円高株安をきっかけに市場経済観察の基礎を知ろう

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いつも応援ありがとうございます。



 

予想通り、日本の株式市場が低迷し始めましたね。

短期下降トレンドは3月が過ぎるまでは続くと思っているのですが。
今回のネタは、アルゼンチンの再デフォルト懸念から始まった
新興国の金融不安を発端としています。

トルコが金利を突然倍以上に上げたりしていることも
影響をしているのかもしれません。

 

一部報道はバブル以上の下落率だのなんだのと不安を煽るような
報道をひたすら繰り返していますが。

これに煽られて不安を抱えるようなことのないよう、
しっかりと正しく状況を認識して下さい。

株の細かい上下に、不動産市場が反応することはありませんから。

 

なぜ日経平均株価が下落しているのか?

正しい認識を持つためには、現状をよく知ることが大切です。

経済学がどうの、といった学問的な話ではありませんので、
心配なさらずに。僕も経済学なんて勉強したことありません。

知るべきは、なぜ市場が動いているのか、という理由。

 

不動産投資でも理由が大切ですよね。なぜ不動産を売るのか、
理由によってその後の動向が変わります。

株式市場でも、為替市場でも理由が大切です。
「なぜ」をはっきり知ることができれば、投資で失敗を
することは格段に少なくなるでしょう。

 

なぜ今、日経平均株価が下落しているのか。

市場慣れしていれば焦る必要がないことは明白ですが、
そうでなければ連日新聞やテレビで報道をされていると
日本経済の先行きに不安しか覚えなくなってしまいます。

 

それは大きな間違いです。

日本経済に不安がないと言っているのではありません。

報道に煽られて感情を揺さぶられてしまっているのが
間違っていると言っています。

投資には冷静さ、感情に理屈が左右されない強固な精神力が
最も重要となります。外部のプロパガンダに扇動されている
ようでは、投資はしない方が無難。

しかし私たちは投資をしたいのですから、ならば自分を
成長させ、精神的な動揺をできる限り抑えるような訓練を
しなければいけません。

 

その第一歩が現状をよく知ることで、常に「なぜ」を求める
姿勢を身に着けること、です。

「あっ」と思ってからではもう遅い。

市場はマネーゲームと現実が共存している

今、日経平均が下落しているのはなぜでしょうか。

日本経済の先行きが不安だから?
アベノミクスが失敗するのではないかとの予測?
それとも中国との戦争が近いという噂からでしょうか?

そうではありません。上記のようなことを想定している人は
多いですし、間接的に影響している部分はありますが、
直接的なものでは決してありません。

 

前述のように、現在市場を動かしている材料は新興国の金融不安です。

なぜそれで日経平均が下がるかといえば、リスク資産から安全資産への
買い替え、です。新興国の通貨や資産を売り、日本円を購入する流れが
発生しているからです。

リスクヘッジのためですね。利回りの高いリスク資産に問題が
発生した時、安全資産である円が買われるのは定番の値動きです。

そんな時は円の値上がりを期待しての円買いも出るので、
円高が加速します。

 

円高となれば日本の株価が下がるのは当たり前。

この辺りがいまいち理解できない方も多いようですので
念のため解説をしておくと。

日本の株式は円建てでしか買えませんが、世界市場は基軸通貨である
ドルをベースに考えられています。

円高になると輸入品の価格が安くなるのと同じように、
円の価値が上がれば相対的に円換算の株価が下がるのは
ごくごく当然のこと。

 

新興国の通貨に不安が起きると円高が発生し、円換算で見た日経平均が
下落するのは為替レートの問題が一因。

日本経済の浮き沈みとは無関係に起こる事象です。

マネーゲームと揶揄されることもありますが、この金融システムの
お陰で経済の回転が保たれている面もあるので致し方ないものと
受け入れざるを得ないでしょう。

 

株式や為替の経験が少ないと分かりにくい部分でしたので、
念のため解説しておきました。

 

買われたものはその分だけ売られる

よくよく為替と株価値動きを観察すると、それだけではないことが
すぐに分かります。

為替の変動以上に株価が変動しているからです。
円が1ドル105円から100円へと上昇する間に、日経平均は16,000円から
14,000円へと下落しました(2月4日現在)。

円が5%程度の上昇なのに、株価は12%も下落しています。

 

こう見ると、為替の影響だけでなく日本株が売り込まれているのは
確実のようですね。やっぱり、日本経済の先行き不安から投資家が
日本株を手放しているのでしょうか?

 

違います。これは明らかに『利益確定』の売りです。

 

100ドルの価値がある株式を円換算で見る時には、為替がいくらであるかが
大きく影響してきます。超円高と言われていた、1ドル75円であった以前と
1ドル100円強の今では、同じ100ドルでも円換算では1.3倍もの価格差がある。

つまり、日本市場から日本円換算で見ている株価と外国市場から
ドル換算で見ている株価には乖離があるんですね。

 

ドルベースで見ると、日本株はそれほど下がっていない。
しかし新興国の金融不安により株価が世界的に下落をするかも
しれないから、利益の出るうちに売ってしまおう、と。

そんな動きが出てのものと考えられます。

安倍自民党政権誕生以来、日本の株は相当に買われました。
円が1ドル75円から105円へと30%強下落する間に、株価は8,000円から
16,000円へと50%の上昇を見せています。

それだけ買い越しになっていますから、溜まった買い玉が利益確定で
売りに出されれば、下落幅も大きくなります。

 

そもそも、円とドルを交換する以外にない為替と、海外市場による
為替を介した売買と日本市場による円のみの売買の両方がある株式を
比べて株式の方が値幅が大きいのは当たり前なんですが。

それを加速しているのが投資家の利益確定、または損切りによる
売買であるということを覚えておくと、株価の日々の変動の報道に
一喜一憂させられることも少なくなることでしょう。

 

と、いったところで長くなってしまいますので一度切ります。
続きは次回で。

 

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