再生可能エネルギー業界に再編の動きあり?

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

太陽光発電関連事業者の倒産が増加している、との報道はどなたも
ご存知のことと思います。

一応補足しておくと、太陽光発電へ投資をしている人が、ではなく
太陽光発電を売る側が倒産している、との話です。要するに太陽光
発電システムを導入したい人が減っている、と。

電力の固定価格買取制度により当初は大変高額な買取単価であった
太陽光発電もここ数年で引き下げられて。また優遇税制も終了して
「稼げる」とのイメージが剥落してしまったのが影響しています。

 

太陽光発電関連事業者の乱立によるサービスの低下、イメージ悪化
も影響しているでしょうから、倒産の増加は自業自得でもあります。

とはいっても、不動産関連事業者もバブル崩壊時は多数倒産をした
でしょうし、今でも倒産は少なくありません。それでもこれだけの
事業者が活発に活動しています。

再生エネルギーの活用の流れは世界的に衰えてはいません。太陽光
発電も新技術は開発され続けています。きっと日本でも、技術革新
により生活に染み込んだ存在となる時代が来ると期待しています。

とりあえずは、あの形を何とかして欲しいですね。

田舎の地面の一角にずらっと並んで景観を害する、というのは多少
はしょうがないとして、建物の屋上に並べるには色々な問題が発生
しそうな気がしてしまいます。

1棟マンションの所有者として、アレをマンションの屋上に並べたら
屋上防水工事はどうしたらいいのだろうとか、重さで防水の劣化が
進んでしまわないかと想像するとと設置したいとは思えません。

実家の診療所も最近防水工事を行いましたが、せっかく行った工事
ですので大事にしたいとの気持ちが出てしまいます。

 

シールのように貼ることのできるものも開発されていますし、もし
屋上防水の役割も果たせる施工で20年持つような商品がコスト的に
許容できる価格で出てきたら、爆発的にヒットしそうです。

パネルの交換が簡単にできるシステムもいいですね。コルクマット
のようにもし壊れても簡単に、低コストに部分的な交換が可能なら
設置の高コストからくるリスクを抑制できます。

僕は技術屋じゃないので好き勝手言いますが、是非そんな事業家が
活用したいと思える商品の開発をお願いします。

儲けたいとの欲望丸出しの個人を引っかける、との方向を脱却して、
よりユーザー寄りの現実的な提案ができるようになれば、ブームは
必ず再燃し、また永続的な事業となるでしょう。

再生可能エネルギー推進の流れは止まりません。

業界再編は最高の投資タイミング

太陽光発電関連事業者の倒産は実のところ購入者、要するに投資家
に全く無関係とは言えません。

もし自分が購入した先の事業者が倒産したら、サポートはどうなる
のでしょうか。太陽光発電投資に手間は掛からないといっても管理
を何もしなくて良いわけではなく。

定期的な点検も必要であり、それを担うのは大概設置事業者が兼任
しているはず。事業者の倒産により、それは途切れてしまいます。

すぐに次の管理者が見つかればいいのですが、管理コストの上昇は
可能性としてはかなり高いでしょう。

 

僕はこれまで、それを最大の懸念事項として太陽光発電含めた発電
投資案件には突っ込まずに来ました。

手間とコスト対効果が今一つに感じたのもありましたけれども。

ここへきて、太陽光発電関連事業者の倒産が多発し始めて、懸念は
確かであったとの安堵と共に、ようやく再生エネルギー関連事業者
の振い落としが始まってくれた、との期待感を持っています。

 

少なくともこの振い落としを乗り越えて生き残った事業者は、優良
かどうかはともかくとして企業経営としては持続可能性が高い。

10年、20年と付き合っていく事になるのですから、ある程度以上の
経営安定性を確保できている事業者でなければ、取引をする気には
なれません。

それは太陽光パネルメーカーについても同じで、経営実態が不透明
な外国企業メーカーのパネルを採用したくはありません。

もし購入するとしたら、パネルメーカーについてもしっかりと調査
してからでしょう。国からして不透明な中国などのメーカーのもの
は採用する気には一切なれませんね。

 

エネルギー事業者となるのもアリ

再生エネルギーといえば太陽光発電だけでなく風力発電や地熱発電、
水力発電にバイオマス発電と、固定買取制度の対象は豊富です。

電力事業に参入したいなら、太陽光発電だけに捉われず広い視野で
検討するのが良いと感じます。

規模もいきなり大きく入ろうとせず、現実的な、効率的な範囲から
でもいいのではないかな、と。再生エネルギー関連事業者の正体の
不透明さはいかんともしがたいですし。

そろりそろりと、自分で感触を確かめながら開拓していくのがいい
のではないでしょうか。

 

再生エネルギーへの投資のメリットは、その安定です。小規模でも
安定した収入を得られますし、管理費が極端に高くなることもない。

新築ワンルームマンションなんかを買ってしまうよりは、こちらの
方がよっぽど良いような気がしますね。

1棟マンション投資に勇気がどうしても出ない場合は、資金が許せば
検討してみてはいかがでしょう。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 桃の節句は祝日ではないけれども、は女性にとって大切な日ですね。
  2. 子供のころは時間を気にせず遊んでいました。
  3. 不安でもこの道を行くしかないんです。
  4. くだらない議論内容にあくびが出ます。
  5. 日本の土地は安全?
  6. 動物は本能が強く生存競争が激しいので、平凡が一番幸せであると思いますが。
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る