専門家の意見を丸呑みせず、自分なりの多角的に評価をすることが大切

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いや、わずか760円で、素晴らしい勉強をさせて頂きました。

760円といったら東京では最低賃金にも満たない金額。
これで10万円分の勉強はさせて頂いた気分です。

消費した時間も5分程度ですから、これほどコストパフォーマンスに
優れた勉強はなかなかありません。とても良いことを学びました。

不動産投資にもこの経験は大いに役立ちそうです。

 

では、何のことかさっぱり分からないと思いますので説明します。

 

一つイヤホンを購入しただけです

イヤホンを購入したんです。それまで使用していたイヤホンが、分岐部で
千切れかけてしまったので。異常電流が流れて耳にパチパチと来るほどに
危険な状態だったため、流石に変えざるを得なかった。

それまで使っていたのはiPad対応を謳ったイヤホン。当初はiPadで勉強用の
音声を聞くために購入したので、音質にこだわりはあんまりなかったんです。
2,000円弱の安めのものを適当に購入しました。

もっと安いイヤホンもありましたが、安かろう悪かろうは嫌だなぁというのと
iPadの音量調整をリモコンでできたらいいなという希望があったため、妥協して
それを購入しました。

 

最近はiPadで勉強用音声を聞くことも少なくなり、もっぱらAndroidスマートフォンに
同イヤホンを繋いで音楽を聴いたり、動画を見たりするのがメインでした。

結構自分好みの音質が出ていたようで、何も違和感を感じることなく愛用していた
ところに千切れかけトラブルを起こしてしまいました。1年半程度しか使用をして
いませんでしたので、耐久性には不満が残る結果でしたね。

仕方が無く買い換えた、と。用途は変わっていたもののそこまで自分が音質の変化を
感じられるはずがないと思っていたので、Amazonで760円の評判そこそこなイヤホンを
購入したんです。

 

ここでまず先に状況をまとめておきます。

1)壊れたイヤホンは勉強用に購入したため音質にこだわりはなかった
2)現在は使用機器も用途も変わっている(ある程度の音質が必要)
3)壊れたイヤホンの音質には満足していたがそれに気がついていなかった
4)1年半で壊れたことで耐久性に不満があった
5)自分の聴覚ではどのイヤホンでも大して変わらないだろうと思っていた

 

この状況で、早速新しいイヤホンを購入したのですが。

耳に少しだけ合わないのは仕方ないことです。そんなもの着けてみなければ
絶対に分かりません。しかし、お気に入りの曲を聴いた瞬間に「え?」という
感じでした。

聴こえてきた音があまりに期待外れだったんです。

その後の調査により、壊れたイヤホンはかなり特殊な調節で音を出して
いたようで、ある意味で今の方が正しいのかもしれません。

ただ、受け入れ難いレベルで期待が外れていましたので、再度イヤホンを
買い直すこととなりました。

たかがイヤホンと思っていたら……。

誰もが正しいことを主張していた

このエピソードで何が勉強になったかというと。

まず、人間の聴覚を舐めていたということ。
新しい格安イヤホンを購入したのは、評判がかなり良かったことと、
そのコメントに納得したからでした。

一部の人が辛辣なコメント残していたらしく、その反論として
3,000円のイヤホンと値段ほどの差があるとは思えないとか、
価格からすれば素晴らしい、という書き込みが残されていました。

音質にそこまでこだわる人がこんな格安イヤホンを買って貶す意味が
分からないとも書いてありました。

 

僕もそこまでこだわりがなかったし、普段あまり音楽を聴く人間では
ありませんでしたのでそんな差異は分からないだろうとたかをくくって
いました。

今思うと、やはり安いものは安いなりの性能であった、と思います。
不満を覚えたのが音質ではなく耐久性だったために判断を間違えて
しまう結果となりました。モノの本質の捉え違え、です。

 

そしてこのコメントでの言い争いは誰も間違ったことを言ってはおらず、
あくまで自分のフィルターを通して自分の意見を言っているに過ぎない。

モノの見方、感じ方を主観だけで考えることは確実に間違いを起こし、
人には自分が見えていない世界が見えていることを忘れてはいけない。

物事は本質を中心に考え、その上で多角的に評価をすべきだ。

 

それを強く教えてくれた一件でした。

常々考えていることではありましたが、いざ専門外の話になったり、
自分の中で重要性が低い話になると意識が抜けてしまうものですね。

多くの反省がわずか760円で得られたのは、大変良かったです。

 

人により視えているものは異なる

不動産投資は多種多様の分野・業種と関わるビジネスです。
全てを専門的に評価することは不可能。

今回のようなことが投資の過程で起きないとは決して言えません。

 

普通のサラリーマンにとって不動産投資なんて門外漢でしょう。

当初は軽い興味からスタートする方が多いと思います。

大半の方はどうせ無理だろうけど……との思いで話だけを聞いたり
するのでしょうが、そこに数多くの罠が仕掛けてある。

一方的な肯定の意見だけ聞かされて、いつしか一つの作り上げられた主観的な
フィルターを通してでしか不動産投資を見られなくなり。

買ってはいけない物件を良い物件であると思い込んで買ってしまう。
ありがちなパターンです。

 

でも、そんな時もいくら悪質な不動産業者であっても嘘を言っているわけでは
ありませんし、人によっては価値ある物件になり得る。

ただ、間違ったフィルターで物事を見てしまっていたのが失敗で。

人間として、ビジネスマンとしてステージをしっかりと上げておけば、
回避できた間違いであっただろうことは確かです。

 

自分が専門家ではないとしても、物事の本質をしっかりと見つめなければ、
失敗を犯します。専門家の意見も一人に頼りきらず、多角的に評価をして
結論を出すことが失敗しないために必要なんでしょう。

僕も、改めて認識を致しました。被害額が安くて良かった。(笑)

どうでしょうか。もしこれに関連した面白いエピソードがあれば教えて下さい。

 

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