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今月から予定通り、消費税が8%へと引き上げられています。
日常の経済活動の多くの税負担に直接関わる消費税が増税されるのは、
金額以上にインパクトが大きく、一時的に消費が落ち込んでしまうのは
確実でしょう。
先月の買い溜め、駆け込み需要の副作用が落ち着くまでは、
いくらベースアップによる給与上昇があっても消費は戻って
こないと思われます。
ベースアップされた給与が支払われるのは月末ですし。
アンケートでも多くの人は消費を控えると答えています。
当然、不動産への購入意欲も減速するものと思われます。
特に住宅ローンを組んで自宅を購入しようと考える層は既に購入を
されてしまった方が多いでしょうから。
では、収益不動産が欲しい私たちも、消費を控えてしばらく市場の動きを
見極めてから行動をすべきなのでしょうか。
結論から言うと、僕はそうは思いません。
優良な収益不動産を取得するには今後3ヶ月が大きなチャンスではないか、
と考えています。
尚、流行には乗りたくない、世の中流れには逆らいたい僕の悪い癖が
出ているのかもしれませんので、話半分に聞いて頂ければ結構です。(笑)
収益不動産で落ちる市場の投資意欲
消費税増税により多くのものの需要が落ち込むのは目に見えています。
初めて消費税が導入された1989年、消費税が3%から5%に増税された
1997年に比べるとインパクトは小さいようには思えます。
賃金上昇の機運が高まっているからでしょう。
それでも駆け込み需要はそれなりに発生しましたし、物価高は時期に
関係なく繰り返されますので消費を抑えなければという意識は強く
一般庶民に植え込まれます。
自宅購入は住宅ローン減税の拡充などもあり、消費税増税後もそれほど
負担は変わらないと思われますが、それでも駆け込み需要が発生して
いたのが現実。
不動産業界の買い煽りもありますし、世の中情報をしっかり収集して
損得を見極められる人は案外少なかったり、分かっていても不安に
負けてしまう方が多かったりするのも原因です。
不動産需要は、4月から数ヶ月落ち込むでしょう。
それは収益不動産でも同じです。
収益不動産を購入する層は、私たちのように本質を見極めて確実な
キャッシュフローを得ることを目的としている人間だけではありません。
相続税対策で購入したいと考えている人もいれば、値上がり期待で
キャピタルゲインを得ようと甘い考えをした方もいます。
それらの需要は消費税の上昇などといった表面的に目立つ問題には
とても敏感で。しばらく様子を見てから良いタイミングを狙おう、
と考える方が多い。
収益不動産も、4月からしばらくは需要が落ちることは明らかです。
中国の不動産バブル崩壊のニュースがそれを更に加速させることは
間違いありません。
4月から収益不動産の買い時が来る二つの理由
僕にはこれはどう見てもチャンスにしか思えない。
大きな理由は2つあります。
1.売り手市場から買い手市場への転換
需要が落ちれば価格も下落するのは当然のこと。売り手も駆け込み需要の
時期に売れなかったことで焦りが出ます。
増税前は売り手市場でしたが、増税を境に買い手市場へと転換します。
指値も以前よりは通りやすくなるでしょう。売り手市場だった増税前は
指値を入れるどころではありませんでしたが、売りたいのに売れないと
焦る人は指値を受け入れやすくなりますから。
2.追加金融緩和の期待
消費が低迷することはデフレ脱却を目指す政府・日銀として容認できません。
そこで打たれるであろう最も容易な手段は、日銀による追加金融緩和です。
消費税増税以前から、増税後に消費が低迷するようなら追加の金融緩和を
すべきだとの意見は多く出ています。
ダイナミックな金融政策を行う黒田総裁ですから、追加緩和は十分に
現実的なものでしょう。早ければ5月にも行われる可能性もあります。
追加金融緩和が実行されればどうなるか?
不動産に融資が付きやすくなりますよね。
リスクも散見されますが、不動産投資にリスクがゼロのタイミングなんて
いつまで経っても訪れません。
であれば、この二つをどう考えますか?
僕だったら攻めたいと思いますが、いかがでしょうか。
とはいえ、実際に追加の金融緩和が行われるかどうかはもう少し様子を
見てみないと分かりませんし、引き続き物件供給がタイトなままならば
完全な買い手市場へとは移行しません。
じっくりと市場を眺めながら、個人レベルで一つ一つ交渉を重ねていく
ことが大切なのは今後も変わらなさそうです。
ステージを高め、チャンスを掴む
良い物件に巡り会えるかどうかは別問題ですが、少なくとも収益不動産を
非常に購入しやすいタイミングとなることは確実のこの状況。
特に法人で大きな1棟RCマンションを購入できる人にとっては
消費税増税も関係無いので、近年稀に見るチャンスです。
消費税増税の影響が小さい築古物件も狙い目ですね。
チャンスをものにできるかどうかは、あなたのステージ次第。
自己投資を続けながら、虎視眈々と機会を待つだけでなく積極的に
攻めの姿勢を見せることをお勧めします。
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