不動産投資規模が大きくなったならば顧問税理士をつけるべし

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昨年、不動産所得のある人へ「お尋ね」が出回った、という事実を覚えて
いらっしゃるでしょうか。

近年、不動産投資の流行により不動産所得のある人が増えており、税務上
問題のある方々が多くなってきたので取られた措置だと思われます。

以前も話題に上げたことがあり、ただ僕のところには来ていませんでした
ので「全員に送られた訳ではなかったのかな?」と思い込んでいましたが。

 

実は我が家にも来ていました。(笑)

ここのところあまりにも部屋の片付けがされていなかったので、週末に
なる度に徹底的な不用品の仕分けと整理整頓を行っていました。

そうしたら紙ゴミの中から見覚えのある封筒が未開封で発見され。
(税務署の封筒って印象強いですよね。)

何か忘れたものがあったかなとドキドキしながら開けてみると。
見た瞬間思いつきました。昨年話題になった、例のお尋ねだ、と。

僕の目に触れる前に、妻がその他の要不要を振り分けていない書類の束へ
誤って入れてしまったようです。

 

幸いなことに、その後税務署から僕のもとへは何の連絡もありません。

数多くの個人の不動産投資家に税務調査が入ったようですが、その一人に
なることはなかった、と。

別に後ろめたいことは何もありませんが、痛くない腹を探られたくはない。

ほっと一安心、です。流石にずいぶん前のものでしたのでそのままゴミ箱
へ投入となりました。
税務署とはできるだけお付き合いを無くしたいもの

お尋ねを返し忘れても税務調査が入らなかった2つの理由

果たしてどれ程の方に税務調査が入ったのかは知る由もありませんが、僕
が対象とならなかったのには二つ理由があったのではないかなと思います。

 

一つは不動産所得を得てから確定申告を提出したのがお尋ねが発行された
時点でまだ1回だけであったこと。

税務調査は大抵、1年分では済まずに過去数年に渡り遡って行われます。

僕の場合は遡る過去がなく、対象外へと追いやった可能性がなくはない。

 

それ以前も確定申告はしていましたが、複数から給与所得があったが故に
申告義務があり、義務を果たしていただけ。経費の計上なんてする部分が
ありませんので突っ込みようがない。

もしかしたらちゃんと毎年確定申告を出していたことが良かった可能性も
ありますが、はっきりしたことはなんとも言えませんね。

 

もう一つは当初から税理士さんが入っている、ということ。

確定申告書は税理士が作成した場合、その旨を記載する欄があります。

税理士がついているから税務調査は入らない、なんてことはあり得ません
が、今回は素人大家の絨毯爆撃が目的だったようですから税理士の管理下
にある人はまともな申告書であれば対象から外していたのかもしれません。

 

他の方の税務調査体験談などを読んでいると、税務署が経費率をチェック
しているのは確実。

顧問税理士(会計士)さんも経費率にはかなり気を使っています。業務上
適正な経費であっても、平均より多くなってしまったり前年から膨らんで
しまった部分は最初からカットさせてくれと相談されます。

顧問税理士が付き、正しい知識と最新の知見に基づいて税務が処理されて
いると認識されたがため、対象外となったのであろうと思われます。

 

税務調査が入ると納税額が増える以上に時間が必要になってしまう。普段
自由な時間を取りにくい僕には拘束時間的な意味で厄介なもの。

顧問料は決して安くはありませんが、税理・会計の最前線に常に立って
くれる顧問税理士さんは、無くてはならない存在です。

 

ダブルチェック役としても

税理士・会計士が役に立つのは対国税庁だけではありません。

私たちが気が付かな部分、手が回らない部分を補完してくれます。

 

これまでも様々な無理をお願いしてきてしまった僕ですが、こちらから
積極的に言わなくても様々な問題点の指摘をしてくれます。

最近あったのは、清算ミスの発見。管理会社が滞納金の清算をうっかり
間違え、回収をしていたもののおかしな数字で出してしまっていたのを
指摘してくれました。

危うく10万円近い未収金を出すところでした。これだけで顧問料の何割
かを回収してくれたようなものです。

 

数字ばかりの資料ですから、戸数が増えると見落としが出てしまうのは
ある程度致し方ない。そんなちょっとしたミスを迅速に発見してくれる
のは大変ありがたい話。

医療の世界ではダブルチェックは常識です。税理士・会計士はその役目
を十二分に果たしてくれます。

正しく確実な稼ぎを得るために、本当に大切な存在だと感じます。

 

事業に集中したいなら顧問税理士さんは必須

投資規模が小さいために顧問税理士を依頼する余裕がないのは仕方の
ないことですが、ある程度のキャッシュフローが得られ、税務の負担
が増えたと感じるならば絶対にお願いするべきと思います。

第3の事業をスタートすることができているなら尚更です。

税務に手間取って肝心な事業に支障が出てしまうようでは本末転倒。
自分はできる限り自分にしかできないことに集中するのがいい。

 

不動産投資でもそれは変わりません。不動産に強い税理士は以外にも
少ないものですが、良い方を頑張って探して下さい。

人づてに紹介してもらうのがやっぱり一番安心できますね。

 

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