根拠のないこだわりや理由のないイメージとどのように向き合っていくか【2】

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前回からの続きです。
前回:根拠のないこだわりや理由のないイメージとどのように向き合っていくか【1】

誰にでもあるであろう、特に根拠の無いこだわりや明確な理由の無いイメージが
ビジネスには大きく関わっている。

それをクレジットカード業界を例に挙げている最中に字数がいっぱいになって
しまいましたので、そこからです。

 

クレジットカードが負のイメージを完全払拭しようとしない。

それにはコスト的な問題や効果の不確実性、ライバル会社との差別化にならない
といった理由もあるかと思いますが。

一番は、それが非常に困難なことだからではないかと考えます。

明確な根拠がないが故に、訂正が困難である、と。特に保守的な日本人の性質を
加味すると更に難易度が上がっている。

だからこそ、無理に全体のイメージアップを図るよりもプラスの要素で顧客を
釣り上げることに力を入れているでのはないかな、と。

年会費無料のクレジットカードでも相当なサービスを受けられますからね。
顧客単価が高く、それでも十分ペイできてしまうのだと思います。

イメージをうまく利用してビジネスを有利に進めたいところ。

理由がはっきりしないからこそ理解を得るのが難しい

理由が明確である方がそれを訂正することは簡単です。

こちらも明確なソースを用意し、はっきりと否定してあげればいい。根拠として
いる部分をひっくり返すことができれば意見は覆ります。

刑事裁判などはまさにこれ。明確な証拠が全てです。

 

しかし理由がはっきりしない意見は覆しにくい。そこには感情が入ってきてしまい、
正論をぶつけてもかえって意固地になってしまいかねない。

正論というものは時として説得に逆効果になってしまうものです。男女間の喧嘩や
グループ内の衝突などで経験したことがある方は多いのではないでしょうか。

慣習などが異なる外国人との諍いでもよくある話。根本的な思想が異なるがために
話し合いにすらならなかったりする。自身にははっきりとした理由があるとしても
他民族からするとぼやけた感じがしてしまうのはしばしばあることです。

 

精神医学上、妄想という言葉があります。
妄想とは「合理的な根拠を持たない病的な、訂正不能な確信」と定義されます。

訂正不能なだけあって、いくらがんばっても、明確な根拠を示しても絶対に理解を
得ることはありません。

妄想はあくまで一部の精神疾患の一症状であり病気ですが、理由がはっきりしない
という点に関しては似ています。

 

理由がはっきりしない、非合理的であるからこそ訂正しにくいんです。

クレジットカード業界もそれが分かっているから無理に安全性をアピールすること
をしないのだろうと思います。

クレジットカードによる破滅を防ぐ動きも世の中にある関係で、かなり強く社会に
根付いてしまっているイメージです。それを払拭しようとしても、世代が変わる
たびに同じ説明をしなければなりません。

そんな苦労をしてまで訂正するものじゃない、と。

 

不動産投資においても厄介な存在

あらゆる業界で、大なり小なり同じようなことで悩んでいます。

もちろん不動産賃貸業でも。分かりやすいのは事故物件ですね。霊の存在なんて
全く根拠が無いことにも関わらず、自殺者が出てしまっただけで価値は大きく
損なわれてしまいます。

霊の存在を信じない人にとっては自己物件は相場に比べ極めて安く入居できる
お買い得品ですが、負のイメージを強く持ってしまっている人にとってはタダ
でも住みたくないもの。

大家にとっては非常に厄介な「明確な根拠のないイメージ」。

 

これは仕方ありません。どんなに理不尽で非合理的であると感じても、
負のイメージとはうまく付き合っていかざるを得ない。

事故物件となってしまったら家賃を大幅に引き下げるとか、プラス面でそれを
覆い隠すようにするしかないでしょう。

クレジットカード業界と同じことをするだけです。

 

ブランド戦略はそんなイメージを利用したもの

逆に周囲が勝手に良いイメージを持ってくれていることもあります。

サプリメントや健康食品なんかはそれが全てといっても過言ではない。
データ上の明確な差異が無くても、イメージで売れます。

ブランド品もそうです。品質に違いは無くても、高級ブランドのラベルが付いて
いるだけで価格は大きく跳ね上がります。

根拠は無いので知らない人には馬鹿馬鹿しく映りますが、興味がある人には
そのイメージだけで売れてしまう。

 

不動産投資においてもそれを存分に利用していくべきでしょう。

簡単なところでは、2階の方が安全であるとのイメージがあり、1階には入居が
付きにくく2階以上に人気が集まることがあります。

それを利用して1階の部屋は価格を安く2階以上は価格を高くすることで総家賃を
維持しながら入居を促進させることができます。

 

売却時に満室状態で売るのもその一環ですよね。満室物件は安全なイメージがあり
空室があるものよりも高く売れます。

多くの物件を持つなら名前を統一してブランドイメージを築くのも有効です。
個人ではなかなかに難しい面もありますが、大手はやっていることですね。

 

住居には数多くのイメージが付きまといますから、他にも色々あるはずです。
何か思いついたらそれを利用してしまいましょう。

 

非合理なこだわりもうまく利用をするべき

明確な根拠のないこだわりやイメージは、決して悪いものではないと思います。

多くの場合、メリットとデメリットが分かった上で決めたことでしょうから。
そうでなければ早期に修正しておくべきですが。

 

ビジネスの観点からすれば、それを無理に訂正しようとするよりも、うまく利用を
する方が賢いのだろうと思われます。

先人たちがそれを証明してくれていますよね。

ぐちゃぐちゃ理屈をこねるよりも時には漠然としたイメージで押し切ってしまった
方がいいこともあることを、常に念頭に置いておく方がいいのかもしれません。

 

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