価値観の大きく異なる世代の混じる現代社会を生き抜く方法

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高度経済成長時代を牽引してきた世代と、バブル時代を崩壊まで経験して
きた世代と、長引くデフレしか知らない世代と、大雑把に分けても3つの
全く違う世代が同時に混在する2015年ですが。

よくよく考えると、混沌として当然ですね。

科学技術のすさまじい進歩もあり、文化的な価値観もあまりに違いすぎて。
歳を取るだけで考え方に変化が起こり色々とぶつかる所があるというのに
受けた教育内容すら全く違うのですから。

世代間闘争や利益の奪い合いが起こるのも当然です。平均寿命の伸びも、
カオスさを増す一因になっています。

 

僕はその中でも比較的若い世代に属していますので、当然ですが現役世代
を優先する考え方を持っています。ただ、価値観は同世代平均とはずれが
あるとは思いますが。

若年世代がつらいのは、世代人数が少ないところです。どうしても政治に
対する訴求力が小さくなってしまう。

今や、70歳代の年金受給者が90歳代の親の介護をする時代。制度の変化や
革命的な何かが起こらなければそのうち多数派世代になりますが、その頃
には既に若年世代を離れてしまう。

手にしたものは与えられた窮屈さだけ。時間だけは取り戻せません。奴隷
の鎖自慢は真っ平です。

 

何故、若年世代はこのような厳しい環境に置かれてしまっているのか。

僕は、親世代の影響を強く受けて成長した「自分」と、大きく変化をした
時代に生まれた「自分」により形成された、価値観のダブルスタンダード
が原因になってしまっているのだと思います。

 

価値観の板ばさみによる混沌化

細かいことは抜きにしてざっくりと表現すると。

要するに、親から引き継いだ「年功序列・専業主婦」的な価値観と、西側
諸国の文化的影響である「実力主義・男女平等」的な価値観。

この二つに挟まれ、どうしていいのか分からずに混乱している、と。個人
だけでなく、国家も混乱しているように思います。

 

昔ながらの(というほど伝統的ではありませんが)「年功序列・専業主婦」
の価値観では、リスクを取って頑張り過ぎなくても平均的にはいい方向へ
と流してもらえました。

与えられた仕事を適当にこなすだけで、平均的な幸せを得るのは難しくは
無かった、と。もちろん努力をすればそれだけ、より山の上に登れました。

 

しかし時代は変わり、「実力主義・男女平等」が強く叫ばれています。

努力をしてもなかなか実を結ばず、目の前に置かれた仕事をするだけでは
給料も増えず、それどころか雇用も安定しない。

良い生活をしたいと思っても年金など将来の保障も期待できず、貯蓄へと
走らざるを得ずに切り詰めた生活しかできない。

 

親世代を見て、社会人はこうあるべきだ、お金とは、仕事とは、家族とは、
とインプットされた価値観と、今の時代が強制をする価値観に大きな乖離
があり、どうしたらいいか分からない。

結果、多忙と倹約に追われる日々を送るしかなく、歳だけを重ねてしまう。

価値観の変化に気がつかず、対応できずにいる若年世代は、なんでこんな
時代に生まれてしまったのかと恨みすら覚えているかもしれません。

次の世代のことも考えなければいけませんし。

やっと価値観の変化に追いついた

つまり、刷り込まれた過去の価値観に縛られてしまっている、と。

IT化の波についていけない中高年のように、自分の価値観を時代の変化に
合わせられていない。

 

大人になったら誰でも結婚ができて子供を持てる、会社は社員を一生守り
生活の保障をすべきだ、自分も親と同じような給料をもらえる、男は仕事、
女は家庭。労働の対価こそが美しい。

貯蓄こそが正義、投資は変人のするものだ、リスクが高い、借金を背負い
破産する、でも住宅ローンはいい、家を持って一人前。

等々。

 

程度や内容の差こそあれ、親世代の価値観を忠実に受け継いできた優等生
ほど、辛い思いをしてしまっているように思います。

特に30歳代前後。ちょうど、僕もこの世代に当たりますし、かつては似た
ような考えでした。

ですが、二つの価値観に挟まれてしまうと非常に苦しい思いが続くだけ。

 

僕は震災などにより古い価値観を破壊できたがため、本当の意味での投資
で資産を増やし、より厳しい将来へと備える準備を進められています。

まだ30歳ちょうどの頃でした。今思うと、もう5年ほど早くに目が覚めて
いたら良かったのに、と思います。

それほどまでに、見える世界が広がり、苦しみは消え、投資やビジネスの
楽しみを追えるようになりました。

 

時代の変化にようやく追いつけた、といったところです。

 

変わるべきは時代ではなく自分自身

日本で生きていくならば、西側諸国の価値観が今後も日本には浸透をして
いく現実を直視しなければいけません。

それが本意か不本意かに関わらず。

70年も前に決定されてしまった方向性ですから、今更方向転換をしようと
すればそれこそ多くの血が流れることとなるし、自分や家族がそれに巻き
込まれないとも限らない。

 

日本人がより高みに上り、高い生産性を持てるようになれば、北欧諸国の
ような高福祉への転換もしていくでしょう。

けれどもそれはまだ遠い未来で、そこに辿り着くには私たち一人ひとりが
価値観を時代に合わせていかなければいけない。

特に資産やビジネス、投資に対する価値観に関しては。

 

小難しい内容を書いていますが、あなた自身は小難しく考える必要など、
一切ありません。

古来より習うより慣れろと言います。現代の投資やビジネス環境の価値観
に自分を合わせるならば、慣れてしまうのが手っ取り早い。

少しでも早く、何らかの投資を始めた方がいいでしょう。

 

投資はお金を得るためだけにやるものではありません。現代人として一つ
進化を遂げるための勉強の場

時代に遅れ、他種族に制圧をされるのが望みならば、愚鈍としたままでも
いいかもしれませんが、僕はご免です。

こうしている間に、経験値を得る機会は失われていきます。せっかく小額
のお金でも投資を始められる場が用意されているのですから。

チャンスをみすみす見逃したままでいいのでしょうか?

これまでも同じように逃し続け、後悔をしてきたのではありませんか?

 

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