人的資源への投資が将来の利益の源泉

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

僕は不動産投資に関するほぼあらゆる業務をプロに委託させて頂いて
います。

ただでさえ自由な時間が少ない生活をしていますので、不動産賃貸に
関わる業務を全て自分で抜かりなく実行する自信が全く無い為です。

業務委託費用を支払ってもなお十分な利益を上げられていますから、
自分では正解だと思っています。

 

現実にサラリーマンをやりながらRCマンションを自主管理するのは、
不可能ではなかろうかと。

ここ4年弱で、何度か緊急事態がありました。ポンプ故障による断水、
老朽化からの漏水、トイレ詰まりからの漏水と、見事に水関係ばかり
ではありますが、仕事中に言われても対応できません。

かといって放っておけるようなものでもなく。

最近はマンション管理に必要な資格も増えているようですし、興味を
持って一生の仕事にしていくならばいいですが、それならいっその事
専業となって不動産業を営むのが正解でしょう。

素人が簡単にやれるような仕事だと思ったら大間違いかと。

実際に自主管理をされている方はいらっしゃいますが、相当な努力と
労力、そして環境の助けがあってできているものと思います。

 

マンション管理が本業や私生活に影響を与えてしまっては本末転倒。

もし費用面で気になるのであれば、違うところで補うようにするのが
無難ではないでしょうか。

何事も過度の投資は禁物ではありますけれども。

その経験は伊達ではない

最近も僕は管理会社さんにとても助けられていて。

退去時の清算で折り合いが合わず、繰り返しの交渉を管理会社さんが
知らないところで頑張って下さっていた、なんてことがありました。

 

僕がその物件を取得する前から住まわれていた……というか元持ち主
の法人が借りていた部屋だったのですが、部屋の惨状が酷くて修繕に
かなりの費用が必要と判断されたようで。

といっても僕が購入前からの入居でしたから歴史も長く、あまりにも
手間が掛かるようなら管理会社さんに迷惑になるので譲歩してもよい
かなと僕は思ってしまったのですが。

まだその法人が借りている部屋が残っており、管理会社さんとしては
今適当に終わらせる力残りもやられてしまうから良くない、と。

 

そこには僕は気が付きませんで。納得できましたし、管理会社さんが
やる気がありましたので、引き続きお願いする事としました。

先日、概ね妥結しひと段落しています。当初のこちら側の要求通りで
決着です。

お手数をお掛けしてばかりでこちらとしては恐縮するしかできません。

 

やはりプロとして長年勤められた知識や経験は素人には真似できない
高い価値のあるものだと思います。

僕も医師という、知識や経験が命の仕事を生業としていますので。

高いプロ意識を持ち仕事をして下さる方には相応の評価をさせて頂き、
しっかりとお返しをするよう心掛けています。

 

欲張りは将来のツケ

いかに調和の取れたチームとするか、だと思うんです。サラリーマン
が不動産投資で成功をするならば。

優れたチームに必要な条件とは何だと思いますか?

僕は、誰もが欲を出しすぎない人物であるのが重要と思っています。

 

時々、管理会社が提案してきた修繕などの案件を蹴って独自に低価格
で実施しています、と仰る方がいます。

無駄なお金は払いたくない、できるだけ安く済ませて自分が最大限の
利益を得られるようにしたい、と考えてのことと思います。

程度問題ではありますが、僕はこういった事は滅多にしません。

 

管理会社さんの提案した案件には確かに多少割高なケースもあるとは
思います。割高な分だけ誰かが得をしているのでしょう。

一部を管理会社さんもキックバックを貰っているかもしれません。

ですが、それが何か悪い事でしょうか?

 

先ほど言ったように程度問題です。あまりに割高な提案を避けるのは、
事業主として当たり前の話。

こちらの無知を利用して利益を掠め取ろうとの企みがあったとすれば、
自衛をするのは私たちの権利であり、義務です。

管理会社もしくはその提携先が欲を出しすぎているのであればチーム
としては完成していません。

もしその気配を感じたのならば、管理会社の変更を速やかに検討した
方がよいと思います。

 

ですが、逆に自分が欲を出しすぎるのもまた宜しくない

多少割高でも相場の範囲だったり、サービスが良かったり、管理費が
安かったりといったところでバランスが取れていれば、相手の利益を
考えて許容すべき部分があるのではないでしょうか。

欲深すぎるオーナーに対し、管理会社さんは本当に親身になって管理
を任されてくれるでしょうか?

 

管理会社さんもお金の為に、生きる為に仕事をしています。どこかで
収入を得られなければ仕事に対する意欲も沸きません。

サービス残業を誰もやりたがらないのと同じ話です。

 

人への投資

安全とか、サービスとか、形の無いものにお金を払う、という意識は
ビジネスをする上でものすごく重要だと感じています。

 

形のあるもの、価値があると誰もが知っているものに対して、お金を
払うのは「誰でもできる」事です。

投資とはそういった既存の概念にお金を払うのではなく、「価値」を
見極めてお金を払うことで利益を得ようとする行為。

管理会社さんの持つ知識や経験、提供するサービスに対してどれ程の
価値を見出し、どの程度支払えるのか。これをはっきりさせて、欲を
出し過ぎずに見合った分のお金は支払う。

これも一種の投資です。

 

サラリーマンが不動産投資をするのであれば、人の手を借りなければ
まともに経営ができません。

見えにくい価値を正しく評価し、値付けして、欲張り過ぎずに最高の
チームを維持できるよう、意識を高めて下さい。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 住人は必要以上に法に守られていますので、これ以上は下がれません。
  2. 融資を受けずに小額でも始められる。REITのメリットです。
  3. 兼業農家も悪いものではないかもしれません。
  4. 漂流しながらも道を探すしかありません。
  5. マンションの数だけ投資家がいる
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る