再投資資金の蓄積が富裕層との間にある壁を破る源泉

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2015年も残り少なくなってきて。そろそろ来年のことを考える時期に
なってまいりました。

年の瀬が近くなるにつれて僕が気になるのは、来年の納税について。

大体が、固定資産税やら住民税やら予定納税やら、ほぼ毎月のように
何らかの税金を納めている状態にあります。僕の頭からは税金の事が
一時も離れてくれません。

今年は固定資産税を2棟分一括で納めてしまったので、個人では住民税
及び予定納税だけですが、法人が決算を迎えましたので近々法人税を
支払わなければならず、悩みは尽きません。

 

年末が近づくと来年の税金が気になるのは、現在進行形で納めている
税金が終わりに近づくとともに、来年分の納税資金をどうしようか
考え始めてしまうからです。

確定申告を終えれば、源泉徴収で不足した分の所得税を納めなければ
ならず。4月には次の固定資産税納税通知が届き、6月になれば住民税
の納税通知が届きます。

サラリーマンでありつつも不動産投資、法人事業と収入の柱を増やす
のは収入アップに多大な貢献をしておりますが。

次から次へと税金税金、お国へ自治体へと納めてばかりで、もうお腹
いっぱいですと言いたくなります。

それだけは苦しいところですね。

 

それでも、流されて振り回された挙句、浮き上がれないままの人生で
あり続けるよりもずっとやりがいを感じ、頑張ろうと思えます。

僕は日本という国がとても好きですので、納税により国へ貢献できて
いると思えば多少気も晴れますし。

今はまだ国よりもまず自分や家族が重要ですので、できる限り自分の
取り分が増えるように工夫を凝らしていますけれども。

早く納税に対して苦しく感じずに済む程度に、せこせこと税金対策を
頑張りすぎずに済む程度に余裕を持った生活ができるようになりたい
ものです。

再投資を繰り返してこそ壁を越えられるというもの。

乗り越えなければならぬ壁

不動産投資は総合課税ですので、元の収入が多い人ほど、節税に励む
必要性に駆られます。

逆に、元々の年収が高くない方が頑張って優良な収益不動産を見つけ、
利益を上げるのは、高属性の方が更に年収を上げる為に収益不動産を
購入するよりも節税に気を使う必要がありません。

 

この事を少し深く掘り下げてみると。

無駄な贅沢をした際の所得圧縮効果は高所得者の方が高く、経費削減
をした際のキャッシュフロー増加効果は低所得者の方が高いという、
微妙なバランスが存在しまして。

つまり、高所得者ほど「お金を使いながらも資産を残す方法」を探す
必要があり、それが4年落ちの外車だとか美術品だとかに向かっている
現実的な理由で。

低所得から成り上がろう、資産家になろうとする人間は、むしろ余分
なお金を使わずに残していくのが勝利に繋がる事になります。

 

サラリーマンからのし上がりたいとの考えがある場合は、基本的には
後者となります。

残念ながら不動産投資は、副収入を得て生活を楽にしたい、ちょっと
贅沢をしたい、という目的にサラリーマンが行うには向きません。

元より収入が多かったり、資産を持っている人には実にそれがマッチ
しているのですが、収入や資金に乏しいのにお金を余計に使うように
なってしまうと、待っているのは破綻のみで。

せっかく稼いでも納税額が少なく済む段階にいるのにそれを自ら放棄
してしまうのは、ちょっと賢いとは言えないのではと思います。

 

要するに、お金がある人はたくさん税金を払ってもらうか、無駄遣い、
もとい贅沢をして経済を回してもらうかどっちかを選んで下さい。

お金の無い人は将来のためになるべくお金を手元に残し、より裕福に
なるための資金として活用して下さい、という。

実に合理的な、そして公平な環境ですね。

 

僕のような、収入は増えてきたもののそこまでではなく、資産もまだ
不足している、中間地点にいる人間には非常に厳しいのですけれども。
そこは一歩上に行きたいなら何とかして乗り越えるほかありませんで。

納税に苦しめられながらも、何とか後数年で壁を乗り越えたいなぁと
願うばかり。苦労して苦労して、地に足をついた実力をつけるのみ、
ですね。

 

再投資資金の増加が余力を生む

実際、年収1億円を超えてくると随分話が違ってきます。

以前も書いたかと思いますが、日本の所得に対する実質の税率は1億円
まで上昇を続け、そこを超えると逆に低下していく傾向にあります。

分離申告課税が適用される所得が増えるから、です。そのくらい年収
がなければ、本格的に株式などに大きな自己資金を注入できるほどの
余力はなかなか生まれないのでしょう。

 

10%軽減税率の特例措置が平成25年をもって廃止されましたので、以前
よりは格差が縮まったかと思いますが。

十分な資金を投資へ注入できる体制が整えば今でも相当に納税も余裕
があるに違いありません。

 

年収1億円を超えるまでは、地味な生活を続け、贅沢は慎んで、次なる
投資資金を集める事に注力を続けようと思います。

まだ、随分先は長いですし、はたして生きている間に達成できるのか
疑問もありますけれども(笑)。

 

それでも、納税のことばかりを考えて暗い気持ちでいるよりも、夢を
追いかけながら現実を見据えて走った方が良い結果がでるはずだ、運
がよくなるはずだと信じて。

こつこつと、お金を貯めていきましょう。

 

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