いつも応援ありがとうございます。
最近、院長が体調を崩し閉院、倒産した医療法人の報道を見まして。
現在実家の診療所の経営を一部とはいえ支える人間としては震えを
覚えざるを得ませんでした。
人生、何をするにしても身体が資本です。健康を保持できていない
となると、遊びでも仕事でも、自分がやりたいようにやる事が困難
となります。
それどころか、自分の家族、親族を不幸にするかもしれない。前述
の例でいえば、もし子供がまだ自立しておらず教育費に多額のお金
を必要とする場合はどうでしょうか。
急死までいけば保険をしっかりと準備しておくことで最悪の事態を
回避できますが、保険金が支払われない程度の、しかし仕事でお金
を稼げるような状態でない場合はどうにもなりません。
例えばうつ病になってしまって経営をしていられなくなったりとか。
事故で手足を失ってしまったりとか。
借金が残るとかそういった部分は比較的どうでもいいです。家族を
連帯保証人としていなければ、どうしようもなかったら法人は倒産、
個人は破産をすればいいだけ。
健康上の問題が原因なら破産申告が認められないケースは少ないと
思われます。
問題は、収入が無くなる事。
そこそこ稼げていると、どうしても生活レベルは上昇します。食費
だとか削ろうと思えばいつでも削れるものは置いておくとしても、
学費のように急に減らせないものはどうしましょうか。
我が子が私立大学の医学部に合格したばかりで一人暮らしを始めて
いたら? 収入がなくなったが故に、それを諦めさせるしかないの
でしょうか。
医学部なんて医師免許が取得できなかったら何も潰しが効きません。
自分が健康を崩したのが原因で子供の未来が全て奪われ、一家離散
の危機が訪れてしまうなど、想像したくありませんが、現実です。
これは何も経営者に限った話ではなくて。サラリーマンであっても
同様のリスクが存在しています。
病気で働けなくなったら収入が無くなるのは同じですから。
特に家族を持つ場合は、もし自分が健康を害してまともに働けなく
なったらどうなるかをよく想像し、準備を徹底しておくべきですし、
リスクをできるだけ早期に排除しておくのがいいでしょう。
大切な家族の人生を狂わせたくなかったら。
貴方の健康一つで、何人もの大切な人の一生が苦しみに塗れる事に
なる事実から目を背けてはいけません。
複数のセーフティーネットを
やはり、いわゆる『不労所得』をある程度は得られるような体制を
作っておくのが重要のように思います。
その代表例が不動産投資であるのは想像しやすいでしょう。本当は
不動産投資を不労所得というのは好きではないのですが。不動産の
管理は結構な労力が必要ですから。
ですが広義的には確かに、やりようによって殆ど手間なく定期的な
収入を得られます。実際僕もほとんど仕事らしい仕事はしていない
ですし。
僕が急病で医師として働けなくなったとしても、当面の間は質素な
生活を送る程度の収入には困りません。
長く先を考えると修繕費で多額の費用が必要となったりして、余裕
など一気に無くなってしまうかと思いますが、頭さえ動けば自分で
どうすべきかを判断できますし。
もしもに備え、家族の代表に普段から経営に関わっていてもらえば
自分が判断すらできない状態となっても困ったりはしないはず。
不動産投資で収入の柱を増やしておくのは、健康リスクを排除する
のにとても有用です。
株式など金融への投資だと、たとえ上手くいっていても本人以外は
口座を操作できない為、厄介な話になるかもしれません。
もしも昏睡状態、植物状態となってしまったり、統合失調症などで
口座情報が不明になってしまうなどしたらどうすればいいのか。
死亡しない限りは相続すらされませんから。
せっかく投資をするのであれば、金融投資だけでなく不動産投資等
と組み合わせて、投資の効率化とリスクマネジメントを同時に達成
できるようにしておくのがいいように感じます。
健康維持は最大の投資
加えて、やはり大事なのが健康管理ですね。
煙草を吸っているだけで様々な病気に罹るリスクは跳ね上がります。
動脈硬化を起こせば脳にも心臓にも急な病気を起こしやすいですし、
肺気腫や肺癌といった呼吸器の病気にもなりやすい。
脚の血管が詰まれば歩くのすら困難になり、手術を必要とする身に
なってしまう可能性もあります。
肥満も病気のオンパレードになりやすい。糖尿病なんて代表例です。
高脂血症、高コレステロール血症も血管系の病気を引き起こします。
遺伝や体質的な病気は仕方ありません。
が、生活習慣病やそれに続いて起こる病気などは「努力でリスクを
減らすことができる」わけで、甘えた事を言っている場合ではなく
一刻も早く改善を図らなければいけない。
可能な限り自分も家族も幸せな人生を歩みたいのであれば。
昨今は高齢者の骨粗鬆症が大きく取り上げられています。これも、
努力によってかなり予防ができる分野です。
普段、高齢者の骨折手術などに携わっていると、なぜこんな人生の
終盤になってまで痛い思いをこれほどまでにしなければならないの
だろうか、と考えてしまいます。
自分もそうなりたくありませんし家族にそんな辛い思いをさせたく
ありません。
健康への投資こそ自己投資の基本にして究極形態。超長期的視野を
持って、病気や怪我の予防に努めましょう。
冒頭の話題は健康を維持できているならば杞憂でしかありませんし、
経営者もサラリーマンもその収入を失ったりはしません。
家族揃って健康が維持できねば、せっかく投資で成功を獲得しても
宝の持ち腐れどころか、ある日突然生活に困窮する事態にまで陥り
かねない。
全ては人間としての健康を維持するのが大前提。大きく成功しよう
と思っている人ほど、健康には気を使っているものです。
宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。
この記事へのコメントはありません。