2018年度の始まり。期待と不安、どちらが大きい?

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こんにちは、きりのきです。

年を明けてからの3か月というのはあっという間です。冬はとても
長く感じましたが、すっかり桜も咲いて景色が鮮やかになりました。

4月から新生活だという方も多くいらっしゃると思いますし、周囲
の環境が全く変わっていないほうが珍しいくらいでしょう。

僕も類に漏れず、職場の環境が変化しています。入退職や人事異動
で、どこへ行っても違った環境になっていて、慣れるまでにはもう
少し時間を必要としそうです。

 

こうした変化には、不安も同時に感じますよね。この先どうなるの
だろうか、大丈夫なのか、と。これまで問題がなかったのになんで
変える必要があったのだろうか、と。

僕も、人事異動は本当に必要なのかどうか分かりません。退職者が
出るのは致し方ないですし、昇進人事もあるでしょうから微調整を
要するのは致し方ないとは思いますが。

 

ただ、変化を起こすのは必要なことだろうとは感じます。何の変化
もない環境にいると、人間は安心しきってしまって「変わらない事
が当たり前」になってしまう。

緊張感を失うと危機対応時に影響が出ます。また、じわじわと悪化
していく事態に気がつかなかったり、やってきたチャンスにも気が
つかなかったり。

経営者としては職場をそうした環境にしてしまうのが嫌なのだろう、
と解釈しています。多少のパフォーマンスを犠牲にしてでも変化を
強制的にもたらし、緊張感を取り戻させようと。

 

仕事効率的には悪くなりますので、僕はなるべく人事異動をせずに
済むような環境作りをしたいとは思っていますが、そうなると風を
入れ替えるにはどのようなアイデアを実行すべきか。

悩みどころですね。まあその辺はまだ時間もありますのでじっくり
考えようかと思います。

その前に、自分自身に起きた変化に対処していかなければ。

進むには期待もあり、不安もあり。

一斉退去のタイミング

というのも、4年前に入居して頂いた学生さんがついに卒業を迎え、
退去していきました。

残っている方もいて(大学院に進学したのでしょう)想定より随分
と退去が少なく、少し余裕はできましたが、安心してはいられない。

入退去に相当なお金を要します。修繕費と広告費だけでかなりの額
になってしまいますから。

 

入退去ごとに報告を貰う形としているわけではありませんので現在
の状況をリアルタイムでは知らないのですが、緊張感を持って対処
していかなければいけないのは間違いない。

資金的には問題ないとは思いつつも、納税資金で一部拝借しました
ので余裕もあまりありません。

2018年の年度初めは、僕の人生における最大の分岐点となるだろう
と考えています。その一つが、この大学生の入れ替えです。

 

一応予定としては、引き続き学生に絞らずに入居を集めていこうか
な、と。学生に絞るとどうしても退去が集中しますので、4年ごと
にこうした大変な時期がやってきます。

ぼちぼちと退去が発生する分にはその度ごとに入れていけばよく、
誰でも冷静に対処していけるはずです。

空室が増えて焦る気持ちが高まると、必要のない譲歩をしてしまう
ことに繋がります。急激な変化は不安を強くするものです。

 

いかにそうした不安に打ち勝っていくか、も事業経営には重要な話
であり、しかし一概にこうすればよい、というものでもないため、
僕も明確な解答を持っていません。

一つ言えるのは、変化に常日頃から慣れておくのが極めて大切だと
いうこと。

平穏とは当たり前ではないのだ、と明確に理解しておくのが第一で
あると僕は感じます。

前述の経営者の理論を自分自身にも当てはめておけば、不安により
自分を曲げたりせずともよくなるケースは少なくなる。

 

人に求めるなら、自分もそうあるのはそれこそ「当たり前」です。

 

自分に「期待」して

しかし、そんな「不安な状況」をできる限り作らないよう自ら変化
していくのが、安定した経営にはとても重要ではないかと感じます。

学生向けの物件を学生に依存せずともよい物件へと変化させるのは
そうした努力の一環です。自分が変わりたくないならば、他を変化
させてしまえばよいという発想。

それは自分自身を変質させているのに他なりませんが、受動的変化
と能動的変化ではまた大きく意味が違ってきます。

 

受動的変化では「不安」が強まるのに対し、能動的変化では「期待」
が強まります。不安がなくはありませんが、期待の方が強くなる。

期待を強く持てば考え方はポジティブになり自分自身をより能動的
に変化させられるようになっていく。

その過程で、柔軟で且つ高い能力が育まれていくのだ、と僕は信じ、
行動しています。

 

これは労働者としての立場であっても適用されます。今いる職場に
慣れ、学べる事が少なくなって、他ももっと知りたいと感じた時に、
自分からより適した職場を探しに動く。

キャリア形成はそうした能動性から構築されていくものではないで
しょうか。職場探しを外に求めてしまうと日本では評価が下がって
しまうのが困りものですけれども。

ですが社内でだってそれはできるはず。己から新たな学びを得よう
とする態度はきっと経営者の目に留まりますし、そもそも自分の力
となって結果が還ってきます。

 

4月から変化した環境にどのような対処をしていくか。不安が強い
か期待が強いかは自分の気持ち次第。

不安を期待へと変えていけるよう、早速努力を始めましょう。

 

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