責任感の強い人ほど不動産投資に向いている理由

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こんにちは、きりのきです。

6月ですね。僕は暑いのが苦手なので、段々と夏が近づいてきているのが
いやな感じです。毎年のことですが、どうしても慣れない。

そして6月というと祝日がありません。完全暦通りの生活をしている僕は
祝日が無いと連休もないので、体力的にもきつい月。

ここから8月まで自分にとっては苦手な時期に入ります。週6日の労働を
していますから、暑さと休みの少なさで徐々に疲労が溜まっていきます。

 

7月に入ると身体がきつくなるのはわかっていますから、今月中にやる事を
やってしまって落ち着いた夏を過ごしたいところです。

やることが何かといえば、手持ち不動産のこと。

 

今、大事なプロジェクトを進行中です。それとともにほんの少しできて
しまった空室を埋める作業にも入っています。

僕が直接的に動かなければいけない部分は少ないのですが、おまかせとは
言っても僕の物件であり僕の事業ですから情報収集、現状把握、問題解決、
経営改善の責務は自分にあります。当たり前です。

頑張れなかった分は損失となって僕の元に返ってくるんですから、
端的に言えば「やるしかない」。

苦手な夏場で焦ることにならないように、全ての問題を解決するべく
力を入れています。

猫のような警戒感が欲しいところです。

後悔していても上手くいっているふりをする人々

僕のブログなどをお読み頂いている方には釈迦に説法ですのであんまり
話題にはしていませんでしたが、やっぱりいらっしゃるんですよね。

先に書いたような当たり前の意識を持たずに儲かると思って不動産投資に
興味を持ってしまう方。

投資を始めようとするだけで踏み止まることができればいいのですが、
興奮覚めやらぬまま購入まで突っ走ってしまう方が結構な割合でいたり
するのが怖いところ。

 

環境の問題もあるのだと思います。区分マンションを含めれば、収益不動産を
所有している人は想像よりも多い。

会社の同僚が賃貸マンションを持っている、なんてよくある話だと思います。

 

収益不動産を所有されている方はたとえ失敗したと思っていても知人に対して
失敗したなんて素振りは決して見せません。

投資不動産会社に騙されちゃって、なんて恥ずかしくて言えませんし、下手に
上司の耳なんかに入ってしまえば問題にされかねない。

融資返済で持ち出しが出ていてせいぜいトントンだったとしても多くは語らず、
マンションのおかげで税金が還付されているよと余裕ある振りをするもの。

 

それも不動産投資について何も知らない人の目には羨ましいものに映ります。

労働力を売ってお金を得るしかないサラリーマンにとっては不労所得だとか
節税だとかはとても羨ましく見えてしまう。

よく聞く噂話はマンションを買って大損して破産、なんてストーリーですが
実際は破産なんてしていないし、不動産投資が楽して儲かるって本当だったり
するんじゃないかと思い込んでしまってもおかしくない。

 

かくしてあいつが持っているんだからと気軽に区分マンションを購入してしまい、
しばらくしてから現実を知ることになる、と。

同僚は失敗したと思っていてもそれを教えてくれませんから、ストッパーが
いないんです。自己防衛するしか悪魔の誘惑を回避する方法はありません。

 

優良案件も意識ひとつで不良債権に

区分マンションの場合(特に都心の新築などをフルローン、オーバーローンで
売っているようなもの)は大概物件自体がダメでアウトですが。

1棟ものでそれなりに優良な物件であっても、自分で評価し、理解し、問題解決を
図ろうとする努力をする気がないともっと痛い目に遭います。

 

物件の評価を他人任せにしていると、大体ネガティブな意見が出てしまうでしょう。
だって自分が薦めたのに失敗したら嫌ですから。

人の失敗の責任を押し付けられることほど嫌なことはありません。

評価を他人任せにしてしまう場合、要するに理解不足の場合、収益不動産を買うに
至らず機会損失をし続けることになります。

 

それ以上に不味いのは、何かの拍子にひょいっと購入までの壁を越えてしまう方。
意識の低いまま1棟マンションを購入し、理解不十分のまま、自分がやるべきことを
知らないままに経営をすることになるのは、大変に不幸です。

購入から1年程度はまだいいのですが、時間が経って収益性が悪くなり始めると
ようやく不穏な空気を感じ始め、問題が大きくなって初めて危険を察知する。

焦り始めてしまうとろくに勉強もできません。どうしていいか分からずに損失は
拡大し、取り返しのつかない事態に陥ってしまう。

自己破産までいくのはレアケースと思いますが、残った融資にがんじがらめに
されてしまい長い間苦しい生活を余儀なくされるなんて想像もしたくない。

 

不動産投資に対する意識、いえお金を稼ぐということに対する意識さえしっかりと
現実を見据えておくことができれば、これは容易に防ぐことができます。

その意識はビジネスの原理原則そのもの。

不動産投資をしたい方は、まずは自分はビジネスをやるんだとの意識を明確にする
ことから始めるべきだと僕は確信をしています。

何度も繰り返して言い続けていることですが、何度言っても足りません。

 

自分の身は自分で守る他はない

何も自分で何でもやりなさい、ということではありません。
むしろ、現場のことはプロに任せた方がいいと思います。

餅は餅屋、プロの知識、経験とプロの能力ほど頼りになるものはない。

 

ですが、プロはあくまで自分の領域の仕事をこなすだけ。それ以外の部分まで
面倒を見てくれたりはしません。

それぞれのプロが自分の柱を建てることはできても、全体のバランスを把握し
微調整をすることができるのは自分自身だけ。

そのバランスに最終的なゴーサインをだすのも自分です。そこだけは決して
放棄をしてはいけない。造った建物が傾く原因は自分にあります。

 

常にビジネス意識を高めましょう。意識が高まったら次は行動で示すべきです。

お金を稼ぐことは案外簡単なものですが、あくまでそれはそのお金を稼ぐことが
できるステージまで自分を高めることができた場合に限ります。

いかに不動産投資が他のビジネスよりも楽に、安全に、多額のお金を稼ぎ出す
ことのできる最強のビジネスであっても。

自分自身がそれに見合う成長をすることができていなければ、諸刃の剣でしか
ありません。

 

自分のビジネスに責任を持ちましょう。何、決して難しいことではありません。

太らないようにカロリー制限を、肝臓を悪くしないようにアルコール制限を、
血圧のために塩分制限をするのと同じように。

自分の利益を守るために全体を見渡し、チェックする癖をつけるだけです。

 

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