新元号のご祝儀相場も興味を持たずストイックに

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新元号が令和と発表されまして、しばらくは報道もそればかりで
お祭り騒ぎでしたが、最近はようやく少し沈静化してきた様子も
見えてきました。

とはいっても、5月1日が近づくにつれてまた盛り上がりを見せる
のは間違いなく、当面はお祭り騒ぎは続きそうです。

 

こうしたタイミングでは、必ず株価が一時的に上昇したりします。
ご祝儀相場、というのでしょうか。

新元号の発表でも、株価は大きく上昇しました。個別株でも令和
にちなんで株価上昇、などということが実際に起こりましたね。

恐らく、ご祝儀相場となるのを見越して利益を抜き取ろうとする
投資家、いえ投機家が扇動しているのだろうと思いますけれども。

 

お祭り騒ぎをするのが悪い事とは思いませんが、流石に個別株に
こうした突撃行為をするのはどうなのでしょうか。やられた側は
はた迷惑に思っているかもしれません。

投機の存在も否定はしませんが、自分は一切関わらないでしょう

こうした投機的な仕事、特に今回のようなご祝儀相場に特攻する
人にはそれなりの理屈が存在しているのだと思いますが、恐らく
そのテクニックを知る事もできないでしょうし。

中には養分にされている人もいると思われ、ご祝儀相場で損失を
出すというよく分からない状況に陥っていると想像されます。

 

不動産投資でも同じですが、投機的な投資を僕は好まないので、
こうしたお祭り騒ぎからは距離をおくようにしています。

もし不動産バブルが全国的に始まったとしたら、僕は収益不動産
を購入しません。手持ちの不動産を売却する可能性はあっても、
買ったりは決してしないと思います。

いつ天井にぶつかるか、分からないから、です。

ここから買うのも売るのも勇気が要りますよね。

違いは不安との付き合い方

投機的な市場で勝てる人は、情報取得と決断と行動のいずれもが
早い人のみ。

僕にはいくつかが欠けていると言わざるを得ません。

買いに走る時点で、売るタイミングが見えている。それくらいで
なければ投機はできません。残念ながら僕は意思が弱く、売ると
決めていても「まだ騰がるかも」と迷ってしまうタイプです。

現実として失敗の経験も持ち合わせていて、その上で自分に投機
は向いていないとはっきり認識しています。

 

投機で稼げる方は、本当に頭の回転が速いのだと思います。

事業主としても本来向いていそうな感じもしますが、地道な仕事
は苦手な傾向もありそうで、結局のところ一長一短でしょうか。

まあ、得手不得手でひとの優劣は決まらないという事でしょう。

 

投資でも事業でも、自分に向いたスタンス、方法論を選択するの
が大変重要です。

経営スタイルは千差万別、誰かの真似をしたところでうまくいく
ようなものではありません。自分でオリジナルのものを創る以外
には成功はないと思って下さい。

先駆者を参考にすること自体は悪くありませんが、全く真似して
やろうとするとうわべだけの真似事となり、地に足の着いた経営
ができず長持ちはしないでしょう。

ある程度真似をしつつも、自分なりの芯や核心部分を持つように
しなければならないのは、何かしらの成功体験を保有している人
なら誰でも理解している部分ではないかと思います。

 

全てを言葉にして表すのは相当に難しいのは確か。

僕も、自分の信念を全て説明しろといきなり言われても、全てを
語り尽くす事は決してできないでしょう。

人間の心は極めて複雑で、たとえ自分の心であっても簡単に解明
できるものではありません。

 

が、ある状況に対して素直に受け入れられるのか、それとも何か
引っ掛かるものを感じるか、は自分であれば分かるはずです。

その「何か引っかかるものを感じる」をしっかりと否定していく
のが、芯、核、といったものを守るために極めて重要な部分だと
僕は考えています。

要するに、自分の気持ちに嘘をつくな、と。チクリと刺さる不安
には、徹底した追求をしておくのが事業主に必要なスタンスです。

 

自己責任の範疇で行動を

それはまさに、自分の責任を自分で取る、といった事なのだろう
と僕は理解しています。

リーダーになる人間は、やる事為す事すべて自己責任。つまり、
己が責任を負えないような事態にしてはいけません。

不安があるのは、自分の責任能力を超えている可能性があるから
です。そうでなければ何の不安を感じる必要がありましょうか。

 

不安を感じないだけで成功をするとはいいませんが、不安を残す
ような状況ではたとえ一時うまくいっても成功とは言えません。

責任を負えるイコール何か問題があっても処理できる、であり、
そうした状況での成功でなければ真に成功したとは言えない。

僕が投機をしないのは、損失の責任が自分の終える責任を超えて
いると感じるため。手元の資金が無くなるのは困るし、信用取引
で追証が必要になるのはもっと困ります。

家族なども考えると、とてもではありませんが自己破産ができる
立場でもありません。

 

だからこそ僕は、新元号のお祭り騒ぎの最中でも傍観者の姿勢を
崩さず、いえ遠巻きに眺めることすらせず、自分のすべき事だけ
を見据えています。

僕なりのスタイルに、投機は必要ありません。

己に正直に、地に足をついて不安を感じないような経営スタイル
を創り上げて下さい。投資でも事業でも、本当の成功を掴むため
には避けては通れない仕事です。

 

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