不動産投資で失敗しない為に最も必要な事

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収入や労働環境に不満があり、それを是正するために不動産投資を
始める。それは分かったとして。

ではどのような不動産投資をすればいいか。

これは自分以外に決められる話ではありません。融資を受けるべき
かどうか、それとも小さく現金購入で安全に行くべきか、その判断
には膨大な情報量が必要になります。

 

自分について一番理解しているのは他ならぬ自分自身なのですから、
誰かに具体性を持ったアドバイスを求められても、相手の都合良い
答えしか返ってこないでしょう。

相談相手が不動産事業者ならできるだけ利益の出る方向性に持って
いくようにでしょうし、そうでない友人ならばうまくいかなくても
恨まれないような回答になると思われます。

そもそも「~べき」というのは他人に提示するのはなかなかに難儀
なもの。僕も時々使いはしますが、価値観を強く押し付ける傾向に
ある為、よほど答えが明確な時以外は使用を控えています。

 

この手の「進むべき道はどちらか」という疑問に対するアドバイス
は、具体的になればなるほど多分に宗教的になっていきます。

宗教とはどのような生き方をすべきかとの疑問に対する一つの回答
で、神の教えに従うべきなのだ、と「誰が作ったか分からない戒律」
に生涯を捧げる行為。その誰か、とは神様の代弁者である人間です。

宗教を馬鹿にしている訳ではありません。人間には宗教的な一面が
誰にでも存在するのは確かであり、生きる為に必要なものですから。

しかし、不動産投資のようなお金に結びついたものに関して信心に
頼り他人の意見を取り込み過ぎると色々と問題があるケースが多く。
それは結局、自分の為にカスタマイズされた道でないからで。

他の意見はあくまでも参考程度に留めておいて、自分の歩むべき道
は自分でしっかりと整地してから堂々と歩くように、自分の人生は
自分が決めるのだ、との意識を強く持つようにするのを勧めます。

自分のことは自分が一番分かっているはずです。

理想は人それぞれ。自分で自分の理想が明確にできていますか?

ビジョン無き投資はそのものが失敗

もし結論を出せないとしたら、自分の事がよく分かっていないから
だと思われます。

自分が分からない、とは意外にもよくある話で、実のところ多くの
人が道に迷うのは自分がやりたい事が見つからないからであったり、
自分が学びたい事が何なのかが分からないからであったり。

子供の頃まで含めると、そういった経験がある人の方がずっと多い
のではないでしょうか。

加えて大人になると「問題を見て見ぬふりをする」のが意外と楽な
選択肢であるのに気が付き、問題を先送りにし続ける癖がつきがち
だったりします。

 

ですから、もしどうしたらいいのか分からないのであれば、まずは
自分自身を理解する努力をするのが先決です。

何で不動産投資をしたいと思ったのか、とか自分の大切なモノとは
といった質問を自分にぶつけ、それを掘り下げていくことで大抵は
解答に辿り着くでしょう。

そうして自分が目指したいところがはっきりして初めて不動産投資
とどのように向き合っていくべきか、が決まっていきます。

 

もし僕のように理想がとても高いところにあり、月に数万円程度の
収入が増えても何の意味も無い場合、選択肢は融資を受けて大きく
取る方向で考える以外に道はありませんし。

特別人生において重要な大きい理想が無いのに多額の借金をして迄
リスクのある不動産投資をするのは、不必要な障害を自ら形成して
いっているだけです。

そもそも、理想次第では不動産投資など始める必要がない可能性も
考慮しなくてはなりません。投資なんてしなくても理想的な生活が
できるのであれば、それに越したことはありません。

 

もう少しだけ裕福な生活をしたい、そんな理由でも別に構わないと
思います。現状にほぼ満足している証拠ですから。

ただ「何となくもう少しお金が欲しい」だけだと目標金額が見えず、
理想と違ったことに気が付いた時には雁字搦めにされていた、など
笑えない事態になる可能性が高い。

不動産投資で失敗した、と言っている方の大半はそんなタイプでは
なかろうかと感じる部分があります。理想を持たずに第一歩を踏み
出して、何とか修正を図ろうとしている間に泥沼に嵌っていく、と。

 

自分を知ればベターが分かる

僕は、こういったパターンの失敗だけは避けて欲しいとの気持ちが
あって、とにかくしつこく「理想」という単語を使っています。

無意味な投資はさせたくありませんし、不必要なリスクも負って迄
不動産投資を始めては欲しくはありません。

あくまで投資とは将来の為にあるもの。何で将来、不動産投資から
得る収入が必要なのかを十分理解した上で歩き始める「べき」では
ないでしょうか。

 

まずは、自分自身に対する理解を深めましょう。

とりあえず一つの疑問を自分にぶつけてみて下さい。貴方にとって
仕事とは何なのか。何でそう思うのか。一生涯において一番大切に
したいのは何か。どうして大切にしたいのか。

そんな疑問に明確に答えられるようになった時、初めて次に自分が
何をすればよいのかが分かってきます。

融資を受けるか、地道に現金で買い進めるか、それとも別の投資を
するかは、すぐに正解を導き出せるはずです。

 

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