ルールを守れなけば未来無し

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リスク回避は重要と思いますが、時にやきもきもします。

時々感じるのは、新たな申し込みが入った際に審査で弾かれる方が
発生する事。

空室に申し込みが入ると嬉しいのは、収益不動産の所有者としては
当然の感情ですが、それが保証会社の審査が通らなかった、という
理由で「お断り」になると、落胆もひとしお。

審査なんて良いから入居させてくれ、と言いたくなる気持ちを抑え、
先人の知恵に従って、また管理会社や保証会社に任せた以上はその
判断を信頼し、口をつぐみますけれども。

どうしてもこういった時は「もしかしたら大丈夫かも」などという
考えを持ってしまうのは否めません。

 

その感情が非常に危険であるのは、僕自身も重々承知しています。
実体験として。

リスク回避で大切なのは、決められたルールを守る事。ルールから
逸脱した行為は厳禁です。

もしかしたらその一回は本当に無意味なリスク回避であったのかも
しれません。もしかしたら、の予想が当たり、儲けが出た可能性は
あります。

が、一度決められたルールを破り「もしかしたら」を信じてしまう
と、絶対にもう一度、二度とルール違反を繰り返します。

それがどのような結末を招くかはご存知の通り。

 

株、FX、仮想通貨で痛い目に遭う人が後を絶たないのは、損切りの
ルールが守れないため。

リスク回避として用意した自分のルールを守れないがために失敗を
しています。ギャンブルでない戦いでギャンブルをしてしまう。

その時点で投資家とは呼べません。

 

ですが、リスク回避してばかりでは何も前に進めないのは確かで。
それどころかジリ貧で追い詰められていくばかりとなってしまう時
も少なくありません。

ゲームであれば最初からやり直しも効きますが、現実は積み重ね。
経験だけでなく、結果も積み重ねていかなければいけない以上は、
何かしらの結果を出しながら進むしかない。

どのようなリスクは回避し、どのようなリスクは背負うべきなのか。
投資家として、事業主としてとても大事な感覚であり、研ぎ澄ます
べき感覚であると思います。

ルール違反は自分に対する裏切りでしかありません。

投資ルールとは許容できるリスクの事

一つ言えるのは、前述のように「ルールは絶対」。ルールから逸脱
してしまうと後悔しか生みません。

ただし、ルールは可変であるのを忘れてはいけません。今一つ成績
が良くない場合は、何が悪いかをよく検討したうえでルールの変更
をするのは問題ありません。

そうして試行錯誤し、投資効率、事業効率を上げていくのは当然の
行為。時代も移ろいでいくのですから、自分も変わるのは当たり前
ですよね。

 

また、投資の導入ではルール以上に全体の状況を見渡すのが重要
なります。リスク比べ、とでも言いましょうか。

例えば不動産投資をするべきかどうか、と考えているなら、まずは
不動産投資をした場合のリスクとしなかった場合のリスク、不動産
投資以外の代替案として何があるか、を見渡します。

何をするにも、何もしなくてもリスクはある。その中でどれが最も
リスクが少ないかを考えます。

 

加えてそれぞれで得られるベネフィットについても検討を。それは
お金がいくら入るか、ではなく、己の未来として満足のいく将来像
を描けるか、です。

その中で、最も具体的に将来が視えた選択肢が正解でしょう。曖昧
でぼんやりとした自分の様子しか浮かばなかったものは、リスクが
低かったとしても選ぶべきではないと僕は思っています。

望まない未来へと進む事が、一番高いリスクですから。

 

まあ、その時点では皮算用でしかないと思いますし、実際に投資に
適した案件と出会えるかどうかはまた別の話で、必ずしも第一案が
実現できるかは分かりません。

けれども、そうした思考から自分の進むべき道を明確に構築できる
と、どんなリスクは避けるべきで、どんなリスクは許容できるかが
理解できるはず。

それが、己を知る事に繋がります。

 

現実でなく未来を直視する

ちゃんと、本当にちゃんと考えられれば、どうしようもない詐欺的
な案件に引っ掛かる事はないはずなんです。

漫然と目の前の見たいものだけ見ていると、本来目立っている罠に
気が付かず、踏んでしまう。

ほとんどの方はそれらを回避できる知性も判断力も備えているのに
自らハマりに行ってしまうのは、結局のところ平和ボケなのだろう
と思います。

 

現状で満足ができる方が増えているのは、国としてはとても良い国
である証拠ですけれども、正直衰退していく未来しか見えません。

個人的には日本がとても好きですので、何とかして少しでも将来性
のある国へなる手助けをしたいな、と常々考えていますが、所詮は
個人の願望。

なるようにしかなっていかないでしょう。

 

しかし、そのなるようになっていくしかない国で生きていく以外に
無いのも現実。

国の未来関係なく、自分の未来はやってきます。国がどうあろうと、
個人は幸せになっていけるはずです。

それには自分が何をするかが重要です。リスクを避けるべきなのか、
踏み込むべきなのか。その時点だけで考えるのでなく、先々を見て
最適な選択肢を選ぶ努力をするのが大事なのだと信じています。

 

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