物事の思考法を鍛え、現実と繋げる力が失敗を防ぐ

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いつも応援ありがとうございます。



 

寒い日が続きますね。2月に入ってより寒さが厳しく
なるでしょうから、これからは防寒対策が必須。

僕は早速風邪を引いて治しましたが、最近は風邪を引く度に
副鼻腔炎になってしまって辛いところ。

今回もいつものように副鼻腔炎が酷かったですが、今回は粘って
抗菌薬を使わずに治しました。飲んだ方が早いのは分かるんですが、
必要のない薬を飲むのも出すのも嫌いなので。

ノロウイルスは既に集団感染が報道されているほどですし、
インフルエンザも遅まきながら勢いよく流行していますので
皆様ご注意下さい。

 

思考力を鍛える

今回僕が提供したいものは、「物事の思考法」の基礎的な部分に
ついてです。世の中に流されて生きていると、子供の頃には
持っていたはずの「物事の思考法」が失われてしまいます。

サラリーマンや公務員、特にその中でも事務仕事なんかをしていると
「いつものパターン」というものが存在しませんか?

いえ、よくよく自分の仕事内容を考えてみると、恐らくはほとんどの
仕事に「いつものパターン」が存在しているのではないでしょうか。

 

少なくとも、僕の携わる医療はそうです。

高齢女性が膝の痛みを訴えて受診したらこう、強く尻もちをついて
腰や背中が痛かったらこう、子供が肘を急に動かさなくなって
不機嫌であったらこう、スキーで膝を捻ったらこう、と。

非常に多くのパターンが存在しますが、日常診療の多くは
こうしてパターンに当てはめて解決をすることができてしまいます。

パターンを覚えることは仕事をする上では基本中の基本です。
全く悪いことではありません。仕事を限られた時間で能率的に
こなしていくには必須のスキルと言えます。

 

ここまで読んでいてお分かりと思いますが、自分が医師の診察を
受けることを想像したら、それでは怖いと思いませんか?

パターンから外れたものであったとしたら病気の誤診や見逃しを
されてしまうのではないか、と。

優秀な医師ほどパターンからの逸脱に敏感ですが、それでも漫然と
診療に当たっているとうっかりいつものことかと思い込み、間違いを
することがありますから、その不安はあながち間違っていません。

医師としては常々気をつけなければいけないことと思っています。

 

どうすればそこをより改善することができるのかというと。

大事なのは「想像力」です。

想像力を鍛えることが思考の基礎

とんでもない想像ができる人ほど失敗しない

いつも通りかな、と思いながらも常に想像力を働かせる。
これが実に重要です。

診療中もそう。腰が痛ければ、いつも通りであれば椎間板の問題かなとか
変形があるかなとかすべり症があるかなとか、そういった思考になります。

そこにほんの一滴の想像力を垂らしてみると。

もしかしたら腎結石かな、とか。帯状疱疹かもしれない、とか。
そんな、ちょっとした想像力が日常的に発揮できるようになると
誤診や見逃しはぐっと減る。

少なくともその可能性を伝えてあげるだけで、患者さんは大きく安心します。

 

そのきっかけは、日常の会話や体験にあります。

診療の話はこれくらいにしておいて。
不動産投資をするにしても、会話や体験からヒントを得て
想像を巡らせることが実に重要です。

冒頭で話題にした「寒さ」や「病気」の話だって、
大きなチャンスが眠っているかもしれません。

 

「寒さ」を感じたことから防寒を空室対策のアイデアとして取り入れるとか、
寒さの厳しい地方の特徴、習慣について詳しく調べてみるとか。

「病気」について考えるきっかけがあったならば、高齢者の心理として
病院や介護施設の重要性についてを再考してみるとか、入居者向けの
サービスとして提携を取り入れてみるとか。

雪の少ない、降らない地方に住んでいる人間にとって、豪雪地帯の生活は
想像し難いもの。まだ20歳代、30歳代の人間にとって60歳代、70歳代の
身体の変調については実感をし難いもの。

そこを敢えて想像を膨らませ、裏付けを取る癖をつけることこそが、
想像力を働かせる、ということです。

 

想像の世界と現実の世界を繋げるものとは

様々な方向性への想像力を働かせることこそ、物事の思考法の基礎となります。

決して新しいことを言っている訳ではなくて、恐らく誰もが幼児の頃から
教えられ続けてきたことだと思いますし、これまでのブログ記事、メルマガでも
繰り返しお伝えしていることでもあります。

 

視点を変える、ということも想像を巡らすのと同義ですよね。
相手の立場を考えて、とは自分が相手であればどう考えるか、
といっているのと同じこと。

入居者を集めたいなら入居者の立場を想像してどんな部屋に住みたいかを
想像しますし、融資を受けたいなら銀行員の立場となってどんな相手なら
融資を出したいと思うかを想像する。

細かいところまで想像力を膨らませれば膨らませるほど、リアルなものに
近づいていきます。

 

もっとも、想像と現実が乖離することは多々ありますから、
そこは前述のようにできれば裏付けを取ることが大切です。

裏付けを取ることを言い換えれば、「リサーチ」ですね。

 

思考力を鍛えるには日常から癖のように繰り返すことが
一番有効です。お金も掛かりませんし、自分を磨くために
絶対にやるべきです。

今日からぜひ実践して下さい。必ず将来の力になりますから。

 

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