環境の変化にどう対応、進化するかで、繁栄か絶滅かへの道が決まる。

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自己責任論というのはあまり好きではないのですけれども。

変化する環境に対して不満を言う割には、変化した環境に適応を
しようとも、環境改善を求めて声を上げようともしない人には、
それは自己責任の部分もあるのではないか、と思います。

 

ペナルティを持っている方がある程度のラインまで社会的な保障
を受け、最低限生活に困らない程度に保護されるのは当然です。
そこは先進国としてされなければいけないでしょう。

ですが特にペナルティを抱えている訳でなく、それを認識されて
いる方が自分の不利益に対して何もしないのは何だろうな、と。

能力的な問題もありますので、できるできないはあると思います。
愚痴だって吐きたくなる時もあるでしょう。では気分が落ち着き
冷静に考えられるようになったら何をすればよいか。

環境に適応するか、環境の改善を図るかです。

 

生物は遥か昔からそうして生き長らえてきたはずです。人間も、
過酷な環境でも何とかして家を作り、食料を得て、凌いできた。

日本だって、環境は温暖ですが災害は多く、何度も何度も多くの
被害をその度に出しましたが、少しずつ適応し、克服した結果、
災害での死傷者は減ってきています。

それでもまだ東日本大震災のように大被害が発生してしまいます
が、そこを乗り越えるために研究開発を繰り返しています。次は
より被害を抑えられるよう、適応しようと努力している。

 

もし適応も環境改善もできなかったらどうなるか。絶滅した生物
は数知れません。戦国時代に滅んだ国も時代に適応できなかった
結果です。

いくら工夫をしてもダメなときはダメだったりしますから、努力
は必ず実るとは軽々しくは言えないものの。

失敗に終わった原因は、努力が実を結ぶ前に耐えきれなくなった
のが理由ですから、もっと上手に立ち回れば生き延びられた武将
も多くいたかもしれません。

 

それに比べたら、多少経済的に厳しくなるなんてたわいのない話

しかし、そのままにしたら色々ときつく感じるのですから、なら
環境に適応するか、環境を改善するかのどちらかを実行するのが
最も自然。

辛い環境をそのままに生きるのは極めて不自然です。

 

もっと自分の欲求に正直に生きてみてはいかがでしょうか。行動
を起こすのが自己責任なら、行動を起こさないのも自己責任です。

動物だって環境に適応して生きているんです。

前進のために後方の安全確保は重要

自分の欲求といっても、一つの欲求のために盲進しろ、と言って
いるのではありません。

久々に取り上げますが、マズローの欲求5段階説を参考にします。
僕は心理学者ではないため他に何を知る訳でもなく、こればかり
で申し訳ないですが、感覚的な分かりやすさもありますので。

簡単に説明すると、人間の欲求には「生理的欲求」「安全欲求」
「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」の5段階があって
順にピラミッドの階層を成している、とする説です。

 

生理的欲求が最も原始的であり最も強い欲求ですが、満たされる
と次の段階の欲求を満たしたくなる、というもの。

生理的な欲求、食事とか睡眠とかですね、が満たされると、安全
な住居、安全な食べ物が欲しくなる、とかそういった形です。

日本では、ほとんどの方が安全欲求まではほぼ満たされていると
思います。

 

ただ、満たされたからといって次の欲求にばかり盲目的ではない
はずです。安全欲求を捨てて社会的欲求を求めるのが普通でない
のはよく分かるはず。

自分の健康を犠牲にしてまで会社に勤めあげるのが今となっては
滑稽に思われているように。

ですから、将来の安全のための資産を投機的投資に注ぎ込むのは
ちょっと異常で。それが自己実現のために仕方がないとはあまり
思わないのが一般的でしょう。

 

実現をしたいのがどの程度自分にとって大切なのか、自分が現在
どのような環境にいて、何に対する欲求を抱えているのか。これ
を理解するところが大切です。

僕で言えば、僕は不動産投資をしたり、身を削ってでも労働して
お金を稼がなければ、社会的に全く満たされない状況になって、
奮起をしました。

今では自己実現欲求のための行動ですが、投資を始めた頃は安全
は確保される見通しでも、それ以上が奪われる危険があったから
こそ、リスクを背負ってでも歩み始められました。

医師免許がある以上、もし何かあったとしても、食いっぱぐれる
ことはなさそうで、安全は十分確保できていましたしね。

 

不満を嘆くだけでは苦しいばかり

増税で非常に辛いのは分かります。僕も増税され続けている世帯
ですから、いい加減にしてくれと思います。

ですが、嘆いても僕には政治を動かせる力はありません。政治家
になること自体に興味はありますが、少なくとも今はまだ難しい。

かといって、自分の自由になるお金が減ってしまうのも許容して
良いとは感じません。子供の教育費、家族の生活費には妥協など
したくありませんから。

 

ですから、環境を改善する努力、稼ぐ努力をしています。

人によっては政治活動をして減税を政治家に働きかけるのを環境
を改善する努力とする人もいるかもしれません。

人によっては無駄を省き節約をすることを環境を改善する努力と
する人もいるでしょう。

 

何でもいいんです。自分でリスクや労力を許容できる範囲で努力、
行動をするのが大事で、それが極めて自然ではないでしょうか。

嘆くばかりでは何も良くなりませんし、嘆いて気持ちが収まれば
いいのですが、不満を抱えたままでは適応もできていません。

自分が何を欲しているのか、もっと深く理解しましょう。欲求を
持つのは決して恥ずかしくはなく、ただただ自然なだけです。

 

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