凡人を自覚する人が自身の価値を総合的に高めるために必要な考え方【2】

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続きです。

凡人が自身の価値を総合的に高めるために必要な考え方【1】

 

この先の日本では、サラリーマンとして安定した地位を手に入れる為
だけで、より高度な要求をされることとなります。

新自由主義の名の下に、規制緩和、競争推進、市場主義の傾向が強く
現れてくる。

言ってみれば、少し前のアメリカ社会です。

 

農協改革、保健医療制度改革はまさにそれが目的で、これまでは規制
により極めて閉鎖的であった分野の規制を緩和し、市場原理を働かせ
ようとしています。

良い面、悪い面どちらもありますので、これが日本にとってどう転ぶ
かは現時点では何とも言い切れない。

規制緩和する前に、もう少し現場の人間に教育を施した方が確実では
ないかなと個人的には感じますが。

とはいっても、日本の利権構造や市場の巨大さを考えると、短期間で
一般的な商業のような自由競争の場へと変化するとは考えにくく。

じわじわと変わりゆくであろうと思われます。

医業では恐らく20年程度。農業ではもう少し早い時期、でしょうか。
人口減が本格化する頃、世代交代をする頃に、市場経済へと本格的に
巻き込まれていくのではないかと推測しています。

もっとも、それまでに大きな秩序の変化、世界的な社会構造の改革が
起こる可能性が高く、僕が思い描いているのとは想像を絶する世界へ
と進んでいるかもしれません。

 

ですがそこまでは僕の思考力が追いつきませんで、あくまでこの先、
植樹が少しずつ育つように変わっていくものとしておきます。

 

才能の限界を感じた瞬間

より専門性の高い知識、技術を持っている者が求められる時代。凡人
には厳しい世界です。

努力ではどうすることもできない壁を、感じたことはありませんか?
いくら勉強してもあいつには敵わない、記録を破ることはできない、
自分には無理だ、と。

 

僕はたくさんあります。

中学受験で灘やラ・サールといった名門校にはどう考えても入れない、
と思いました。自分ができることとあまりにもレベルが違いすぎて。

中高で英語が苦手で、特にネイティブな英語を聞き取ることは絶対に
僕の耳では不可能である、と感じました。

大学時代、勉強をすればするほど、研究者としての素質は僕には無い
とはっきりと認識しました。

整形外科医として働き始めて、一生涯を手術に携わり続ける外科医と
なることは現実的ではないと感じました。

 

言うほどに努力はしていませんが、努力をすることも才能のうち。
少なくとも競争の場に出て勝ち残ったり、実用的なレベルへと昇華を
させることは難しいとの直感がありました。

僕にはそこまでの才能は明らかに無い、と。

 

サラリーマンとしての出世競争でもそう。

かつての日本のような完全年功序列制であればそこまで深刻に考えず
ともある程度は出世できました。

が、これからは自分の力で企業側に「自分は価値のある人間なのだ」
と結果を伴ったアピールをしなければ、出世は難しくなる。

いえ、その程度は昔からありました。それどころか、自分より若手に
立場を奪われ、解雇される可能性すら今後は出てくる。

 

真に優秀な人間が上に立つことのできる社会、実に公平で理想的だ、
と僕も感じます。

しかしそれとともに、自分に限界を感じたらどうすることもできない、
厳しい世界でもある。

突出した才能を持っていない僕としては、悩ましく感じます。多くの
方は、複雑な思いではないでしょうか?

組み合わせることで自分だけの新たな価値を生み出せます。

組み合わせ、価値を創造する

僕は凡人にも生き残る道は十分に開かれているとも感じます。

考え方を変えればいい。これは、あらゆる状況に、あらゆる業種に、
あらゆる立場に通用する考えです。

 

一言でいえば、自分の土俵を作ってしまえばよい。

もう少し詳しく説明すると、自分の手持ちの駒を融合させて、新しい
価値を生み出してしまえばよい。

 

別にこれは新しい考え方ではありません。今までも、皆さんどこかで
出会ってきているはずです。

例えば、不動産投資のコラムを読んでいる時こんな記事があったら、
読みたくなりませんか?

『現役の金融機関融資担当が語る不動産投資で融資を引き出す方法』

 

実際、似たようなコラムがそこかしこのポータルサイトにあることを
思い出せると思います。

金融機関融資担当であることと、不動産投資家としての知識の融合。
なかなかに興味深いではありませんか。

 

こんなのはどうでしょう?

『不動産投資を10年間続けている税理士が語る確定申告術』

魅力的ですね。顧問税理士をお願いしたくなります。

 

誰でも自分が「ある程度詳しい」と思っているものがあるはず。

「誰よりも詳しい」ではなく、「ある程度詳しい」であれば、二つや
三つはお持ちですよね。

それらを融合させることで、新しい価値感を生み出すことは誰にでも
可能なこと。それこそが『自分の土俵』に他ならない。

 

今、あなたがお読みのこのブログもそうです。僕は、『自分の土俵』
を作って記事を書いているので、誰とも競合せずに多くの方に読んで
頂けている。

4つか5つの『僕』を複合して、ブログやメルマガを創り上げています。

 

誰とも競争しなくて良い世界を構築するべし

どのような立場でも、これは使える考え方です。僕は医師として仕事
をしている時も、いくつかの知識や技術を融合させて診療にあたって
います。

売りとなる程の卓越した技術や豊富な知識は持ち合わせておりません
が、患者数は年々伸び、多くの方に喜んで頂いているようです。

診療所の主となるならば、更にいくつかのものを組み合わせ、他には
ないサービスを軸に地域医療へ貢献しようと考えています。

 

僕は平凡な人間です。平凡な人間であるからこそ、これから訪れるで
あろう新自由主義化する社会で幸せを得るために、競争社会において
ライバルと「競争をしない」道を選びます。

何もしないのではありません。人と競争をすることなく、自分の価値
を上げることのみを考えて行動する。

それが、僕の一貫した軸のひとつとなっています。

 

だって、競争するのって疲れますよね。(笑)

僕は持久走で人のペースに合わせるのが苦手なんです。卓越した能力を
持った人たちだけで、好きに競争してて下さい。

 

あなたはこの先生き残る方法について、如何お考えでしょうか?

 

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