ビジネス力を高める事は自己実現の手段でもあり

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僕がビジネスを学び、実践して自分を高めようと努力をしているのは、
実のところ医療のためでもあったりします。

医療で金儲けするためとか、そういう意味ではありません。医は算術、
なんて使い古された揶揄をされるような脇の甘い人間ではなく。

 

そもそも僕が不動産投資や事業からもお金を稼ごうとしているのは、
自分の信じる医療をお金なんてものに振り回されずに適切に行いたい
との理由もありますので。

医療で金儲けがどう、との批判は全く当たりません。

もちろんその上で大きな利益を上げられたとしたら、この上ないほど
嬉しい事でもありますけどね。それだけ僕を必要としてくれた方々が
たくさんいたのだ、との結果ですから。

 

それはともかく。

本当に自分のやりたい医療をする上では、高いビジネスの能力が必須
です。これは僕に限らず、医師なら誰にでも言える話。

医療を受ける側として、感じた経験はありませんか? 医師が不親切
であるとか、説明が良く分からないとか、適切な診療、治療を受けて
いるのか分からない、とか。

 

医療をする側にとっても、薦めたい検査や治療があってもデメリット
やお金の負担を伴うためにうまく説得できず、最終的に良くない結果
へと繋がってしまった経験はあるかと思います。

僕もたくさん経験してきましたし、まだまだ未熟で学ぶべきはいくら
でもあるな、と日々感じています。

これはまさしく、医療者にビジネスの力が不足しているから起こって
いるといって間違いありません。

恐竜にとっては骨折は死と同義だったのではないでしょうか。

『3つのもらう』

ビジネスとは「必要性を感じてもらい、提案を理解してもらい、お金
を払ってもらう」に集約されます。この3つの『もらう』をクリアして
初めてビジネスは成立します。

では医療はどうでしょうか。

「治療(検査)の必要性を感じてもらい、治療(検査)の内容を理解
してもらい、お金を払って医療を受けてもらう」です。

ビジネスの『3つのもらう』と同じだと思いませんか?

 

手術を受けてもらうためには、患者さんが今どのような状態であるか、
放置すれば今後どうなるのか、どのような治療法があるのか、手術を
なぜ必要とするのか、どんなメリット・デメリットがあるのか。

その他どの程度の入院期間となるのか、手術後はどうなっていくのか、
全部でどれほどのお金が掛かるのか。

専門家でも、限られた時間の中で全てを説明しきるのは難しいほどに
複雑な内容を理解してもらった上で、手術を受けてもらえるよう先導
をしなければいけません。

 

これがまた難しい。太ももの大きな骨の骨折など、目にも分かり易い
症例ならばともかく、命に関わらないけれど悩みを解決したいなんて
場合、手術をせずともある程度の結果は残せるわけで。

明確に「手術を受けた方が良い」と断言できるケースはそこまで多く
ありません。

が、病院によっては手術件数を増やすように上層部から圧力があって
致し方なく、とか自分のキャリアのために、などの理由で中途半端
しか『3つのもらう』を遂行しなかったがために。

後々トラブルになるような事件は後を絶ちません。

 

また、一番ビジネス力が試されるのは「予防医療」です。

病気の予防をしてもらう対象は、今の生活に特別困っていない方々が
ほとんど。そのような方にわざわざお金と手間を使わせて病気の予防
をしてもらうのは本当に大変です。

血圧や中性脂肪、コレステロールといった一部の生活習慣病は、長年
の国が強く関わった啓発活動により、問題があるとの検査結果が出た
だけで「病気」であると意識してもらいやすい環境にありますが。

そもそも高血圧や高脂血症の治療とは本来は治療ではなく、その後に
起こりやすい脳出血、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を予防するための
もの。

何の知識もない方に、血圧が高いから薬を飲みましょうといっても、
血圧が多少高くとも全く何も困っていないのですから暖簾に腕押し。

極めて高いビジネス力を持たなければ、大勢の方に予防医療を受けて
頂くことはできません。

 

ビジネス力を高め予防医療を推進したい

僕が実現したいと考えている医療の一つは、骨折の予防、運動器疾患
の予防、です。

高齢者人口が今後20年は増え続ける中、整形外科医として、また国の
将来を憂う一人の人間として高齢者の骨折予防、運動器疾患予防ほど
重要な事案はないと確信しています。

医療費を引き下げるにも極めて効果的ですので、日本の方針としても
理に適っている。

健康日本21(第二次)のメインの一つとしても掲げられていますね。

 

しかし、直接的にかつ瞬間的に死に直結をする心筋梗塞などの病気を
予防するのと違って、間接的にかつゆっくりと命を蝕む病の予防意識
を高めるのは、前述のように容易ではなく。

それでも絶対に必要であり、なおかつそれが多くの方々の幸福追求に
繋がるとの確信があるからこそ、医師であり本来のビジネスとは遠い
存在の僕ですが、ビジネス力をつけなければと決心した次第。

 

ビジネス力を必要とするのは、医療だけではありません。家庭円満も、
子供の教育も、その他あらゆる社会的な場で、自分の考えを人に理解
してもらい、受け入れてもらいたいあらゆる場面で必須な能力。

より良い人生を送りたいと希望する全ての人に、ビジネス力の向上の
努力を推奨します。

 

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