不動産投資に興味がある方に知って欲しい、投資の実態【2】

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続きです。

前回は以下より。
不動産投資に興味がある方に知って欲しい、投資の実態【1】

 

日本人は、投資というものに強い偏見を持っています。完全な誤解
としか言いようがないほどの。

投資をギャンブルであると考えている人の割合は、少なくとも2割。

平成24年の投資信託に関する調査で、投資信託保有未経験者にその
理由を尋ねたところ、21.6%がギャンブルのようなものだと思って
いたから、と回答しました。

意外と低いように思いますが、偏見で2割というのはかなり高率です。
肌の色で差別意識を持つ人が2割もいたらどう思われますか?

 

お金がなければ投資ができないと考えている方も多い。同調査では、
投資信託は「お金持ちがやるもの」と答えた人が32.5%もいました。

未経験者の非購入の理由で「必要な資金が準備できなかったから」
は21.3%もいます。

投資信託は小口であれば1万円程度から購入できますし、積立ならば
毎月500円からのものもあり。投資をスタートするには決して大金
が必要である訳でもありません。

投資信託がいいものかどうかはともかくとしても、日本人の投資に
対する意識の低さは世界的に見ても極めて珍しい。

こと金融リテラシー及び投資に関しては、常に新しい技術や知識を
海外から仕入れて、それを昇華させて進歩してきた日本人とは全く
思えません。

回りを見渡せば金脈が広がっているのに、目の前には厳しい現実が
あるだけなのに、それでも投資に否定的な考えが強いのには理解を
しかねます。

それだけ日本は幸せな国であるのならば良かったのですが、ネット
の意見を聞く分にそうとも思えません。

 

もっと投資の実態を知り、学び、体験してみてはいかがでしょうか。
投資は決してギャンブルなどではなく、お金を世に流通させて経済
を回し、社会に貢献をする尊い行為。

人間の作った経済という概念を支える大事なもの。

サラリーマンという立場は、さほど安定したものではありません。
一つの企業、一つの業界に人生を依存するのは株式でいえば専業の
投資家が全資金を一つの銘柄に集中させて投資する行為と同義。

 

お金を利用して生きる以上、投資についてより深く学んで、経済の
一員である意識を持ち、また労働者に厳しい時代を乗り越える為に
何らかの形で投資へと関わる方が堅実です。

せっかく、サラリーマンでありつつも誰でもやる気があれば投資家
になれる時代。それは誰でも資本家側に立てる時代なのですから。

そもそも国が金融立国としての方向性を打ち立てている以上、国民
も同じ方向を向かなければ、国も個人もどちらも立ち行かなくなり
幸せは逃げていきます。

国の方向性は、賛同者が多数いる以上そう簡単には変わりません。
であれば、個人レベルでもそろそろ投資に対する偏見を捨て、正面
から向き合うのがむしろ自然ではないでしょうか。

国民の投資に対する誤解を解かねば、金融大国には決して勝てる国にはなりません。

投資する側か投資される側かそれ以外か

日本は世界的に見れば弱者に極めて優しい国。世界で最も成功した
社会主義国などと揶揄されるほどです。ですが日本が資本主義国家
であるのは間違いない。

資本主義である以上、資本家が最も力を持つのは当然ですし、力の
強い人間が優位な立場に立つのは当たり前の話。

代表的なのが、営利法人です。株式会社や合同会社が代表ですね。

 

営利法人は営利を目的とした法人です。正確には対外的な経済活動
により得た利益を特定の構成員に分配することを目的とする法人。

特定の構成員とは誰か? 労働者でしょうか?

違いますよね。特定の構成員とは法人の所有者です。法人の所有者
とはつまり出資者、株式会社であれば株主となります。

営利法人は、出資者の為にお金を稼いでいます。労働者はその為の
駒として利用されているに過ぎない。

 

だからといって、企業が必ずしも労働者をないがしろにしている訳
ではありませんが。お金を稼いでくれる労働者を失えば利益の源泉
が消え去りますので、営利企業にとって労働者は大切な存在です。

大切な存在ですが、株主とどちらが大切かと言われれば株主である
のは覆せません。いえ、比較できる立場ですらありません。

 

資本主義社会において、投資をするという事は力をつける為に行う
ものです。強くなりたいのであれば、大金を投じるしかない。

そこまでいくと極論ですけれども、弱者から抜け出すために、格差
を是正するためには少しでも投資を行って資本家サイドに身を置く
以外にはありません。

枠組みから外れられるのは、その技術や知識を以ってして資本家に
富をもたらせる人物だけ。スポーツのトッププレイヤー、人気俳優、
有力な研究者など。

それこそ、投資家として成功するよりも遥かに難しい。そんな能力
があるなら格差拡大に巻き込まれていませんので、何も悩みなどは
ないでしょう。

 

資本主義社会において、投資活動とは豊かになる為には当たり前の
ように行われるもの。

投資をしないというのは、自ら豊かになろうとする努力を放棄して
いるのと同じ。与えられるエサを待っているだけの雛鳥は、危機が
訪れても抵抗する術はありません。

投資に対する偏見は捨て去るべきでしょう。投資の本来の意味合い
を知った上で、何にどのような投資をするかを決定するのがお勧め
です。

 

基本的に「投資をしない」という選択肢はあり得ないものとします。
わざわざこんな長い記事を読んで下さっているのですから。

不動産や株式などに投資をせずとも。自己投資、家族への投資だけ
は欠かさず行うようにして下さい。

資本家から大切な存在として扱われるように。

 

続きます。

不動産投資に興味がある方に知って欲しい、投資の実態【3】

 

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