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ソニーが不動産の仲介事業に参入、とのこと。
生命保険やら金融事業にも手を出しているソニーですが、ついに不動産まで
手を出してきましたね。仲介がメインとのことです。
基本的には投資家向けではなく個人の住宅向けなんでしょうが、目標は
売り上げ高500億円と大きく風呂敷を広げてきました。
段々ソニーのブランドイメージが崩れてきた感が拭えません。
電機事業だけでは最早やっていけないと宣言したようなものです。
これを改革と見るか、ブランドの毀損と見るかは、今後次第でしょうか。
世界に根付いたソニーのブランドイメージを大きく変えることができるか
どうかが、今後の要となる気がします。
不動産の流動性上昇は投資化にも追い風
しかし、こうして不動産市場が活況になるのはいいことです。
良くも悪くも、取引が行われずに流動性が低下することは、個人投資家に
とっても大きなリスク。
売りたい時に売りたい額で売れるならば、これほど安心なことはありません。
特に区分マンション投資では、取得したものが売却できるかどうかは
購入を検討するにあたり非常に重要な指標のひとつ。
区分マンションは利回りが低く、インカムゲインだけではなかなか投資資金を
回収することは難しい。長く持ちすぎると予想外の出費が発生することもあり、
資金の回収が更に遠のくこともあります。
区分マンションは、出口に投資家向けではなく実需向けに高く販売をすることが
可能である点が大きなメリットですから。
まだまだ住宅に関しては実質家賃の上昇が見られていませんから、しばらくは
個人投資家にとって厳しい局面が続くことが予想されますが、不動産市場の
活況が続けば出口には向かいやすくなり、投資もしやすくなりますね。
融資を受ける面でも、不動産市場が活況にあることは好影響。
金融機関が融資の可否を考える時にひとつの参考とするのはリスクの高さ。
流動性が低いことはそれだけでリスクが高いことに繋がります。
貸したはいいけど売却もできず、貸し倒れとなることを最も恐れている。
メガバンクには都市部の物件が好まれ、地方物件は良い顔をされにくいのは
そこに一つの理由があります。
売買が活況となればそれだけで価格上昇圧力となりますので、万が一融資先が
経営破綻を起こしてしまったとしても売却が用意ならば素早く融資から撤退を
することが可能。
どんな理由であれ、不動産の流動性が高まることは何も悪いことはありません。
利回りが下がっている? そこが気になる方は、このタイミングで不動産投資に
参入をすることを止めるしかないでしょう。
確かに、今は利回りという点で不動産投資への参入が難しい局面にあります。
デフレ不況からの転換点である現在、不動産価格も必要経費も、加えて税金も
上昇する一方、家賃収入の増加がまるで見込めません。
一部の金融機関も投資マネー、緩和マネーの流入だけに終わるのではないかと
不動産への融資に警戒を強めている部分もあるようです。
許容可能な利回りの物件が見つからなければ、しばらく様子を見るのが吉。
利回りの低下がどこまで続くかは注視しなければいけないでしょう。
ただ、利回りが今後も下がるかどうかは金融機関の動向に掛かっています。
金融機関が貸さなければ不動産を売買すること事態が困難なのですから。
インフレ期を生き残るには?
この問題を解決するに最も有効なのは、歴史を振り返ること。
つい最近、同じような状態となっていた時期があったことを、
覚えている方も多いのではないでしょうか。
2007年前後で発生した不動産プチバブルで高値掴みしてしまった方は今、
どうしているのでしょうか。
あの頃は、三井住友銀行が積極的にアパートローンを展開していました。
メガバンクがサラリーマンの不動産投資へ融資を強力に推進していたため、
不動産の流動性が極めて高くなり、不動産価格は急騰しました。
引用元:2013年 急落局面を脱した住宅地価動向の推移と今後の展望(2013年1月)
ここがいわゆるプチバブルとかミニバブルとか呼ばれている時期ですね。
あの頃はサブプライムローン問題が発覚したりリーマンショックが起こるまで、
三井住友銀行がフルローン、オーバーローンを相当な件数出していました。
この時期に三井住友銀行から融資を受けて不動産投資を始めた方のうち、
どのような方が姿を消して、どのような方が生き残っているのか。
そこを検討することが、今から不動産投資を開始する上で長く生き残る
ヒントを掴むきっかけになるのではないかと感じます。
加えて、確かに収益不動産の利回りは一時期よりも下がりましたが、
まだまだ十分な利回りを叩き出す物件は多数あります。
この間も、地方の大都市圏の主要駅前で利回りが10%を超えているような
物件の情報を頂きました。
信頼できる独自の情報網を作り上げることが、今後の不動産投資で
成功するに最も大切なこと。
今回のソニーの不動産事業参入からも分かるように、
不動産市場は今後更に拡大をしていくと思われます。
正しい選択を続ければ、何も怖いことはありません。
希望を持って前向きに考え、行動しましょう。
インフレは私たち不動産投資家の味方です。
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