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不動産投資で失敗してしまったり、失敗までいかずとも
なかなか稼げなかったりする理由に、自分の視野が
狭くなりすぎている、ということがあります。
これはフィルターの話とはちょっと異なります。
正確にいうとフィルターを増やすことで解決が
可能なんですが、結構困難な道を歩むことに
なるので、アプローチを変えて考えてみます。
フィルターの話はこちらで。
自分の視野とは何かというと、普段から『常識』と
思い込んでいること。
自分はそう思うし、どう考えても合理的だと思うし、
他の人もそうであろう。
この『常識』に囚われてしまうことが、実はビジネスで
成功を阻害する大きな因子。
常識知らずになれ、変人になれとは言いませんが、
少なくとも「普通」と思っている事象が本当に「普通」
であるのか、を常に疑うように心掛ける必要がありそうです。
常識とは何か
そもそも常識とは何かと考えると、定義上は
社会の構成員が有していて当たり前のものとしている
価値観、知識 、判断力のこと。
また、客観的に見て当たり前と思われる行為、その他物事のこと。
となっています。
ポイントは「社会」と「客観的」という単語でしょうね。
社会といっても、自分の育ってきた世界、周囲の環境によって
大きく異なります。
客観的に見るといっても、誰が客観的に評価をするかによって
だいぶ変わってくることもあるかと思います。
他人のものを盗むことが犯罪であることは法律上も定義されており、
誰からみても変わらぬ事実ではありますが。
常識というものはどこに記されているわけでもなく、
自分の頭でそうだと思い込んでいるだけのもの。
所や人が変われば常識も変わってしまうなんて、
それこそ常識です。
この常識、ある意味思い込みといってもいいでしょう。
あらゆる常識を再確認することで、ビジネスチャンスは
大きく広がります。
河から海を見るか、海から河を見るかくらいの差があります。
魚が泳ぐとしたら、どちらの方が選択肢が多くなるか、
分かりますよね?
河は昇るか降るしかありませんが、海から見れば複数の河が
見えるし、背後には遥か彼方へ広がる海があるはずです。
常識とは立ち位置によって見え方が異なる
不動産投資で視野が狭くなってしまうとどういう影響があるか。
例えば収益物件を探している時。
築古木造アパートなんて満室経営は難しいんじゃないか。
日本人は新築好きだし、そのうえ今時木造なんて
人気が出るはずがない。
築古木造アパートで成功している人なんて、
物件を売りたい不動産業者のステマに決まってるよ。
不動産投資に関わらない人の認識なんてこんなものです。
実際、某大型匿名掲示板で不動産投資についてのニュースが
話題になるごとに、大半の書き込みはこんなもの。
不動産投資の外の世界では築古木造アパートは
部屋が埋まらないのが『常識』です。
不動産投資に深く関わる人間からすると、
そんな常識はどこにも存在しません。
築古木造アパートを満室経営している方が
多く存在しているのは知っているし、
ノウハウも沢山出回っている。
なるべく早くリタイアをしたいなら利回りの良い
築古木造アパートで、というのがある意味常識。
何が常識であるか、なんて自分の立ち位置によって
簡単に変化します。
だから、自分もそれに合わせて意識を変化させなければ、
安定して成功することは困難です。
不動産投資を始めるなら、自分の常識を再確認し
視界を広げて不動産投資の社会の全体像を把握、
常識を再構築する作業をしなければいけません。
ノウハウとは変わりゆくもの
では不動産投資の社会の常識とやらがついたら
それで認識を固定してしまっていいかというと。
またそれも、視野を狭めてしまいます。
特に、他人のノウハウを追い続けてしまうと、
成功者がこうだったんだから同じように考えるのが
正解なんだ、と思ってしまう。
時代は移り変わるもの。時代が変われば人も変わり、
ビジネスのノウハウも変わります。
人間としての原理原則的なことは不変ですが、
流行り廃りは必ずある。
流行は常にループしていて、よく観察すると
次に何が流行るかは分かり、それが見える人が成功する、
なんて話もありますが、それは別の機会に。
今、○○は稼げない、なんて話を聞いたとしても、
それを常識として刷り込まないで下さい。
最近は入居時に初期費用が掛かると入居者がなかなか
見つからないから、敷金ゼロ・礼金ゼロが常識ですよと
言われても、それを信じ込まないで下さい。
市場は人間の意思が集合して形成されている以上、
常に変遷しています。
それとともに常識もノウハウも、変わっていくものです。
変化に対応できる今こそ大事に
30年前は終身雇用が常識でした。
今は終身雇用制度の常識も崩れています。
意識の変容だけでなく、社会制度や法律、
その時代に取り上げられ、注目された事件などでも
常識は変わり続けます。
最前線に居続けなければならない経営者にとって、
思い込みは甘く危険な罠。
感覚を鋭く研ぎ続けることを、お忘れなく。
変化についていくというのは、歳を取る毎に
キツくなっていきますからね。
まだ若いうちの『今』を大事にしましょう。
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