくやっている他の大家さん方は、とっくの昔に低金利で多額
の融資を受けているはずですから、あまり自慢できる話ではない
のですけれども、個人的には感慨深い。

尚、医療法人の方で受けている融資はこれよりもだいぶ低い金利
設定になっていて、改めて医療事業への信用の高さにはびっくり
します。

 

借り換えに経費が掛かり、その分をどうも上乗せして融資をする
形にしてくれているようですので(個人的には手出しで出しても
何の問題もなかったのですが)、ほんの少し融資総額が増えます。

それでも月々の返済金額は10万円以上減ります。減るのは金利の
部分ばかりですので、年間120万円以上の増益となりますね。

年収が多すぎると、そこに乗る税金が大きすぎ苦労して借り換え
をしてもメリットが薄く、頑張る気になれません。

が、今年は収入が大きく減るタイミングで、先々の微調整も可能
な身分になりますから、躊躇せず借り換えを行えます。

 

その他にも借り換えをする動機がいくつか重なり、また借り換え
の手間も金融機関側がそのほとんどを背負ってくれる形になった
のも大きい。

実のところ、今回の借り換えに当たって僕がしたことと言えば、
資料を少し用意した事と何度か金融機関と相談した事だけ。

資料や金融機関との相談も、医療法人の融資の調整をしている際
に同時進行で行ったので、手間はほぼ掛かっていません。

 

忙しい中でも、この程度までであればうまく立ち回れるのを証明
できたようで、少し嬉しくもあります。

 

これからの立ち回り

これまでは、給与収入は自分のもの、収益不動産も個人の所有、
という状況で、なかなか自分から所得を分散するに苦しいところ
がありました。

一応他にも法人を持っていますので、ある程度は分散できていた
のですが、あくまで少額です。せいぜいが税金がかからない範囲
での分散しかできませんでした。

これからは、自分の給与所得のところを抑えて他へと分散できる
ようになりますので、節税対策の立ち回りは随分とやりやすい形
になっています。

 

しかしそれ以上に、医療法人の資産を増やし信用力を高める方向
へ力を入れようと考えています。余力を医療法人に多めに持たせ、
力を蓄えよう、というわけです。

個人の収入はほどほどに、税金負担がきつくならない程度に抑制
する形ですね。その分、医療法人に課せられる税金が増える恐れ
もありますが、それは仕方ない。個人で持つよりはマシ、です。

 

節税対策で最も効果が高いのは、分散です。分散先をいくつ用意
できるかが最大のポイント。

だからこそ、一法人一物件のスキームが流行していたのですが、
最近はそこに含まれていたリスクが表に出てきまして。

不動産投資だけでは、なかなか分散しきれずに手元にお金を残し
にくい時代がやってきています。無理に節税をしようとして信用
を落としてしまっては、それ以上に他で損をするだけ。

 

そんな時代だからこそ、徹底して信用度を高める方向性へと転換
をするべきでしょう。個人でも法人でもいいので。

あまり「スキーム」と言われるものに頼り切りにならないよう、
ある程度は税金を納めるという意識も必要かもしれません。

結局、事業が上手くいくかどうか、が全てです。節税、税金対策
にばかり気を取られず、求められる事業を行っていくよう心掛け
ていこうと思います。

 

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