追加緩和の煽りに騙されないように。卵と鶏のように順序が不明瞭ではない。

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

何やら市場では勝手に日銀の追加緩和期待が高まっているらしい
ですけれども。

個人的には、ちょっと考えにくいと思っているのですが、いかが
でしょうか。

 

大胆な金融緩和策を行った黒田日銀総裁とはいえ、金融政策決定
は独裁で行われているものではありません。金融政策決定会合を
通じ、多数決により行われます。

議決は9名の政策委員に委ねられますので、最低そのうちの5人が
追加緩和策を支持しなければならない。

現在の世界情勢的に、それがすぐ行われるとは思いません。

 

少なくとも、です。アメリカの利上げがされるのかされないのか
世界中が注目する中、日銀が不意打ちのように追加緩和の決定を
下したらどうなるでしょうか。

急激な円安、それによる日経平均株価の上昇は確実でしょうね。
また輸入物価も急騰、燃料費も相当に高騰するはず。

そこでアメリカが政策金利の利上げを決定したら、いったいどう
なると思いますか?

 

米国の利上げという非常に不確定で、影響も未知数の金融政策が
控えている状況下で、追加緩和への支持が9人中5人も集まるとは
まるで思えません。

追加緩和をすれば株価が上昇するのは間違いありませんが、日銀
は株価を上昇させたくて金融緩和政策を実行しているのではない。

それを、株屋が自己に都合のいいように株が下がってきている今、
日銀のETF買い入れ枠も残り少ない中ならば、株価の下支えの為に
追加緩和に踏み切るに違いない、と考えるのは。

ただのポジショントーク、ないしは市場の養分の欲しい証券会社
の買い煽りに過ぎない、と判断します。

 

読み物として、サプライズがあるか、あったらどうなるのか、を
書いた方が面白いのは理解できますが。

いい加減な記事ばかり書いて、たまに当てはまらなくもない事案
があって、それを後から「予想を的中させた伝説のディーラー!」
のような煽り文句に使っているのを見ると。

どこの業界も人材不足に困っているんだなぁ、と憐憫の情を感じ
ざるを得ません。

卵が先か鶏が先かは分かりませんが。

更なる追加緩和には強い理由が必要

僕としては3回目の金融緩和は、世界経済情勢がもう一段ハードな
動きをしたタイミングではないかと考えます。

そのスタートが何であるかは分かりません。

フォルクスワーゲンの倒産かもしれませんし、中国バブルの崩壊
かもしれません。難民問題かもしれませんし、その他どこかでの
安全保障問題かもしれません。

 

現在の世界経済の雰囲気を見る限り、日銀の2回の追加緩和による
影響は落ち着いているように思えます。

まだ追加緩和の作用が働いていた時はリスク回避に円が買われる
動きが強くはないように感じましたが。

ここ最近の円相場が安定しているところを見ると、何か危機的な
問題が発生したらリスク回避に円高へと向かいそうな「雰囲気」
を感じます。

相も変わらず僕の直感レベルの意見ですので、信用されてしまう
と困ってしまいますけれども(笑)。

 

まあ、そんな直感はともかくとしておいて。

もし追加金融緩和を必要とするとしたら、再び円が急騰し、国内
で円の流動性が失われてしまう事態になった時、でしょうね。

そのラインがどこに引かれているかは全く分かりませんが、普段
の政策を見る限りでは1ドル90円を割り込む程度には円高へと急進
しなければ動かないのでは、と思います。

その頃には相当に株価が下落してしまいますから、そこまでいく
前に追加緩和以外の方法で政府が株価の下支え、緊急経済対策を
打ち出すような気がしますけれども。

 

要するに、僕の直感ではよほどのイレギュラーな事態にならない
限りは3回目の追加緩和はない、と感じています。

 

サプライズが先にあり

ですので、日銀が追加緩和を決定するようなサプライズは、まず
考えにくいのではないでしょうか。

先にサプライズな事態になってから、それを収める一手段として
追加緩和を選択する可能性はあると思われます。

 

ただ、そのようなシナリオとなるかもしれない雰囲気もあり。

2017年4月に控える消費税増税を延期するような事態ともなれば、
日銀も追加緩和を決定せざるを得なくなるでしょう。

既に伏線は張られているように思います。

安倍首相が、あれ程明確に10%への増税は延期しないと国会でも
会見でも明確にしたにもかかわらず、後になって「危機的状況と
なった場合は除く」と注釈をつけていますから。

 

後は、単純に消費税を10%へと増税するタイミングで、が順当な
予想でしょうか。

8%へと増税した際と同じ手法ですので、こちらに関しては先々に
予測される事象も判明していますから、やりやすいと思います。

もしも金融緩和による円安進行、株価上昇の恩恵に預かって資産
を増やしたいと考えるならば、消費税の動向を見計らって仕込み
をしておくといいかもしれないですね。

あくまで直感ですので、自己責任でお願いします。

 

僕としては金利が急騰したりしなければ追加緩和の有無について
はどうでもいいと思っています。

現時点でも十分融資を受けやすい環境にありますし、これ以上の
大きな変動は、今は望みません。

それよりも確実な景気回復、経済活発化、それによる少子化問題
の解決が長期的に見込まれるような時代へと進んで欲しい。

政治家や官僚の方々には、目の前の功績に目が眩まずに是非とも
長期的な視野を持って日本の将来のために頑張って頂きたいです。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 個人の過失責任は重くなる一方のようです。
  2. アメリカも色々と大変そうです。
  3. 話し相手が変わってしまったらこじれるのも当然です。
  4. 長かった迷いの森も、ついに出口を見つけたかもしれません。
  5. 何事も指標を理解することはとても大切です。
  6. やってみるととても面白いですよ、料理も。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る