信頼性の高い人材と人脈の確保には下積みこそ重要

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不動産投資のみならず、多くのビジネスで「おまかせ」が成立する、
と僕は考えています。

というか「おまかせ」ができるようにならなければいつになっても
自分の労働力で奔走し続ける羽目になり、なかなかやりたいことが
できません。

仕事が趣味で一生仕事をしていたい、と願っている人でも、雑用や
事務仕事へと己の労働力を割き続けたい、と考えている人はよほど
特殊な感性の持ち主で。

 

起業をする方のほとんどは、仕事に関わるストレスから逃れたい
というのが大きな動機の一つなはず。

それは人間関係もそうでしょうし、上司やら部下やら同僚やらから
押し付けられる雑用で時間を失うのもそうでしょう。

しかし残念ながら、起業をすると決めた時点で雑用は一気に増えて
しまいます。

 

例えば不動産投資では、物件の管理上どうしても書類手続きが増え、
また帳簿付けを始めとした会計事務、税務もしなければいけません。

いずれも普通のサラリーマンである間は無かったはずの労働です。

もっとも、自分の直接的な利益になると考えれば、押し付けられた
雑用よりはよほどやる気がでますし、雑用に感じない部分もあると
思います。

けれども、それは最初のうちで。規模が拡大して、仕事に追われる
ようになるとそうも言っていられません。

いつの間にか、誰かが代わりにやってくれればもっと有意義に時間
を使えるのに、利益を伸ばせるのに、と考えが変化します。

 

そこで出番となるのが「おまかせ」です。

おまかせ不動産投資では、管理業務、税理・会計業務は勿論のこと、
可能であれば物件探し、事業計画策定、大規模修繕工事計画策定、
融資付けまで場合によっては任せてしまいます。

最終的にゴーサインを出すのは自分であって、そこを勘違いしては
ならないとは何度も書いてきた話ですが、前述した業務に割り当て
なければいけなかった労働力がフリーになるのは極めて大きい。

前述の業務を自分でやった場合のプラスより、おまかせして自分は
浮いた時間で自分しかできない仕事をやった場合のプラスが大きい
としたらどうか、というお話。

 

僕は後者の方がベネフィットが大、と判断し、この道を選びました。

これは、あらゆるビジネスで、それも規模が拡大すればするほどに
重要となる考え方です。

美味しい料理を作るのにも下準備が一番重要です

「オーナーらしい」仕事

これだけ書けば、ほとんどの方はその重要性に具体的に気が付いた
かと思います。

勤め先の会社も、そんな仕組みになっていますよね。会社オーナー
が代表取締役を中心とした役員に経営を任せ、役員がそれぞれ業務
を部署に振り、部署内で社員が割り当てられた仕事をする。

オーナーの視点になると会社の経営を他人に任せて利益を得ている
形になります。株式会社でいえば株主が配当を受け取っているのが
それに当たります。

 

そして、オーナーが創業者の場合、どのポジションにいるかは自分
で決められます。

株式会社の株主では、どうしても資金力やらで個人の力などたかが
しれていますけれども、自分で興した事業であれば自由自在です。

会社内で自分がトップの座を失わない仕組みを作っておけば盤石。
全て自分の思うがままです。無茶を言う経営者に頭を悩ませている
方は少なくないのではないでしょうか。

 

思うがままといっても、経営が傾いては意味がありませんから、僕
会社とはトップがトップらしい仕事をしなければ未来は無い、と
考えています。

トップが暇な会社は必ず傾く。そうした確信がありますので、僕は
いつまでも前線で頑張りたいですね。

ただし、あくまでも「トップらしい仕事」で忙しくするべきであり、
「トップがやらなくてもよい仕事」をトップがするのは、好ましく
ないでしょう。

 

そこをいかに人を雇用したり他社のサービスを利用して「おまかせ」
してしまうかが、経営トップの腕の見せ所。

最終的には自分がしばらくいなくても経営には何の支障もない状況
を構築するのを目標とするのが良いかもしれません。

おまかせできる人材を探し当てるのが非常に難しく、大企業は規模
の拡大から一人ひとりの影響を均一化させ人材リスクを誤魔化そう
としているのですが。

時々、最近の神戸製鋼のようにとんでもない信頼失墜を招く事態が
起こっています。

ある意味、信頼できる少数の人材で経営が成り立つ中小企業の方が
面子次第では安定するのかもしれません。

 

下地作りが必須

そうなるまでには大変な苦労を伴うもので、今僕は正にそんな現場
で体力面でも精神面でも時間面でも負担が多く、苦しんでいますが、
乗り越えなければいけない壁だと思っています。

越えれば実現するはずの理想を燃料に奮闘中です。

この苦しさは、トップとしては味合わなければいけないもの。地に
足を着けた経営をするには下積みも重要で、自分が知らない苦労を
人にやらせるなんて、どうしてその正しさが評価できるのか。

 

不動産投資の場合は「住宅」という誰でも身をもって知っている事
が題材のため、いきなりおまかせしてしまえるだけです。それでも
最低限の法的、経済的知識は必要となります。

地上から一気に山の頂上までジャンプする方法がありません。まず
自分一人で事業を成り立たせ、そこから少しずつ、規模を拡大する
と共におまかせする範囲を増やしていく。

自分が理想的と思う状況を作り出すまで、労働を厭わない精神力は
事業主として失ってはいけない、と僕は確信し行動しています。

 

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