新駅建設のチャンスに適切な対応を。

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

新函館北斗駅が随分と苦戦しているようですね。

函館には一度だけ旅行で訪れた事がありますが、その時は羽田から
飛行機で行きました。一泊して、なんか寂しい街だな、との印象を
受けた記憶があります。食べ物は美味しかったですね。

その時の旅行は函館から次は旭川に移動して旭山動物園に立ち寄り、
その後富良野へ移動して一泊、翌日札幌に、といったコースを自分
で描いて動きました。途中、美瑛にも寄りましたね。

札幌へは2泊ほど滞在し、小樽にも足を伸ばしてみたりしました。

 

こうした旅行コースを考えると、新函館北斗駅が苦戦しているのは
当然であるように感じます。

何しろ北海道旅行をするほどの経済的余裕、時間的余裕は一般人に
とって大変貴重です。そして、北海道は広く、観光資源も多くある。

その観光資源が各所に散らばっているため、異動にどうしても時間
が掛かってしまう。たまにしかいかない北海道旅行、どうせならば
有名どころを訪れよう。ほとんどの人はそう考えるでしょう。

 

海産物とか農産物とか、北海道であればどこでも良質なものが手に
入ってしまいます。そこでの差別化は困難です。

大自然だって同じく。知床のような世界遺産認定されている自然が
同じ道内にあるのですから、大自然と触れ合いたい人はそちらへと
惹かれるのが普通。

新函館北斗駅周辺にいったい何があるのか、調べた人はともかく、
一般の人にはまるで認知されていません。

北海道初の新幹線に物珍しさから乗りに来るだろう、なんて考えは
あまりにも甘すぎる見通しだったわけです。

 

新駅が出来たり、新幹線が開通しても、必ずしも一気に盛り上がる
なんて美味しい話は無いという好例となってしまっています。でも
本当はそんな事は分かりきっていたはず。

日本中に、寂れた新幹線の駅など探せばいくらでも見つかります。

よほど才覚のある人物が音頭を取らない限り、函館北斗駅は今より
寂れる一方であろうと感じます。北海道新幹線が札幌まで延伸した
時にはただの通過点でしかなくなるでしょう。

 

ですが、せっかく作った駅なのですから、そうなる前に何とか対策
を練って欲しいもの。

これまでの常識を覆すアイデアが、函館北斗駅には必要であるよう
に思います。

新駅建設はワクワクします。

新駅にチャンスあり

不動産投資をする際には、新駅の予定は非常に魅力的です。

僕も、所有している物件は2棟とも近隣に新駅の新設が予定されて
いました。それは現在進行形で、片方はもう来春にも開業、しかし
もう一方は予定より3年延期されています。

延期になったといっても既に工事が始まっていて、都市部ですから
中止になる可能性はまず無いと考えます。中止なんてしたら損失額
が大変な事になりますからね。違約金も含めるととんでもない事に。

長期保有を是としている僕としては、新駅が延期された影響は然程
大きくはありません。

 

来春開業予定の方は人気地区の新規開発事業の一環です。県が最も
力を入れている地域の事業で、田舎なのに随分と立派な駅の建設が
進んでいます。

僕が物件を購入した頃は減り続ける人口を象徴しているかのように
寂れた感じではありましたが、今は随分と景色が変わっていて。

政治が適切な開発を実行すればここまで違ってくるのだな、と実感
しました。地方も地方なのに地価の上昇も著しく、固定資産税まで
上がってしまうのは多少痛いところ。

半年後の駅の開業が楽しみですね。

 

新駅ができるタイミングで中古物件を購入する理由は、何も地価の
上昇が期待できるから、だけではありません。

一番大きいのは、経営の持続性が相当強力に保証される点です。

 

新駅ができる場合、新たな住宅が多数建設されていきます。新駅の
開業にあやかって、高値で不動産も取引されます。

それだけ需要も高まりますが、不安になるのは供給が過剰になって
需要が不足する可能性。期待する程の人口流入が起きなかった場合、
誰かが損をするのは間違いない。

中古マンションなんてその最もたるもの、と感じるかもしれません
けれども、そんなことはありません。

 

家賃価格帯が違い過ぎます。片や駅の建設予定以前からある物件で、
低い家賃でも安定した経営ができます。

片や新駅が建設されるのが分かってから動き出したプロジェクト。
土地の売買にもお金が掛かりますし、昨今の資材や人件費上昇から
新築費用は高止まりしています。

賃貸住宅としては、ライバルになり得ません。新築と中古では元々
そんな関係が成り立っていますが、新駅の建設予定によってその差
は更に顕著なものに。

 

駅ができるからと勘違いして家賃を上昇させるのは、痛い目を見る
可能性がありますが、家賃据え置きで欲張らずに堅実な経営に励む
前提なら強力な価格競争力が確保できます。

本来であれば年々下がっていく家賃を下げずに済むだけで、僕なら
万々歳と思ってしまいますが、いかがでしょうか。

 

家賃を上げられるならそれに越したことはありません。その辺りは
どこまで攻めの姿勢を見せるかによります。経営センスに自信ある
方は、是非チャレンジをして頂きたいですね。

僕は、中古物件ですから低価格帯での経営に励もうと思います。駅
が新設されようとも、その方向は変わりません。

ですが、新駅が非常に強力な武器となるのは確かです……が、近隣
のライバルとは条件が変わらない点は、忘れないようにして下さい。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 子供が国の宝であるのは今も変わりません。
  2. 雪の降る地方も遊びに行くならいいのですが。
  3. 土壌汚染は意外にも身近にある問題です。
  4. 化粧で騙された経験はありませんか? 僕はないですよ。(笑)
  5. 言葉の定義が間違えば、どんなにすばらしい講義も台無しです。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る