株式市場は乱高下の調整入り

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ビットコインその他仮想通貨のバブルからの崩壊に合わせ、株価が
調整に入り大きく下落しました。

なかなか派手な動きをしましたので、レバレッジを掛けている方は
肝が冷えたのではないでしょうか。中には強制ロスカットを受けて
追証が必要となった方もいるかもしれません。

逆に、たまたま売りから入って大きく利益を上げた方もいるはずで、
悲劇の中に成功談が生まれるからこそ投機は人を魅了してしまうの
でしょう。

 

僕が気になるのはその後の話。

恐怖指数は激しく上昇しましたが、リーマンブラザーズの破綻とか
そのような激震があったわけでもなく、足元の経済は順調です。

トヨタ自動車は、純利益予想を過去最高となる2兆4000億円と上方
修正しました。ホンダも最終利益1兆円の見通しだそうです。

少なくとも国内大手企業決算は、予想ではかなり良さそうな雰囲気
になってきています。

 

これを書いている時点は2月8日です。多少リバウンドして横ばいと
なった時点で、今後短期的に株価がどうなるかは分かりません。

短期的には。では中長期的にはというと、現状悪いニュースが無い
ところを見る限り、ある程度横ばい、ボックス相場が続いてから、
企業決算が上がる前あたりより上昇が始まるのではないでしょうか。

今後の株価の動向は、経済への信頼感にそこそこ強い影響を与える
のではないかと思います。それは金融機関の態度にも繋がるはずで、
融資動向にも多少なりとも影響をしそうです。

最終的には上か下かの二方向しかないのが株式ですが、僕は上へと
向かうだろうと思って行動をするようにしています。

流石に一直線に上昇し過ぎましたね。

不動産価格には影響しないか

とはいえ、金融機関は金融のプロ。株価の一時的な変動程度で動揺
はしないでしょう。

リーマンショックの時は、同業の米国最大手の一角が破綻した事も
あって猛烈な反応を示しました。とにかく引き締め一辺倒で、当時
は融資を受けるのが本当に大変だっただろうなと思います。

では今回はというと、今のところは無風といった感じで。何の噂も
聞こえてきませんから、多くの金融関係者はただの調整だろう、と
受け止めているのではないでしょうか。

 

そもそもビットコイン、仮想通貨も、米国の株価もちょっと上がり
すぎと言えるところまでいっていましたから。

ビットコインがバブルを起こしていたのは誰の目からも明らかな話。
史上最大のバブルだと表現する方もいるほど。

米国の株価はここ1年過去最高を更新し続けていました。その理由
の全てを知っているわけではありませんが、数字的に「上がり過ぎ」
と認識されても仕方ない程度にはなっていました。

 

日経平均株価もバブル崩壊以来の高値水準となっています。多くの
投資家にとって未知の水準です。

テクニカル的にどこまでいくのかが判断できないのが、このような
調整を招きます。そして、その際のボラは大きくなります。

次に投資家が動くきっかけとすれば、企業決算のような足元の経済
がどうかであるとか、大災害や戦争、紛争などの慎重にならざるを
得ないような大事件が起きるとか。

いつかは必ず動くタイミングが来るはずですが、それまでは様子見
期間が発生するでしょうね。調整はその見極めのための小休止、と
いったところでしょう。

 

不動産価格は、今回の下落が一時的で終わるとなるとあまり変動は
しないように思います。

それは融資というものが持つ特性でもありますよね。金融機関には
融資は「固い商売」です。相場の短期的な乱高下など無視の対象。
中長期的な目線でしか見ていません。

変動が続く間に積極的な融資をしようとは考えないと思いますが、
私たち素人よりもよっぽど市場動向を注視しているでしょうから、
経済状況を見て融資を引き締めたりもしないのではないでしょうか。

 

あくまで優良な収益不動産との出会いがあったら、ですけれども、
こうした株価の下落に萎縮せず、攻めの姿勢を維持すると、将来の
資産を増やしていけるのでは、と感じます。

 

融資はこの時期積極的

2月は金融機関にとっても決算までの追い込みの時期でもあります。

融資担当の方、またそれぞれ支店長は自身の給与に直結しますので、
少しでも貸し出し額を増やしたい、そんな思惑が駆け巡ります。

 

こんな時こそ、新規融資なり借り換えなりをできるかもしれない、
と積極的に話しを伺いにいくのが良いでしょう。

一件二件融資相談に行ったからといって、よほど奇行に出たりでも
しない限り、自分の悪い噂が流れるなんてありえません。恐れずに
話をしてみるべきです。

借り入れの話は向こう(金融機関)にとって魚が寄ってきた状態。
まずは情報収集をしようとしっかり話を聞いてくれます。もちろん
毒を持っていないか慎重にもなっていますけれども。

ですが、話をしない限りは出会いはありません。よほど良好な業績
を上げている経営者でもない限り、また元より多額の資産を預けて
いるのでもない限り、向こうから近寄ってきてはくれません。

 

まずはコミュニケーションをしっかりと取って、お互いの情報交換
をするのが第一歩でしょう。

一度でうまくいかなくて当然なのですから、勉強と思って融資相談
へ足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

今年最大のチャンスは、あと1か月を切っています。

 

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