何らかの被害に遭ったら、まずは公的機関を頼るのもアリ

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

災害被害に対する公的な補助というのは非常にありがたい話です
ね。地震や台風に限らず、もし災害で何らかの被災をした際には
一度行政やその筋の専門家に相談をするのが良さそうです。

以前、親族の所有地が台風被害に遭い周辺に危険を及ぼす状況と
なってしまっているようだ、との話題を出しました。

早いところ復旧工事をしなければ、二次災害が起きれば所有者と
して法的責任は逃れられないし、そもそも放置する事自体に罰則
がある、と。

 

しかし簡単に復旧工事をするといってもそう簡単な話ではなく。

工事費は数百万円に上りますから、一般庶民がすぐに用意できる
金額ではありません。

関係各位、ストレスで不眠となったり、精神的にも不安定な状況
にあったようです。直接関わりのない僕ができる事はあまりなく、
ちょっとした手伝いをするしかできませんでした。

 

ですが一通のFAXで状況が一転しました。

一言でいえば、安全確保目的の復旧工事に関わる費用負担を行政
全額負担してくれるとの話。

その金額、500万円あまり。見積金額を全額補助して下さるそう。

とりあえずの応急的な工事であり、そう遠くないうちに所有者で
今後について管理計画は立てなければいけませんが、当面の資金
に関する不安は概ね解消できました。

 

全面的な解決ではなく他にまだクリアしなければいけない問題が
残ってはいますが、当事者の心労は相当に減った模様です。

ここのところ台風で甚大な被害が日本列島各地で発生しています。

公的機関は頼らなければ動かない

恐らく、自力で解決しようとしていたらどうしようもなくなって
いた可能性が高かったでしょう。

どこからかお金を工面して泣き寝入りするしかなかっただろうと
想像します。

 

解決の糸口を作って下さったのは「専門家」の存在。修繕工事を
請け負っているゼネコンの担当さんに相談をし、弁護士の手配や
行政への相談などに尽力して下さいました。

企業側としてはただの営業努力なのかもしれませんが、土木工事
に関する業務など何も知らない素人では辿り着かないだろう情報
を持ってきて下さるのは流石プロの仕事です。

いわゆるwin-winの関係ができました。当事者は費用負担をせず
に済むし、企業としては確実な売り上げを確保できます。自治体
としてもスムーズに災害対策を行えます。

納税者の方々には税金を使わせて頂いて申し訳ないところですが
元々が台風被害ですので勘弁願えればと思います。

 

実際、行政の補助金というのは思った以上に様々なものがあって。

その大部分は受け身でいては気が付かないものが多いし、調べる
のもなかなか困難です。インターネットなどから情報を得ようと
しても、複雑怪奇な制度を読み解くのには難渋します。

 

行政は、向こうから自動的に手を差し伸べてくれたりはしない
いうことを認識しておくべきでしょう。

補助金制度があったとしても、こちらから積極的に動かなければ
気が付いてもらえません。

もし分からない事、困っている事があれば、役所の当該部署へと
足を運び、直接相談をするところがスタートです。

 

不動産関係ではありませんが、介護関係なんかもそう。時々病院
に介護の相談にいらっしゃる方がいるのですが、アドバイス以外
にこちらから動いてあげることはできません。

主治医意見書が回ってくれば、主治医として本人の状態の把握が
できているなら書類を書いたりはできますけれども。

そもそも介護認定が為されていない段階では、まず役所の福祉課
に赴いて相談をしなさい、としか言えません。

 

ただ、役所に行けといっても仕事をしていたらそう何度も平日に
時間を作れません。急な休みを取るのが難しいのは日本で仕事を
している人間なら分かるでしょう。

そこは、やはりその方面に強い味方を作るべきです。プロの仕事
は、少なくとも素人の自分の仕事よりも信用できる「はず」。

パートナー選びは難しい部分もありますが、独力による解決より
信用できる事業者選びの方が難易度は低いのではないでしょうか。

 

おまかせは安全な行為

僕も、不動産投資においてはプロに「おまかせ」することを是と
しています。

それは僕自身が医師としてのプロ意識を持って仕事をしており、
また自力で解決しようとして失敗している方を多数見ているから
であるかもしれません。

専門家に任せておくのが一番安全であるのに、と。何しろ医師で
すら、自分の専門外については専門家に相談するのですし。

 

不動産関連も、非常に複雑で多くの専門知識が必要だからこそ、
数々の不動産関連の資格がある訳ですし、土木建築が事業として
世界中で成り立っている。

生兵法は怪我のもと、とは昔からある言い回し。下手に自分だけ
で頑張ろうとすれば、痛い目を見るのは自分なんです。

自らの安全を守ろうとするならば、専門家に意見を請うのは当然
の行為。費用をケチっている場合ではありません。

 

最終的には、それが今回のような解決に繋がります。専門家には
当たり前の事も素人にとっては奇跡です。

信頼できるパートナーさえ見極めてしまえば後はなんとでもなる
のですから、あまり数字ばかり、自分の利益ばかり追わずにプロ
へと依頼する習慣をつけるのが、僕のお勧めです。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 本当にその手を握っていいのか、よく考えて。
  2. 唯一の収入源を失ってからでは遅い。
  3. 時間があるなら様々な選択肢があって然るべき。
  4. 背中を預けられるほど人を信用できますか? 人から信用してもらえそうですか?
  5. マンションの数だけ投資家がいる
  6. 美味しい料理を作るのにも下準備が一番重要です
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る