投資でデータを活用するために認識すべき事項

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新たな収益不動産を購入する時、どの物件を買うかの検討は不動産投資の
『投資』的要素です。

不動産投資は事業であると、口が酸っぱくなる程に繰り返してお伝えして
いるはずですが、投資的要素を無視して語ることもまたナンセンス。

それはどのようなビジネスでも違いはありません。製造業でも設備投資を
するのは『投資』的要素。誤*った設備投資から経営が傾くなんて日常的に
発生すること。

 

それこそ、無理な航空機購入計画を立てたが為に民事再生法を申請するに
至ったスカイマークなんて典型的です。

なぜスカイマークは経営破綻に至ったと思いますか?

アベノミクスによる円安のせいでしょうか。それとも元々、エアバスA380
を購入する計画自体が無謀だったのでしょうか。

もちろん、いずれも関係しています。

アベノミクスが実行されずに円高のままであれば、A380購入契約の解除を
する必要がなく、違約金は発生しなかったかもしれません。

無理に大型航空機を購入しようと考えず、今まで通りリース契約で経営を
続けていれば、急激な資金繰りの悪化も起こらなかったでしょう。

 

しかしそれらは机上の空論に過ぎず。

スカイマークが経営破綻の道へと進むことになったのは、結局のところは
データの読み間違い、収集不足、に尽きるといって過言ではありません。

データは正しく解釈されて初めて役に立つもの。

データは完全、人は不完全

データは素直です。昨今、ビジネスにおいて活用されているビッグデータ
など、あらゆる真実が詰め込まれているのは間違いありません。

 

医療の世界でも、データが全て、です。医学ではエビデンスという言葉を
主に使います。データから導き出された結論として、どれほどエビデンス
が強いかは医療行為を行ううえで、極めて重要。

古い先生から「最近の若い医師はエビデンスを重視しすぎている」などと
ありがたいお言葉を頂くこともありますが、エビデンス重視の医療を行う
ことは世界標準で。

この先、エビデンスに逆らった医療をしてもしも悪い結果となってしまう
ようであれば、裁判で負けるであろうのは確実、です。

それほど、データというものは重視されています。

 

ただし、データには大きな大きな問題点があって。データを妄信し過ぎて
しまうことによって間違った結論を出してしまう可能性があります。

理由は以下の二つ。

データとは、解釈の仕方によって結論が変わることが往々にしてあるから。

そしてデータの収集が不十分であったり、バイアスがかかっていたりする
ことで誤った解釈結果が導き出されてしまうから、です。

理系の方なら当たり前のように理解していることと思います。

 

スカイマークの場合は、後者だったのでしょう。為替の推移がどうなるか、
政治によって大きく変化するのではないか、選挙の結果で政治が変化する
のは何年後で、どのような変化が予測されるか。

政権交代による為替変動リスクを、過小評価していた。結果、設備投資を
間違えてしまった。

データ収集不足による、投資の失敗です。

 

常に疑いの心を忘れない

投資は、データがほぼ全て、です。あらゆるデータを収集できて、間違い
を犯すことなく解釈が可能であれば、投資での失敗はほぼあり得ない。

ですが、残念ではありますが現実的に不可能。

 

データ収集から巨大地震の発生を確実に予知は未だできません。データの
収集も、その解釈法も不完全です。

少し前にあったスイスフランの大暴騰のように、直前まで極秘裏にされ、
情報収集自体が不可能な事案などいくらでも存在します。

僕は学生向けのマンションを持っており、経営はうまくいっています。が、
同じように学生向けマンションで鉄板案件だと思っていたら大学が大規模
の寮を建設したために偉い目に遭った、なんて話もあります。

現に僕も、今年は新設された学生寮の影響をわずかに受けました。データ
の収集が不足していたのは否めません。

 

投資に絶対はありません。データを集め、解釈する事ほど投資をする上で
重要な事項は存在しませんが、いくら正しいように思えても決して妄信を
してはいけない

前述の医学的エビデンスの話で、エビデンスを重視しすぎる医師への苦言
はそのような意味合いなのだと思います。

プロの投資家が必ずリスクヘッジをするのも、データは絶対ではあっても
その収集や解釈は絶対ではない事実をはっきりと理解しているため。

 

いくら正しい、確実に儲かりそうだと思えても、もしかしたらデータ不足、
解釈間違いがあるかもしれない。

常に疑う心こそ、投資の世界で生き残るために必要不可欠です。

 

猜疑心を乗り越える材料を見つける

とはいっても、投資にリスクはつきもので。

疑うのはいいですが、妖怪が取り付いたかのように疑心暗鬼になるのも、
あまり好ましいとはいえません。

それこそ、投資などできなくなってしまう。

 

リスクヘッジをする、投資資金を限定するなど、疑いの心を押さえつけて
行動に移すための材料を用意するべきでしょう。

スカイマークが経営破綻をしたようなチョンボをしないように、データを
読み間違えてしまった際の損失を許容範囲内に収められるように、疑う心
と持ちながらも一歩踏み出しましょう。

生き長らえてさえいればいくらでもチャンスはありますし、データ収集を
続け、鋭い解釈ができるよう自分を鍛え上げていけば、いつか必ず成功を
手にすることができるのですから。

 

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