自身が変わることでリスクはコントロール可能なものになる。

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最近、ややリスクに対して厳しめの話ばかりをしてきました。

これには理由があります。僕はキャッシュフロー、インカムゲイン
を中心に収益不動産を見つめているので、利回りが下がる事により
収益不動産に対する評価がかなり落ちるんです。

 

これはある意味で日本国債に対する投資格付と似ています。

日本国債が今でも極めて安全な投資先であるのは間違いない。その
証拠に、これほど金利が下がり、ものによってはマイナス金利へと
なっているのに買い手が出ていますね。

にもかかわらず、海外の格付け会社は日本国債の格付けを引き下げ
続けてきました。何故でしょうか。

金利が低すぎてインカムゲインがまるで期待できない為、及び当面
国債価格が上がるのも期待できない為。

日本国債は購入してもやや利益を期待しにくくなってしまっている。

格付け会社の格付けは資産の安全性だけを見ているのでなく、投資
をして利益をどれ程得られるか、また流動性なども含めて包括的な
評価を下しているんです。

いくら安全でも利益が出ない日本国債を投資先として優良であると
顧客に勧める訳にはいかないのでしょう。投資は利益を得るために
行うのですから。

 

そのような事情で、不動産投資に対して僕は現在、ややリスキーで
あるところを前提とした話をしています。

昨今の収益不動産はかなり利回りが落ちてきて利益を期待しにくい
状態になってしまっています。

一歩目で選択を間違ってしまうと、それを取り戻すには結構な年月
が必要になりますので(そもそも間違いであったとの結果が出る迄
に数年必要です)以前よりも慎重に取り組んで欲しいと思います。

 

ただし、収益不動産が有力な投資先であり、十分以上に稼げるとの
評価は変わりません。

ある程度の条件が必要ではありますが、それは僕が購入をした頃と
大して変化はないですし。

リスクを理解し、慎重になったうえで大胆な取り組みをして欲しい
と考えています。

しっかり歩けるようになるまで遠くに行ってはいけません。

立場の違いを計算に入れる

実際に、今でも高利回り物件を取得している方は決して少なくない
のが本当の話。

不動産売買業者が私たちに提示しているよりもずっと高い利回りの
価格で物件を仕入れしているのは疑いようのない事実。

首都圏でも空室率が増大している、との報道を尻目に、地方都市で、
またそれよりも更に地方で高稼働率を維持できている個人投資家が
大量に存在するのも現実です。

 

僕は何かあったらガンガン修繕費を注ぎ込んでしまいますので現金
をさほど多く持ってはいませんが、それでも相当余裕を持って返済
ができています。

元本もどんどん減って、保有金融資産も増えていて。税金を支払う
たびに目減りはしますが、全く減りはしません。

軌道に乗ったらこれ程楽な事業もないでしょう。不動産業務の大半
はメールだけで終わってしまいます。

 

僕の対象としている「これから不動産投資をしたいサラリーマン」
の方々に勘違いしないで頂きたいのは、このようになれたのは何年
か掛けて事業を安定させたからであり。

また今でも高利回り物件を取得できている投資家は、既に金融資産
も持っており、投資実績も高い評価を受けているからであり。

いきなり第一歩目で同じようになろうと思っても、絶望的なほどに
困難であるのは間違いありません。

 

何の実績も、大した金融資産も持っていないサラリーマンに対して
金融機関も不動産事業者も驚くほど冷たいです。

相手の立場から考えれば、それが当たり前すぎる話であるのに何の
疑問も生じないでしょう。

まずは身の丈の合った確実な投資をするところから始めて少しずつ
大切にされる立場へと昇っていくのが重要であると心掛け、投資と
向き合うようにして下さい。

 

まず準備を始める

リスクを避けろ、と言っている訳ではありません。

実際僕は相当な高リスクを背負って不動産投資と向き合いました。
元々が厳しい状況、既に区分マンション一つ分のマイナスとなって
いましたので、ひっくり返すにはリスクを負う必要があった。

そこから今の立場まで来れ、すっかりリスクはどこか遠くに行って
しまっています。

 

地道な積み重ねでリスクをほぼカバーできてしまうのが不動産投資
の良いところです。

成長し続けなければ死んでしまう、本当の意味での事業と異なり。

 

最初は準備期間だと思って。下剋上を一晩で成し得ようとするなら
命を賭けなければいけませんが、入念な準備をすれば成功率は上昇
します。間違いなく。

準備期間に何をしてきたかが極めて重要です。ただ単に机に向かい
勉強をするだけでは何も始まりません。

まずは行動を起こさなければ、貴方の物語は始まりません。

 

踏み込んで良いかどうかの判断はじっくりとしなければいけません。
が、徐々に実力をつけて判断を素早くできるようにならなければ、
周りとの競争に勝てはしない。

準備期間もストーリーのうち。

背負ってよいリスク、避けるべきリスクを明確にして、経験を通じ
より確実な判断をできるようになっていきましょう。

そうしているうちに、資金も実績も積み上がり、有利な投資環境で
市場と向き合えるようになります。

 

流れに乗ってしまえば、後は何も不安などありません。是非とも、
こちら側へ来て自己実現を共に果たしましょう。

 

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