増税される給与所得者から抜け出した先

この記事は3分で読めます

いつも応援ありがとうございます。



 

次々と増税案が政府より出てきていますね。

特に高所得層に対して厳しい増税案の検討が多数なされています。
日本経済に対しては良い傾向です。ただ、高所得の定義そのもの
にやや疑問を感じる点も多く、全面的な賛同はし難いところで。

また、こうした報道は、国会で議論をした挙句に廃案となった、
とのパターンが非常に多いため、「検討に入った」とのニュース
は3割引き程度に考えておいた方がいいかもしれません。

 

高所得層を1000万円程度で線引きされてしまうと、僕も余裕で
入ってしまうのですけれども、この程度を高所得層と表現しては
欲しくありません。

このラインは、ここ10年ほどずっと負担が増加し続けているのが
実際です。特に専業主婦世帯では非常に負担が重くなっています。

共働き優遇の動きは目に見えていましたので、我が家も以前より
そのうち妻が扶養から外れる方向となるように調整し、来年から
恐らくそんな形となるのですが。

ぴったりのタイミングで配偶者控除の年収制限がスタートする事
になり、ギリギリセーフ、といったところでしょうか。

 

今度は基礎控除にまで政府は手を突っ込もうとしてきています。
基礎控除に年収制限が掛かったら何が基礎なのか、と思うのです
けれども、報道通り所得2500万円超なら僕は一安心できそうで。

僕自身は既に年収をコントロールできる身になっていて、今後は
法人の安定化に力を入れる予定、かつ個人資産にはあまり興味が
無いため悪い影響は何とか避けられそうです。

子供の教育や生活に影響が無ければ、自身の資産など必要ないと
思っていますから。どうせ僕の趣味にはお金が掛かりません。

 

幸い、現在されている議論では子育て世代は所得に関係なく増税
とならないようにしている雰囲気が出ています。

この方向性は本当に正しいと思います。若い世代がお金を使うと
したら、大事な子供のために他なりません。放っておいても消費
をしますから、わざわざ増税で徴収する必要は全くない。

まだ独身の方も子育ての不安が少しは和らぎ、結婚に対する意識
が変わっていくきっかけとなるかもしれません。

そうなれば、日本経済は安定した状態へと向かうように思います。

子育てへの過剰な投資も考え物ですが。

高所得層の線引き

年収1000万円程度を境にした増税だと、子育てに大きな悪影響が
出るんですよね。

ここ10年のそうした負担増のため我が家が3人目の子供を諦めた
のは事実です。年齢の事などもありましたけれども、経済の面も
大きな理由になっています。

それなりの教育を受けさせたいと考えると、一人当たりの教育費
は爆発的に増えていきます。うちは私立小学校に行かせたりとか
まではしていませんが、幼児教育には随分お金を使いました。

もう一人分同じような支出をしようというのは、正直厳しいです。
もっとも、それは僕が事業へと資本を提供しなければいけないと
いう境遇にいるからかもしれませんけれども。

 

今では地方に引っ越してきて、教育にお金が多大に掛かる部分は
今のところなくなりましたけれども、中学校以降の教育費の増大
を見込んでいて、備えをしておかなければなりません。

このような考えを持ってしまっている時点で経済は停滞します。

日本経済を勃興させるには、こうした考えを多くの人間から払拭
させなければいけないはず。それに必要なのは減税です。それも
大幅な。

 

真の高所得層に多少増税しても総人数が少ないために大した金額
にはなりません。こうした政策はただの人気取りに過ぎない。

かつてのような、所得税最高税率75%とかにするのなら話は別と
思いますけれども、流石にそれは難しいでしょう。あまり意味も
ありませんし。

 

日本の行く末についてはこの程度にしておいて、私たちは自分や
家族の生活を守るためにどのようなポートフォリオを描いておく
べきかを考えなければならない現実と向き合いましょう。

本来ならそんな事を庶民が考えずとも良い社会がストレスも無く
幸福なのかもしれませんけれども、まだまだ日本の現状は厳しく
そうも言っていられないように感じます。

 

収支を分散できるのはメリット大

自身の経験上、やはり色々と分散した収入源、及び分散した経費
支出が可能な環境は快適です。

個人的な欲が無いのが大前提になりますけれども、複数の財布を
所有しているとその分だけ個人の資産を切り崩す機会は減ります
し、こうした税法の変化にも柔軟に対応しやすい。

贅沢をしたいと考えるならその分だけ個人の収入を増やし、納税
も多くする必要が出てきます。が、そうでないなら例えば法人に
とりあえずお金を保有しておいてもらえば納税額は少なく済み。

何かあった時に急に取り出すことができなくもない貯金箱になり、
そうでなければ少しずつ個人へと還元されていくように仕組みを
構築しておけば、最終的には多くの個人資産へと変わります。

 

法人で収益不動産が保有できている人は本当に理想的な状況だと
思います。僕は残念ながらまだそうなっていませんが、法人なら
他に保有をしているため代替できています。

個人の収益不動産も、十分以上に分散の役に立ちますけどね。

 

これからもしインフレが本当に始まるとしたら、なおさら一馬力
で家庭を支えるのは困難になっていきます。

一人で数人以上の力を振るえるような環境作りが、これから先も
日本で余裕を持った生活をするためには必要でしょう。

特に、複数の子供を抱えていたり、完全な共働きが難しい家庭は
早めから複数の収入源と経費支出の分散化を構築し始めるように
するべきかもしれません。

 

宜しければブログランキングも応援クリックお願いします。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. 楽観できなければ外には行けません。
  2. 中国の不動産バブルはとうの昔に崩壊しています。
  3. 政治家に働きかけるのは生き残りに大切なことです。
  4. 霞がかってはいますが、先は明るそうですよ。
  5. 日本中に空き家……いえ、廃墟が存在しています。
  6. 後からこんな顔をしないでもいいように……。
  1. この記事へのコメントはありません。

このサイトについて

不動産投資を中心に、金融・経済、そしてビジネスについてコラムを書いています。

きりのきについて


人気ブログランキング参加中です。お楽しみ頂けたら応援お願い致します。



楽待不動産投資新聞様にて時々コラムを書かせて頂いております。

2014年4月不動産投資を始める際に最も重要なリスクヘッジの仕方。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る