不動産投資における最重要項目『コミュニケーション』

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

不動産投資をする上で私たち投資家の一番の仕事は何だと思いますか?

現場仕事、もちろん大切です。所有物件の現状確認を自分の目ですることで
トラブルを未然に防ぐことが可能です。ついでに掃除なんかもしておけば、
経費削減にもなる。

税務・会計処理、これも大切。自分の会社の経営ですから、自分が把握を
しておかなければ誰が見てくれるというのでしょうか。いつの間にか赤字に
なっていたとしても、誰も責任を取ってくれません。

経営戦略の立案、実行。不動産投資はビジネスですから、株式などよりも
ずっと計画的に予算を配置していかなければなりません。先の先まで予定を
立てておくことで、円滑に拡大計画を進めることができます。

しかし、どれも一番の仕事ではありません。確実にこなしておかなければ
いけないことばかりですが、実はさほど急ぎの仕事でもない。

では、何が不動産投資家にとって一番の仕事かといえば。
コミュニケーションを取ること、です。

電話もメールもどこでもコミュニケーションを取れる、便利な時代になりました。

コミュニケーションこそ不動産投資の根本

これはどのような投資方法を採用している場合でも当てはまります。

例えば全額現金で収益物件を購入し、自主管理をしていたとしても。
客付け業者と連絡を取り合う必要はありますし、入居者とも様々な
取り決めをする必要があります。

定型の契約書の内容では対応しきれないトラブルなんていくらでも
ありますから、そこはコミュニケーションを取りながら問題の解決を
図っていくこととなります。

 

僕のようなおまかせ投資をしている場合、コミュニケーションの重要度は
さらに上昇します。

不動産売買業者と親密になって優良な物件の情報を自分のところへと流して
もらう体制を整えなければ、収益不動産を購入するところまで辿りつきません。

管理会社と密に連絡を取りながら空室を少しでも減らすための作戦を練ったり、
入居期間が長くなるように工夫をしたりしていくことで、安定した不動産収入を
得ることができます。

金融機関と普段からコミュニケーションを取り、自分の経営者としての資質を
見せてあげることが金利の引き下げや借り換えによる資金調達コストの減少に
繋がります。

 

不動産投資は自分ひとりではできません。株式やFXは、口座さえ作ってしまえば
パソコンやスマートフォンから誰と話をすることもなく取引ができて、利益を
出すこともできますが、不動産投資はそうではない。

投資家(経営者)はコミュニケーションを取り、投資した物件から最大限の
利益が得られるように努力をしなければいけないんです。

 

ビジネスパートナーと良好な関係を維持することができなければ実質利回りは
どんどん低下していきます。

相手にとって顧客は私たちだけではありません。積極的にコミュニケーションを
取らなければ私たちは彼らの頭から存在が薄れてしまい、優先順位は下落をする
一方となるのは火を見るよりも明らか。

もちろん迷惑になるようなコミュニケーションの取り方は控えるべきですが、
用が無かったとしても自分の存在が忘れられないような頻度で関係各所に
連絡を入れるようにするのがいいでしょう。

気が合う人なら、プライベートの付き合いができるようになると尚良し、です。

 

返事は必ず一両日中に返すこと

一番やってはいけないことは、連絡が来たにも関わらず放置をしてしまうこと

入居者さんが関わっているトラブルであったりすると、一日の遅れが致命的に
なることもありますので、携帯電話に着信履歴があったら可能な限り早くに
コールバックをして下さい。

 

僕も一度、エアコンの故障で緊急性の高い相談を受けたことがありました。
その時期は引越しがピークの3月で近所の家電店ではどこも在庫が無く、
エアコンをすぐに交換することができない状態。

管理会社さんが機転を利かせてリサイクルショップから購入するという案を
考えてくださり、その了承を得るために電話連絡をくれました。

実はすぐには着信に気がつくことができず少しお待たせしてしまいましたが、
何とかリサイクルショップが閉店する前に連絡が取れ、無事解決しました。

連絡が夕方過ぎになってしまっていたら大変でしたね。

 

メールがきていたら、遅くとも見た翌朝までには返信をしたいところです。

私たちはサラリーマンが主ですので、24時間メールのチェックをすることが
できないのは相手も分かってくれています。

ですから、メールが来たその日の日中に返事が来ることまでは期待していません。
急ぎのことは電話を掛けてくるでしょう。

それでも、どのような些細な内容でもなるべく早く返信をすることで、相手は
こちらを「ちゃんとしているオーナーだな」と思ってくれますし、早い返事を
した分だけ円滑に問題解決が図れます。

メールを受け取ったら、遅くとも翌営業日の日中までには返信ができるように
心掛けて下さい。

 

相手には寛大に、自分は引き締めて

逆の立場になったら分かりますよね。

こちらが何かを心配になったり問題が発生して連絡を入れた時、電話を掛けても
繋がらず、コールバックもなく、メールをしても返信がない。

どうしたんだと、不安が増大するばかりです。

 

相手には相手の事情がありますからある程度の期間は待つべきだと思いますが、
こちらも命が掛かったビジネスです。

何度連絡を取っても反応がなかったら、そんなところと今後長く付き合っては
いられないと思うのが普通でしょう。

連絡の遅延も同じく。

 

まずは自分の襟を正すところから。自分自身がしっかりと義務を果たしてこそ、
相手を選ぶことができるというもの。

コミュニケーションを密に取ることを忘れないようにして下さい。
これができない方は、不動産投資は不向きです。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 勝敗に関わらず自分が空爆被害に遭わないとは限りません。
  2. 皆が安くても大満足し続けてくれるならいいのですが。
  3. 楽しんで仕事をすることが大切ですよね。
  4. 利益アップ
  5. コインランドリーもとても可能性の高い実店舗ビジネスですね。
  6. 金利の上昇に驚いてしまうような状態にすべきではありません。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る