少しずつ変わる日本の労働市場。待遇の維持にも努力が必要な時代へ。

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予想通りの結果ではありますが、日本の労働者の起業意欲は世界の
平均よりずいぶん低いようです。

総合人材サービスのランスタッド調べによると、日本では労働者で
「起業したくない」と考える人の割合は68.9%と、グローバル平均
の53.1%と比べて随分高い数値となったとのこと。

18歳~24歳の若年層で「より多くの機会を得られるので起業したい」
と答えたのは日本では28.3%、グローバル平均は68.3%ですから、
半分にも満たない水準です。

更に言うと「スタートアップ企業で働きたい」と考える方も日本は
30.4%、グローバル平均は60.0%と大きな開きがあります。

 

要するに、日本社会は起業して上を目指す必要が無いほど社会構造、
経済構造が安定し、更にそれを安定させようと長く続く信頼できる
企業に人気が集まっている、と。

誰でもそうだろうと思っている結果が数字として表れました。まあ、
何の驚きもありません。

むしろ28.3%も起業したいと考えていると聞くとすごく多いように
感じてしまいます。この中から最終的に本気で起業する日本人は、
どれくらいなんでしょうね。

 

ただ、残念ながらその素晴らしい出来の社会構造も、崩壊の一途で
あるのは誰もがお感じの通り。

人口ボーナスが終わり、むしろ今後は減少する一方であるとの現実
に直面している以上、これまで通りの体制を維持するのは困難です。

シャープや東芝が体現している通り、何も変わらずに旧来の悪習を
続ければ、どのような大企業であってもあっさりと崩壊していくし、
外資企業に買収をされていくのが運命です。

高度経済成長期から今日まで、欧米の有力企業に対して日本企業が
そうしてきたように。

 

これから先、大企業を含めて古くからある企業は生き残りを賭けて
壮絶な戦いに身を投じることとなると予想します。それほど様々な
要素の外圧が強く、企業そのものの体質も固い。

大企業は体力が半端ではありませんから、生き残るだけなら容易。
最悪、シャープやこれからの東芝のようにより大きな資本に身売り
をして生き残ろうとすれば良い。

大変なのは、古くから続く中小企業。後継者がいない、人気もなく
人も集まらない、買収してくれるようなライバルもいない、孤独な
戦いを強いられます。

多くの若者から人気が出ないのも当然です。そんな様子を見れば、
起業したくないと多くの人間が考えるのも自然。多くの人は現実を
見て、なるべく将来の不安が少なくなるよう行動しています。

好待遇は自ら掴みに行く時代。

仕事をすることの意味

それとともに労働者も厄介な立場に貶められます。今後訪れるのは
企業間での生存競争。生き残るところもあれば、立ち行かなくなり
姿を消す企業も出てきます。

企業が倒産すれば、そこに勤める労働者もそれに巻き込まれます。
新たな職場を探さなければいけないでしょう。

現在、倒産する企業が非常に少なくなっています。金融緩和の効果
もあり、またリーマンショックで倒産するだけしたのもあり、今は
ある程度安定していますが。

世界的な経済の自由化が進み、雇用改革が進めば、一変した環境に
適応できずに倒産する企業はまた増え始める可能性は高い。他国の
経済政策や安全保障問題も大きく影響してきます。

 

古くからある企業ほど、大きな改革をしなければなりません。今の
労働者が求める安定など、一時の夢でしかないかもしれないような
変化があってもおかしくない。

それほど、時代が変わっていくような気がします。世代間の給与に
大きな格差ができているのはその前兆。

最近の若い労働者が企業に時間を捧げて給与を得るよりも、自分の
時間を確保するのを優先するようになってきているのも、その変化
の一つ。

一部の優良で、正しい変化をした企業だけが生き残り、その恩恵を
得られるのは運良くそこに就職できた一部だけ。

 

労働者との立場にしがみつく大半の人は、もっと苦しい立場に追い
込まれる可能性が低くない。労働市場すら、外国から多数ライバル
が現れるのですから。

こう考えていくと、現時点で起業をしたいと考えている少人数の方
が、起業をせず就職をするにしても、実際に企業をするにしても、
そうでない大多数の方より優位に立っているような気がします。

多数派に飲まれるのが日本人的ですが、こと仕事に対しては少数派
にいるべきではないかと。

 

別に実際に起業しなくても、それに向けて勉強をした結果は労働者
として大きな武器になります。起業を考えるだけでも、考えない人
より広い世界を見ているんです。

不動産投資をしようというのも、人気は一時よりも高まりましたが
まだまだ少数派。結局なかなか手を出せずにいる方を含めても。

でも、不動産投資をしたいと考えて色々調べ、学び、経験をした事
は、多くの役に立つはずです。自分の能力を高めたはずです。今後
も、スタートはできなくとも学びは続けるのをお勧めします。

それが、これからの日本で、世界で安定した仕事を得て、安定した
生活を確保する為に必要な努力。

 

仕事をするとは何か、を真面目に考えることこそ、今の日本で必要
な思考であると僕は思っています。

 

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