過剰投資は災いのもと。足元を確かめて。

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人生なんて儚いもので、平均寿命から考えても元気でいられるのは
僕ですらもう半分も過ぎてしまいました。

まあ僕は30歳頃までは夢の世界で暮らしていたようなものであり、
そう考えると自分の人生が本当の意味で始まってからまだ10年すら
経っていませんので、まだまだやれる事は多そうなんですが。

あまり過去に興味がないもので、昔を振り返ったりはあまりしない
のですけれども、現在は実家暮らしをしている関係で時々子供時代
を思い出してしまいます。

 

そんな短い人生で多額のお金を稼ぐ事に何の意味があるのでしょう。
どうせ使いきれないお金です、余計に稼ぐくらいなら時間を有意義
に使った方が良いのではないでしょうか。

僕の場合は既に積み上がったマイナスがありましたので、マイナス
を減らしながら自分の必要な金額を稼ぎ出すのは普通のやり方では
かなり大変かなと思い、不動産投資を始めました。

必要なのは僕が使いたいお金だけではありません。家族、とりわけ
子供の教育費や将来子供に迷惑を掛けないための自分の介護費用等
を稼いでおかなければいけません。

それを65歳程度までの給与収入だけでカバーするのは、少し厳しい。
ですので、現在のところまでは過剰な投資であるとは考えません。

 

ただし、恐らくですがこれ以上は「過剰な投資」になり得る可能性
があると感じます。

努力を忘れずに続けていけば、現状のリソースで僕が稼がなければ
ならない一生分のお金が得られると推測します。短期的にも長期的
にも、困ったりはしないはずです。

一方で、ここで止まりたくない、もっと頑張らなければいけない、
とも考えてしまっている。

 

そこには短期的な不安と、お金以外の理想の実現。その二つが関連
しているのだと思いますが、それが蛇足で、命取りになってしまう
ようなことはないか。

ここから先は、常に自問自答を繰り返しながらも前に進まなければ
いけないのかもしれません。

過剰投資は破壊を生みます。

過剰投資は破綻の引き金

実際お金がそんなに大切か、多くのお金を得る事が大事かというと
大半の人間にとっては決してそうではありません。

資産の多寡と幸福感が正比例していないのは数々の研究からも明白
です。であればリスクを背負うのに何の意味があるのか。

正直言って、僕とその家庭だけを考えるならば、投資などせずとも
十分満足のいく生活ができます。僕自身が趣味に使うお金なんて、
せいぜい多い月で1万円とか2万円とか。

今も何の贅沢もせずにこうして生きていられます。そこまで不満も
ありません。

 

では何で過剰とも言える投資を、リスクを冒してでもしているのか
と問われると、もちろん前述に書いたような生まれ持ったマイナス
の解消も理由の一つ。

しかしそれ以上に、自分の生き方として何かしらのリスクを背負い
ながらでなければ怠惰な本性が前面に出てしまい、くだらない人生
にしかならないのが目に見えているからと思います。

 

所詮僕は、苦労をして愚痴を言いながらでなければモチベーション
を上げることもできず、目標設定すらできない弱い人間です。

それが分かっているからこそ、過剰投資と理解していても突っ込む
しかできません。

まあ、傍から見れば頭がおかしいとしか見えないでしょう。自分も
自分自身のことはそう思っています。

 

ですから、僕の場合は恐らくこれからも、過剰投資であると理解を
していてもリスクを背負うのをやめられないでしょう。

走る足を止めてしまったら、僕は全てを駄目にしてしまう未来しか
想像できません。

そこは僕という人間の弱さ、底の浅さが露呈してしまっている部分
であり、重々承知しているからこそ、リスクという代償を背負う事
で誤魔化そうとしているだけ。

 

あまりそれが過度にならないよう、コントロールしていかなければ
今度は別の意味でクラッシュしてしまいそうですね。この先舵取り
には注意しなければいけないと思います。

それこそ、過剰な投資による破綻を迎えないように。

 

己の正体を知る

さて、それは私事で。では貴方はいかがでしょうか。

境遇は人それぞれ。特に賢い人は、なぜ自分が不動産投資をしたい
のかを明確に応えられるはずです。

 

全ては与えられた時間と自由(経済的な面も含む)のバランス取り
をどうするか、に集約されます。

過去はどうあれ、考えるべきはこの先どうあって欲しいかとの願い
と現実とのすり合わせ

投資をする際には、まずその投資が自分の理想を叶えるのに本当に
必要なものであるか、の再チェックと、もし投資をしなかった場合
どうなるだろうかとの現実的な未来予測。

 

投資はするにもしないにも何らかのリスクを伴います。リスクゼロ
なんてありえません。リスクが無視できる状況はあり得ますけどね。

投資が過剰であるかそうでないかは、自分自身でしか決められない。
他人ができるのは参考意見を伝える程度。

何故投資をしたいのか、投資が過剰でないのか、投資が不足し過ぎ
てはいないか、やろうとしている事は現実的なのか。

迷った時にはこれらをじっと考えてみると良いと思われます。

 

ただし、最終的には自分が何を成したいのか、己とは何者であるか、
に辿り着くでしょう。

悩みはどこまでいっても尽きない。

ですから僕は悩まずに済むよう常にリスクを追い求めているのかも
しれません。

 

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