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今日は税金の中でも非常に負担が大きい、
住民税について話題にしましょう。
サラリーマンにかかる税金というと、
所得税、住民税、消費税の3つが主なもの。
これら3つで税率が最も高い税金は、所得税です。
最低10%、最高40%ですよね。
収入が多い人間がたくさん税金を負担する、
富の再配分の効果が強い税金です。
対して住民税、これは国税ではなく地方税ですが、
自治体により僅かな差があるものの、基本的には10%。
所得税よりもずっと軽く、対して影響がないと
思ってしまいがちなのはサラリーマン的な考え方。
住民税は、大変に負担の思い税金です。
住民税の納め方
サラリーマンとしての給与からしか収入を得ていない場合、
多くの方は住民税を特別徴収制度で納めています。
特別徴収とは要するに給料からの天引きのこと。
1月1日時点で住民票のある自治体に、
6月から来年の5月まで12分割で納める形になっています。
住民税は所得税同様、所得から計算される税金です。
給与所得以外に課税対象の所得がある場合、
特別徴収ができません。
従って普通徴収、送付されてくる納税通知書通りに
期日を守って納税する必要があります。
ちなみに所得税とは控除される金額が異なるため、
確定申告した金額のぴったり10%、というわけではなく、
若干金額に差が出ます。
所得が大きくなると、概ね同じ金額ですけどね。
統計のマジックが感覚を狂わせる
世の中には統計のマジックという言葉があります。
数字の見せ方を変えると印象が大きく変わるという意味ですね。
例えば、缶コーヒー代。1日1本だけ飲むとすると120円。
対した金額ではないですよね。
120円くらい、家のどこかに落ちていてもあまり気にならない。
でも、毎日1ヶ月間飲んだら3,600円。
毎日1年間飲んだら43,800円。
10年間続けたら438,000円。
たかが缶コーヒーに10年で40万円!? 飲むの止めよう。
って思ってしまいますよね。
120円が軽いか重いか、どちらが真実かは人によりますが、
ローンを組んだり、分割払いをしたりすると、
負担を少なく感じるのは事実。
時にそれが目を曇らせ、大きな弊害を生むことがあります。
住民税は普通徴収として支払うことに慣れていないと、
ついうっかり存在を忘れてしまいます。
いままで特別徴収をされていただけだと、毎月天引きされても
そこまで数字をよく見てない方の方が多いんじゃないでしょうか。
でも、不動産投資を始めて、収入が増えて。
確定申告を一度終え、6月になって固定資産税納税通知が
いざ送られてくると、本当にびっくりすると思います。
住民税って、こんなに高かったのかと。
上手に節税できていて、課税所得を低く抑えられているなら
いいんですが、初期費用や不動産取得税による経費がない
2~3年次以降はそこまで経費を積み上げられない。
課税所得が1000万円になると、100万円の納税通知が
送られてくるんです。1/12だと8万円ちょっとなので
まだ実感が沸きにくいですが、まとまった額を見てしまうとびっくり。
本当に稼ぎが出ているのか疑問に思ってしまう。
重い負担を強いられていると感じてしまう。
それが、住民税です。
確定申告は住民税にも影響をする
経費を積み上げて節税しましょうというと、
所得税を節税しているような気分になります。
でも、それだけではなく住民税も節税になるんですね。
あまり実感は沸きませんが。
経費による節税の効果は、確定申告で数字として
見えるよりも遥かに効果が高い。
この住民税、本当にサラリーマンからいきなり事業者になると
抜けてしまうことが多いんですが、6月頃に納税通知書が
送られてきます。
確定申告で申告した金額の約10%程度の支出が、
6月にあるんです。
物件の所在地にもよりますが、固定資産税も同時期に
来ることがあり、6月頃は大きな支出がある時期だと
覚えておいた方が無難でしょう。
その他にも予定納税があったり、現金支出の機会は絶えません。
ちなみに、住民税は4期に分けて納めることができますから、
お金がないからと焦る必要はありません。
ただし、後回しにすると納税を忘れることもありますから、
ご注意を。
忘れがちな住民税のために余裕を持った経営を
住民税の場合、不動産取得税のような細かい注意点や
控除なんかないので、単純に6月に支払いがきますよと
それだけ覚えていればいい話なんですが。
住民税の負担の重さにあとからびっくりしないように、
また住民税の支払いに困るようなことがないように。
警告という意味で、住民税をテーマに記事を書きました。
いかに税金対策をしなければいけないかということも、
住民税まで意識をしたほうがより深く理解を
していただけるのではないかと思います。
確定申告時の還付金ばかりに注目せず、
住民税の節税効果にも着目して税金対策をしましょう。
住民税や固定資産税、予定納税など1年の半ばに
納税が要求される大きな税金が固まっていますので、
現金には余裕を持って経営をしていきましょう。
心もお金も、常に余裕を持って前へ進みたいものです。
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