中国から飛来するpm2.5が日本、および私たちに与える影響

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中国の大気汚染がちょっと洒落にならないことになっていますね。

PM2.5がどうだ、とニュースで連日のように話題になりますが、
意味をはっきりと理解されていない方もいらっしゃると思いますので
念のため解説しておきます。

 

PM2.5とは2.5μm以下の大きさの浮遊粒子状物質のことで、
特定の化学物質を指している用語ではありません。
大きさが2.5μm以下の浮遊物を総称した言葉です。

1μm(マイクロメートル)は1mmの1/1000の大きさ。
0.0025mmの大きさということですね。

 

これの何が問題かというと、簡単に言うと呼吸時に吸い込んで
体内に取り込まれることにより健康被害が出る、と。

具体的な健康被害については研究中で、少なくともまだ大っぴらには
公開されてはいません。呼吸器科学会などの専門的な学会では様々な
発表がされているものと思われます。

ただ、目に見えることとこれまでの人類の経験上、汚染された大気を
吸い込むことで様々な病気を発症することは想像に難くない。

 

身近なもので言えば、タバコによる肺癌や肺気腫、動脈硬化。
公害に限ればアスベストによる悪性胸膜中皮腫、社会の教科書にも
書いてある四日市喘息などがあります。

歴史を振り返れば、公害により汚染された大気を吸ってしまうことで
病気を発症するのは世界中で起こっていることです。

 

PM2.5の厄介な点は、その大きさにあります。

非常に小さな粒子状物質のため、呼吸時に吸い込むことにより
肺の奥まで到達します。それは除去の困難さ、検査の複雑さ、
治療の難しさに繋がります。

肺の奥で小さな肺癌ができても、気管支鏡検査に引っかからず
早期発見が困難ですから、PM2.5由来の肺癌は発見された頃には
手遅れ、なんてことになるかもしれません。

肺全体に広がりますから、一つ治療してもいたちごっこにしか
ならないかもしれません。

市販のマスクによる吸入防止効果もどこまであるのか、
まだ分かりません。N95マスクならほぼ確実に予防が
できるのでしょうが、そんなもの年中つけていられません。

 

このような、考えれば考えるほど悪条件に思えるのがPM2.5。
大気汚染は地球規模の問題ですので、対策が急がれます。

 

汚染は最早ハザードレベル

今回のPM2.5は、まだ実際の被害の全貌がはっきりしていません。
しかし、あまりにも酷い状況が目に見える形で起こっているため、
大きな騒ぎとなっています。

既に、呼吸器症状や心血管系への悪影響が出始めているようですが、
数年、十数年後に発症する病気もあることでしょう。

 

これは12月6日の中国・上海の景色を撮影したもの。

pm2.5で覆われた上海

妻にこの写真を見せましたが、僕が何か見せる画像を
間違えているんじゃないのみたいな反応されました。(笑)

詳しいことは検索していただくこととして。この日は観測史上最悪の
509.8μg/m2のPM2.5濃度を記録したと報道がされました。

日本の環境基準上限の14倍を超えるものだそうです。

 

EPA(アメリカ環境保護庁)が採用している大気汚染の指標である
AQI(Air Quality Index)では、Hazardousとなっています。

Air Quality Index

ちなみにAQIは濃度のことではありませんので数字をそのまま
当てはめて「振り切ってる!」と考えるのは間違いですので。

毎日ここまで悪い訳ではありませんが、生活するのが危険なほど
悪くなる可能性を秘めているのは間違いありません。

 

そしてPM2.5は大気汚染問題です。日本が一部の国から「放射能が」
と言われるように、近隣諸国には堪ったものではありません。

既に九州には中国由来のPM2.5がかなり飛来してきています。
濃度としては100μg/m2程度。健康被害が出るほどではなさそうですが、
研究が不十分ですから明確に否定できる状態ではありません。

もしかしたら、PM2.5に含まれる粒子に発癌性の極めて高い
化学物質が含まれているかもしれませんから。

 

PM2.5による大気汚染は不動産投資にどう影響する?

不動産投資にも影響を及ぼす可能性があります。

福島の原発周辺がもはや取引にならないのと同じように、
九州全域が大気汚染により人を遠ざけ、地価が暴落を
する可能性があります。

これもひとつの地政学的リスクと言えます。

 

僕は福岡県に一つ不動産を抱えていますから、他人事ではありません。

今はまだほぼ影響はありませんが、中国発の環境汚染がこのまま
止まらなければどうなるか分かりませんよね。

実際、上記の上海の写真のようなことが一度でもあれば、
九州に転居をしたいと思う人々は激減するでしょう。

 

ビジネスチャンスが生まれる可能性がないこともありません。
北京や上海にいまだに人が住んでいるのと同様、大気汚染が
ひどくなってもすぐに人がいなくなったりはしません。

政府の援助が入るかもしれませんし、大気汚染に対する対策を
しっかりと立てたマンションが人気を博するかもしれない。

でも、長期的に考えるとやっぱりリスキーです。

不動産を所有するということは、自分もそこに訪れる必要が
あるということなんですから。

 

今後の健康被害が心配されるpm2.5ですが、果たしてどうなるのか。
僕としては原発事故よりも遥かに心配です。

 

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