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不動産投資は悩みの宝庫ですね。
人によって様々な悩みを抱えていて、壁となっている。
自己資金が足りないことを悩む人もいるし、
融資受けられないことに悩む人もいる。
お金や属性に問題はなくても、ではどんな不動産を
購入すればいいのか。どこの地方に買えばいいのか。
結局、ある程度妥協を重ねなければいつまで経っても
収益不動産って買えないんです。
機会損失という言葉の本当の意味
以前、機会損失などという不思議な言葉がある、
という話をメルマガでしました。
要約すると、機会損失なんて言葉に踊らされて
余裕が少ないのに投資へ突き進んでしまうような、
異常な精神状態でいると大損しまうよ、という話。
これだけ読むと、当たり前だろうなんて思うかも
しれませんが、これがなかなかあり得る話なんです。
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メルマガでは機会損失という言葉を否定的に書きましたが、
実際に機会損失という言葉が正しいな、と思うシーンも
あるんです。
それは、妥協ができずに収益不動産の購入機会を
逃し続けている時。
本当に投資をしていいのかどうか悩んでいるのは
機会損失とは言えません。もしかしたら投資をしない方が
自分のためかもしれませんから。
でも、高望みしていつまで経っても前に進めない。
これは機会損失と言っていいでしょう。
欲をかき過ぎて本来の目標を達成することに悪影響を
与えてしまうようでは、本末転倒です。
理想と現実のギャップには時間を捨てる価値がありますか?
高望みというと男女関係、特に結婚が関わってくると
男性でも女性でも言われる言葉です。
近年晩婚化が進行しているのも、インターネットで
かつては考えられなかった出会いが可能となり、
また良い出会いが結婚後の生活にどんな差が生まれるかが
周知されたというのが原因の一つでしょう。
情報が増え過ぎたために処理が困難となって、
正常な判断ができなくなってしまっている。
まあでも、結婚はそう一生に何度もあることではないし、
悩み過ぎてしまうのも致し方ありません。
収益不動産はどうでしょう。
愛着は湧きます。特に1棟目、1戸目であったりすると、
ちょっと感情がこもってしまう面は否めません。
しかし、収益不動産は私たちよりもその寿命は短い。
不動産投資家として生きていく間、多くの物件と出会い、
別れていくことになります。
自宅と違って、売買が一生に一度だけではありません。
収益不動産はあくまで目標を達成するための一要素に過ぎず、
妥協のできる範囲で安定した収入源になればそれでいい。
妥協の一線を越えてはいけません。
だからといって、アルカディアを、最高の物件を追い求めて
時間を無駄にしてしまったら、本来その時間で稼げたはずの
金額を失ったも同然。
時間は有限です。高望みを続けた結果1年が過ぎてしまえば、
1年間に稼げた金額、そして1年分の若さを失うこととなります。
1棟RCマンションにこだわり過ぎてしまったり、土地値以下の
木造アパートを探し続けたり、積算評価、収益評価ともに
売買価格を上回る物件しか見えなくなってしまったり。
そうした高望みが、機会損失を生んでしまう。
結果として目標の達成に影響が出てしまったとしたら、
残念なことにしかなりません。
時間の概念を常に戦略に組み込むこと
何度も繰り返し言うことですが、大切なのは時間軸も
考慮に入れた経営全体の戦略です。
実のところ、僕の1棟目は積算評価は割れています。
大変人気のある立地なので仕方ありません。
そこは1棟目として妥協した部分です。
なぜ妥協できたか。
十分なキャッシュフローが得られることと、2棟目として
再度1棟RCマンションを購入する自信があったからに
他ならない。現在は2棟目を既に取得しています。
2棟目は収益性は言うまでもなく、積算評価も売買価格を
大幅に上回っており、資産債務バランスは修正されました。
2棟目で債務超過から脱出するのも、1棟目購入時から
戦略的に見越していたこと。
ついでにいうと今後はいかに純利益率を高めていくかのゾーン。
ここからはRCマンションだけでなく、ドミナント戦略を
踏まえた木造アパートも投資対象に入っていきます。
欲をいうともう一つ、1棟RCマンションを取得したいとは
考えていますが、タイミング次第ですね。
これはあくまで僕の属性、環境、自己資金、その他のビジネスを
全てひっくるめた上で立てた戦略であって。
自分の戦略は、自分でしか立てることはできません。
人にアドバイスを求めることも時に大事ですが、
最終的に自分の意思がついてこなければ、意味がなく。
自分に合ったマインドセットを完成させ、自分を見つめて
時間軸を考慮した経営戦略を立てることが始まりです。
高望みをしたが故の機会損失となるか、妥協をし過ぎの
投資ミスとなるか、バランスの取れた良い投資となるか。
それは物件そのものにあるのではなく、立てた戦略次第で
決定されることです。
まずは、時間軸を考慮した経営戦略を立てて下さい。
そうすれば、何が妥協できるのか。何は決して妥協をしては
いけないのか。はっきりと見えてきます。
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