不動産投資に役立つ市況を読むための3つのポイント

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いつも応援ありがとうございます。



 

引き続き、市場経済観察の基本についてです。

一見すると不動産投資と関係のない話題に感じるかもしれませんが、
不動産投資だって投資です。日本経済が今後どうなるのか、世界の
投資家がどう動くのかは非常に大切なこと。

私たちがいつも気にしている「金利」も、為替やインフレ率など、
総合的な経済状況を見て決定されているもの。

金融緩和、引き締め、といったことに関して、詳しくあるべきです。

 

苦手な人には頭の痛くなる話題かもしれませんが、投資家へと
転身すると心に決めた以上、覚えるしかありません。

何事も努力ですね。

余剰資金を利用して、実際に株取引や為替取引に挑戦してみると
身に付くのも早いです……が、よほど余裕がなければおすすめは
積極的にはしません。

 

報道機関の特殊性を考慮する

さて、もう少し広い視野で市場を見てみると。

報道に悪意しか感じられないのですが、今回の動きは明らかに
世界同時株安なんですよね。何故、日本の株価下落についてしか
報道しないのか、理解しかねます。

ご丁寧にアベノミクスへの懸念の声が一部投資家から出ている、
なんて報道もされています。

 

お分かりでしょうか。

日本での一連の株安報道は、経済ニュースではなく世論誘導を
図ろうとするプロパガンダの意図があることに。

 

別に僕は安倍政権が良いとも悪いとも言いません。まだ1年ちょっとしか
経っていませんし、結果が出るにはもう少し時間がかかるでしょう。

今のところは良い点もあるし、悪い点もあると思います。
しかしもっとよろしくないのは、政治の方向性に一貫性が無くなること。

以前のようにコロコロ首相が替わったり、民主党政権時代のように
180度の方向転換が為されたりするのだけは頂けないので、
今のところは安倍自民党政権を支持します。

 

しかし世の中それを良しとしない勢力もいて。報道機関に食い込んだり、
報道機関そのものが反政府的であったりします。

日本の報道機関は残念なことに「ただあった事実をそのまま報道する」
ということができない体質のようです。

ですから、こういった経済ニュースも報道からでしか情報を入手しない
なんて形を取ってしまうと、大きな誤解をしてしまい、その誤解が
自分に大きな被害をもたらす災厄となりかねません。

 

政治的な思想・信条は自由に持つのがいいと思いますが、投資家として
成功したいのならば、金融・経済市場の動向についてはニュースや
新聞などばかりを信用すると痛い目を見てしまうことでしょう。

生の情報(一次ソース)を調べることを旨とし、報道やネット情報など
二次、三次ソースについては参考程度にして自分で考える癖をつけねば、
遠くない将来後悔をすることになると思います。

情報の仕入れ方が勝負を決める一因です。

政治家の発言はグローバルな視点で考える

2月4日の株価の下落を報道各社が騒ぎ立てる中、甘利経済再生相の甘利氏や
菅官房長官が、火消しの発言を行っています。

米株安への過剰反応懸念、「連鎖の必要ない」=甘利再生相

「失望売り」否定=株価急落―菅官房長官

 

基本的にはあまり政治家の緊急的な発言については信用していない僕では
ありますが、今回ばかりはその通りだなと思ってしまいます。

「火消し」という言葉がよく似合いますね。
とりあえずパニック予防、なんて具合でしょうか。

 

日本の政治家の発言は、日本にいると「どうせ口だけだろう」と思ってしまい、
庶民的には軽視しがちになってしまいますが。

市場は敏感に反応します。

 

市場のグローバル化が大きな理由です。

市場は期待と不安で動きますので、政治家の発言には時に大袈裟なほど
反応を示すことがあります。

自分の国の国も政治家は信用できない、なんて思いが国民にあるのが
どこの国でも共通した思いのようですが、あまり事情を知らない他国に
ついてとなると、ちょっとした発言も重く受け止めてしまうもの。

日本人の立場でアメリカや欧州、中国の政治家が何かを発言したり、
その内容についての報道があると深く考えてしまいますよね。

 

かつて民主党菅直人政権時代、円高許容発言を契機に1ドル75円まで
円高が一気に進んでしまったのは記憶に新しいところ。

政治には興味を失ってしまった方も多いとは思いますが、
市場動向を読むためにも政治家の発言には注意を払うように
した方が無難です。

これも必ず、会見なら会見を見るなど、一次ソースを探すように
して下さい。報道などの二次ソースだと発言の一部を部分的に
抜き出してしか情報が得られません。

意図的にしろ、そうでないにしろ、です。

上記ではニュースソースを出してしまいましたが、どうしても
一次ソースしか得られない場合、複数の同じニュースを読むのを
習慣付けることをおすすめします。

 

長期トレンドを大事にする

これらを総合して現在の株価下落を考えると、今のところの
僕の意見は「一時的な短期下落トレンド」に突入したに過ぎない、
という程度で、気にするべき動きではないと考えます。

株式や為替でデイトレードをやるなら注目すべき動きですが、
僕は不動産投資をする上で今後の長期的な方向性を知るのが
目的ですから、3ヶ月なんて短期も短期。

1年後にはどういう動きか、数年経過するとどうなるだろうか、
ということにしか興味はありません。

 

多くの政策が実行されたり、色々な事件が起きたりしますので、
その時々で予測に修正をかけなければいけませんが、今回の
日経平均の下落は修正に値しないと感じます。

今後、僕の予想外の動きやトラブルがあれば話は違いますが、
今は慌てず騒がず、世界の市況を注視する程度でいいのでは
ないでしょうか?

 

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