レバレッジとリスクと現実の話

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レバレッジを掛けた投資には高いリスクを伴うとの話を知らない方は
いないと思います。

教えられなくたって、持っているお金以上の金額を投資できるという
時点で「本当に大丈夫なのか?」と疑問に感じるのが常識的な感覚で
あると思います。

 

それは株式だろうとFXだろうと、不動産だろうと変わりません。投資
に限りませんよね。住宅ローンだって手元にあるお金の何倍もの価格
の家を購入しますが、返済困難に陥るリスクが存在します。

事業だって融資を受ければ同じ。融資を受け自己資金より大きな資金
を運用しているならば、なんらかのリスクが引き換えになっている。

当たり前すぎて義務教育で教えられる事すらありません。

 

そんな常識的なことであるにも関わらず、レバレッジのリスクを忘れ、
大きな負債を抱えてしまう方は後を絶たない。何故でしょうか。

金額の大小は関係ないようです。数百万円程度で破産に追い込まれる
方もいれば、数億円の残債を抱えていても何の負担にもなっていない
方もいます。

お金の使い方の計画性に差があるのは確かだと思います。消費者金融
などで多重債務者となってしまう方の金遣いに問題があるのは確かな
事実でしょう。

 

問題は、なぜそうなってしまうのか。計画性を失ってしまうのか。

これを理解できたならば、レバレッジを掛けることに恐れをなす必要
はなくなります。

残念ながら僕は愚かな人間でしたので、人の経験からそれを学べず、
自らの経験を以ってして理解をしました。お陰で誰よりも強く自身を
戒められるようになりましたけれども。

できればこれをお読みの貴方には、他人の経験からそれを真に理解し
過大なリスクを抱え込むような危機に直面しないよう願っています。

レバレッジを上げ過ぎると少しの変動が命取りになります。

現実感の喪失が過度のレバレッジに繋がる

イギリスEU離脱国民投票でも、FXで数億円の損失を出した人の話題
が出てきました。

その人はそれ以前に大きく勝ち、3億円以上の資産を手にしている事
が知られていました。大金を手にしてから今までにだいぶ期間があり、
現在資産がどれ程あるのかは分かりません。

が、今回の事件含め直近で抱えた損失は6億円を超えるようですので、
下手をすると追証を求められても支払いが不能なレベルの可能性も。

 

果たしてどこまでが真実であるかは全く不明の、どうでもいい噂話。
ですが、あり得ない話ではないのも確かです。

いつかのスイスフランの急変動で、多額の損失を抱えた方が多数存在
したのは裁判沙汰になったことからも事実ですから。

仮に事実であるとして話を進めましょう。

 

ここで一つ疑問が生じます。

3億円といえばサラリーマンの生涯年収と同等かそれ以上の大金です。
税率も低くおさえられていますから質素にであれば生きるに困らない
はず。

さらなるリスクを抱える必要はどこにも見当たりません。

 

しかし今回、その倍の損失を出してしまったとすれば、レバレッジを
高めて投資をしたに違いありません。

3億円あれば年利2%で600万円も手にできますから、投資を継続する
にしても高いレバレッジを掛けるなんて愚かしい行為です。

そんな事誰でも分かっているのに、何故そんな愚行に走ってしまった
のか。

 

結局、現実を見ていなかったのでしょう。短期的に大きく勝って大金
が転がり込んできた為に、リスクという確かに現実には存在するモノ
が見えなくなってしまった。

勝てるイメージが強くなり過ぎてしまい、何とかなるだろうと楽観視
し過ぎてしまった。

現実に、数百億円の資産を築き上げた人が実在するのも、それを加速
させたのでしょうね。自分も同じようになりたいとの気持ち、欲が。

 

一呼吸置いて現実を直視し、守りに徹することができていれば今でも
夢の世界にいられたはずなのに。

自分が何者であるかを忘れたまま走り続けてしまったが故に、現実へ
突き落とされてしまいました。

勿体無い、以外に言葉が見つかりません。

 

レバレッジは常に調節・変動させるもの

これは、あらゆる投資、事業で同じ事が言えます。

そもそも高いレバレッジを掛けるというのは集中投資をするのと同義。
投資の基本は分散です。分散投資によりリスクを抑えながら投資効率
を高めるのが王道。

集中投資は当たれば大きいものの失敗時のダメージも大きい。これは
何も株やFXに限った話ではありません。

 

不動産投資がレバレッジを掛けるわりには比較的低リスクでいられる
のはインカムゲインが比較的大きいこと、固定費が少ないこと、価値
の変動が緩慢なことが理由です。

が、それでもリスクは確実に存在します。家賃収入何億円ですと声を
大きくする方々のように自分もなるのだ、と急ぎすぎると、いつしか
躓いてしまうかもしれません。

 

成功するごとに、また失敗した度に、一度立ち止まって現実を直視し、
レバレッジの調節を行う。

レバレッジを掛けた投資や事業をするなら必須の習慣です。これだけ
は忘れないようにして下さい。

くれぐれも、抱えきれない程のリスクを背負ってから現実に気がつく
ような事態にはならぬよう、自重して下さい。

 

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