入居者が貴方の物件から引っ越す気が無くなる一言

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私の妻は山形県民。

結婚生活をしていて、一つ驚いたこと。

 

 

「菊の花を食べる」ことでした。
 

 

毎年、妻の実家から菊の花が送られてきます。

花だけ。ビニール袋に詰められて。大量に。

 

 

お浸しにして食べるんですが、味は正直、よくわからない。

若干苦味があって、独特の香りがする程度。

 

 

個人的に、申し訳ないけれども美味しいとは思えず・・・

しかも、消化されずに出てくることが。

 

 

山形県民にしか、菊を消化する酵素はないんじゃないかと

思う次第です。

 

賃貸住宅にも地域により大きな習慣の差がある

 

何故こんな話をしたかというと。

 

不動産投資にも、地方・地域により習慣が異なる、ということです。

 

 

その一つが「更新料」

 

 

最近、裁判にもなっていましたね。京都でしたか。

平成23年7月15日には、最高裁でも判決が出ています。

結果は、「更新料は有効である」でした。

 

 

最初から契約書に書いてあるなら、有効で当然とも思うのですが、

私には裁判のことはよくわかりませんので、その話は置いておいて。

 

 

更新料は、首都圏に住んでいると常識のように感じてしまいますが、

全国的に見ると更新料の無い地域の方が圧倒的に多いです。

 

 

更新料の習慣があるのは、首都圏、及び京都が主です。

 

 

そのほかの地域では、更新料どころか更新事務手数料すら

ないところが大半です。

 

賃貸契約の更新料、地域によって意識や設定の有無・料金に大きな差

 

地域差がこの問題を起こしているのでしょう。

 

更新料の習慣がない地域から、更新料の習慣がある地域に

引っ越してくることで発生する齟齬です。

 

 

正直、投資家視点で見るといちいち面倒くさいので、

どちらかに統一して欲しいものですが。

 

 

ただ、更新料があるから家賃を少し安くしているところも

あるでしょうから、統一できないのでしょう。

 

今更、更新料を無くすから家賃上げますとは、ちょっと

言えませんよね。

 

 

私は更新料のある地域に収益不動産を持っていますが、

更新料は事業計画に含めていません。

更新されると、余分に利益が出た扱いにしています。

 

なので、更新してくれると嬉しいです。

リフォーム代も掛からず、むしろお金が増えるんですから。

 

今後、家賃以外の臨時収入は消失していく流れか

 

ただ、もし貴方が更新料の習慣のある地域に収益不動産を

所持しており、入居者の転居に困っているようなら、

電話でも良いので一言だけ伝えてあげてください。

 

 

「更新手数料は要りません」と。

 

 

更新料の存在が不透明なのは確かですし、

長い目で見ると人口減少により不動産が徐々に

余っていくことは明らかです。

 

 

更新料を貰うことより、転居の理由を減らすことで、

少しでも継続して長く住んでもらうことのメリットの方が

ずっと大きいと思いませんか?

 

 

経営戦略的にも、更新料の習慣がある地域で

更新料を取らない、という契約にすることは正解でしょう。

 

 

礼金、も同じです。こちらは先に無くなる傾向が進んでますね。

礼金に関しては私のところも取っていません。

 

 

入居を妨げる動機は、できる限り少なくしたいですから。

消費者目線で考えれば、どちらも当たり前のことです。

 

 

特に首都圏の家賃が高い地域では、唯でさえ毎月

高い家賃を支払っているのに、2年ごとに最低でも

数万円~十数万円の追加出費を強いられるか、

高い引越し代を支払うかのどちらかを選択しなければ

ならないのですから。

 

 

それが必要なくなる、というのはインパクトが大きいです。

 

知らない地方に投資をするならリサーチを怠らないように

 

その他にも、地域独特の習慣というものはあります。

 

 

雪の降らない地方にしか住んだことない人は、

大雪地方の住宅事情には疎いでしょう。

 

 

私も福島県に2年以上住んでいましたが、冬場の屋根がない駐車場が

どんなに大変であるか、身に染みて感じました。

 

最初は雪かき道具も装備してませんでしたからね・・・

 

 

こういうこともあって、私は知らない地方の不動産を購入するのは

推奨していません。

 

 

地方物件には利点もありますので、全否定はしませんが、

もし購入するなら不動産屋なり、仲介業者なり、地元の知り合いなりに

十分に住宅に関する生活習慣などを聞き込み調査すべきです。

 

 

リサーチなしにビジネスは成立しないことを、

今一度思い出してくださいね。

 

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