結果を得るのを目標とせず、何をやるべきかに目を向ける

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今年も日本人がノーベル賞を、それも複数人が受賞されました。

なんともすごいですね、尊敬の念に堪えません。

 

とはいっても、あくまで当人やそれをサポートした周囲の方々が
素晴らしかっただけで、日本人がノーベル賞を受賞したとの事実
に同じ日本人として誇らしい、とは感じません。

どちらかというと、偉業を成し遂げられた方に比べ自分はなんて
矮小な存在なのだろうと感じざるを得ず。

それをばねに、よりいっそうの努力をしていこうとまた一つ決意
をさせられます。

 

ノーベル賞を受賞したから偉いではなく、一生涯の仕事に挑戦を
続け、最後まで成し遂げたことが素晴らしい。ノーベル賞は結果
として受賞をしたに過ぎない。

私たちも、ノーベル賞は取れないかもしれませんが、同じような
努力ならできるはずです。

まさに僕が常に信じている、ステージを上げていけば結果は勝手
についてくる、目標があるならばまずはそれに相応しいステージ
へと上るのが先決である、との想いの通り。

まあ、僕は著名人になりたい、世界から賞賛されたいとの気持ち
は一つも持ち合わせておりませんから。

自分なりの目標に向けて努力をし、自分の思い描いている小さな
世界を実現できれば十分ですけれども。

しかし、心持ちは同じくしていなければそれすら現実化できない
でしょう。

気持ちだけは誰にも負けないよう、また決してぶれず、誠実さを
失わないよう、己を引き締めようと思います。

理科の実験でも結果を知るのではなく、なぜこうなるのかが大事でしたよね。

できる人、できない人

さほど大きくない目標であっても、それをゼロから達成しようと
思うと、想像以上に努力をしなければいけないものです。

 

一番身近なのはダイエットなんかがそうだと思います。

体重を落とすなんて、実のところ難しい話ではない……はずが、
なかなかうまくいかずに挫折してしまう方が非常に多い。

1日30分の有酸素運動をする。食事のカロリー制限をする。栄養
のバランスを整える。

1度やるだけなら誰でもできます。が、それを継続するとなると、
これができない人が多い。

 

ダイエットなんて、ノーベル賞に比べたら比較のしようがない程
簡単です。わずか7200kcalのエネルギーを身体から排出すれば、
脂肪が1kg減るのですから。

結果が約束されている未来を実現するのは、難しくない。

にもかかわらず、できる人、できない人に分かれるのはなぜか。
最早そこには信念の差、本気度の差しかありません。

 

どのようにしたらこの差を埋められるかは非常に難しい問題。

できない人になぜできないかを聞いても、論理的な答えは決して
返ってこないからです。

逆に、できる人になぜできるのかを聞いても、できない人の役に
立つ答えが返ってくるのは稀で。どちらかというと何でできない
のかが分からない、となってしまうのではと思います。

努力に対する感覚が違っているのでしょうか。

 

ただ、そこに思想の強さの差、信念の差があるのは間違いない。

その強さは一朝一夕に作られたのではなく、長い成長過程を経て
積み重ねにより構築された、努力に裏打ちされたもの、です。

 

まずは過程ありき

目標を達成できない時、おそらくは現在と結果を短絡的に繋げて
しまっているのだと思います。

一足飛びにやれば成功するものだ、と。

 

ですが、目標を達成するに当たって比重が高いのは「やれば」の
部分であり。結果とは「何をやったか」の末に出力されたものに
過ぎないのは自明です。

誰でも知っているその事実に注目をするところから始めない限り、
「できない人」が「できる人」にはなれないでしょう。

 

不動産投資でも、適当なコンサルタントを受けやらかしてしまう
のは、現在と結果を短絡的に結び付けてしまっているからです。

コンサルタントに丸め込まれて、現在から結果への「旅の扉」が
目の前にあるように思ってしまう。

その間にある過程が見えていない。最も注目すべきはそこである
はずなのに。

 

しかも求める結果すら、間違ったものにすり替えられてしまう
も少なくありません。

これであなたも収益不動産のオーナーです、家賃年収何千万円の
高所得者ですよ、そんな夢を叶えるお手伝いをさせて下さい。

よくありがちな文句ですが、収益不動産の所有者となることが、
家賃収入を得ることが「求める結果」なのでしょうか?

少なくとも、僕は違います。多くの方は、違う、そうじゃないと
答えるのではないでしょうか。

 

巻き戻ってダイエットの例を考えてみても、ダイエットの目標は
「体重を落とす」ではありませんよね。

健康になる、とか、美しくなる、とかのはずです。

それが、簡単に痩せられる、との謳い文句のダイエット本などを
読むごとに、「体重を落とす」が目標にすり替わってしまう。

 

現在と結果を短絡的に結びつけ、過程が見えなくなってしまうと、
いつの間にか結果すら違った姿へと変化してしまうんです。

これほど人生において恐ろしい話はありません。ふと我に返った
時には、既に取り返しがつかなくなっている可能性があります。

 

結果を求めるよりまず、何をやるべきかに注目をして下さい。

一歩一歩足元を踏み固めていけば、間違っても修正が効きますし
その内結果が向こうから近づいてきます。

それが、ステージを上げて相応しい自分になる、という事です。

 

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  1. 深いい話ですね。
    何事も気持ち次第というのはありますよね。
    能力よりもまずは気持ちだと僕も思います。

      • きりのき
      • 2015年 10月22日

      なかなか気持ちと一言で言っても解決できないのが人間の
      難しいところですが、どうアプローチするかも含めて提案
      ができればな、と考えています。

      その為に、色々と視点を変えて同じ話ばかりをしているのが
      実際のところで。

      最終的には、自分がどうなりたいかの本心を探り、己を知る
      のがポイントになると思っています。

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