思想話。全体の空間秩序を守ってこそ、その中に個の幸せがある。

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いつも応援ありがとうございます。



 

これはあくまでも個人的な思想ですけれども。

僕はどちらかというと全体主義者であり、個の幸せは全体の秩序が守られて
こそ得られる、と考えています。

ですのでもし個としての自分の幸せを掴もうとするなら、多少自腹を切って
でも全体を支える気持ちと行動力が必要なものであると信じていて。

それは、僕自身のビジネス論の中にも生きています。

 

思想信条の自由は日本において、全ての国民に認められている権利ですから、
そうあるべきとは思っていても僕の考えを誰にも押し付けたりなどは決して
しませんし、唯一の正解だとも思いません。

ですので、これから書く事はあくまで独り言。

もし意見が異なったとしてもさらっと受け流すのをお勧めします。

特にリベラル思想、個人主義思想の方にとっては、なかなかに理解のし難い
内容が多数含まれていると思いますので。

奇妙な考えの持ち主もいるものだ、程度に、さらっと読み飛ばして頂けると
幸いです。

 

全体の秩序

例えば、昨今は少子化が大きな問題として取り上げられています。

戦前戦中や高度経済成長時代初期よりも遥かに裕福な現代ですが、それにも
関わらず経済的理由で出生率は大きく落ち込んでいる。

不思議ではありませんか?

文化的な変化、価値観の変化なども大きく、一概にその理由をひとまとめに
表すのは困難と思いますが、理由がどうあれ国として解決すべき問題である
のは間違いありません。

 

何故解決すべきなのか。それは、少子高齢化が進めば、日本の向かう方向を
大きく変えない限りは経済的・財政的に破綻し、最終的には国民一人ひとり
がその荷を負う羽目になるからです。

それは不幸以外の何者でもない。今のギリシャにギリシャ国民として生きる
のが幸せと感じられるかどうかを想像するといいでしょう。

もちろん価値観によっては幸せと感じられるでしょうから例外はありますが、
あくまで一般的と思われる価値観に基づいた見解としては不幸だ、苦しい、
と感じる人が多い……と僕は思います。

 

国が違った生き方を提示し、国民にこれまでにない価値観を与えてくれると
いうなら少子高齢化でも幸福の追求は可能ですが、今のところは期待できず。

ともなれば、少子高齢化を解決する方法は子供を増やすのが最も効果的。

人口維持のため必要な出生率は2.08程度。女性一人当たり2人以上生まねば、
少子高齢化は解決できません。

 

ではこんな時、僕はどう思うか、どのような行動を取るかというと、子供を
3人は最低欲しいと思い、そうなるように計画・行動をします。

現に最近、妻が3人目を妊娠しまして。順調にいけば最低限責任は果たした、
と思います。僕の経済力や妻の年齢などを考えると、これ以上は厳しいかな
とは思っていますが。(※順調にいきませんでした)

他の夫婦に対しても、特別な事情が無い限りは3人以上の子供を抱える家庭に
は尊敬の念を覚えますし、子供が2人以下の家庭にはもう人頑張りして欲しい
と感じます。

特に、経済的に余裕がありそうならば余計に。せっかく平均以上の経済力を
得られるほど能力に長けている優秀な遺伝子を増やさないなんて勿体無い、
と残念な気持ちを抱かざるを得ません。

それが理由で軽蔑したりは全くしませんが。

 

ただ、一人ひとりが少子高齢化を解決しようと努力し子供を増やそうとする
だけで、将来的な不安は一つ解決し、個々の幸せの追求に繋がるのは間違い
ない話で。

個は、自分の幸せのためにも全体に尽くし、全体の秩序の安定を図る努力を
するべきだ、と信じています。

このような、全体主義的な要素が僕の思想には混ざっています。

子供を生む、繁殖するという意味とは。

空間全体を守ってこそ個あり

全体主義において重要なのは、指導者、リーダーの存在です。

リーダーも全体の一つですので、全体のために尽くす必要がある。全を構成
する個々が自分の幸せを追求できるように尽くすのがリーダーの役割であり。

全体主義のリーダーは、決して横暴な独裁者ではありません。

 

この「全体主義」という言葉を「ビジネス」とか「企業」といった言葉へと
置き換えると、僕の思想がよりリアルに感じられるのではないでしょうか。

はい、僕は企業のトップはその身を削ってでも会社を構成する社員の幸せを
守るべきである、と思っていますし、顧客に対してもそう思います。

その条件を維持しつつ、自分も幸福を追求すべきだ、と。

 

本来、日本ではそういう考えがしっかりと根付いていたように思うのですが、
最近は欧米の価値観が浸透しすぎた為か、利己的な経営陣が増えてしまって
いるように感じますね。

ブラック企業批判も、役員報酬高額化も、根底はそこにあると思います。

かつての日本の企業トップは、苦労や責任の重さに比べて明らかに報酬額が
少なかったですよね?

その是正は正しいようにも思いますが、全体主義視点から考えると明らかに
昔の経営者が正義であり、幸福追求の面でも正解です。

 

僕が自分は経営者適正に欠けると感じているのは、このような考え方をして
しまうから、なんですよね。

こんな甘い考えでは、窮地に陥った時に会社を守りきれないでしょう。社員
の生活を守ろうとしすぎて会社を潰す駄目経営者の考えです。

 

ですが、これ程までに日本に個人主義が蔓延し始めた時代ですから。今後は
僕のような考え方が正解になると信じています。

甘っちょろいかもしれませんが、このように真摯に全を想うことこそが信用
と信頼を得て、ビジネスを成功に導くのだと。

自分でもリスクがある考えだと分かっているので規模を大きくはできません
が、小さくとも自分の思想を実現できる空間を作り、自分なりの幸福追求を
していければ、と思っています。

 

願わくば、多くの方が全を大事に想って下さいますように。

 

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