限りあるお金を有効に使うために、真に賢い消費活動を。

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昨今、とある筋……というより、とある事情を持つ人々が不動産を
大量に市場へと放出している、との噂を耳にしました。

中古不動産が非常に沢山売りに出されているようで。

ただの噂レベルの話ですので詳しくは書きませんし、統計が出ても
いませんので信用のほどは分かりませんが。

これから半年程度は、比較的収益不動産の購入をしやすい地合いと
なるかもしれません。

 

ただし、それでも不動産価格が下落したりはしないと思われます。

その原因はAirbnb、民泊の活性化、大手参入により収益不動産需要
もまた上昇しているから。

民泊によって収益不動産の収益評価を大幅に上昇させられたのなら、
買い付け合戦の際にライバルよりも高値を提示し、交渉を圧倒的に
有利に進められます。

利回りの上昇と共に採算ラインも上昇しますので、体力のある大手
が市場を先導、あわよくば寡占しようとしてくるのは資本主義社会
の伝統です。

 

以前も書きましたように、それによって賃貸住宅の供給が逼迫して
家賃の上昇に繋がれば、私たち一般投資家も経営が楽になるのです
けれども。

それ以前の問題として、名目賃金及び実質賃金の中央値が上振れを
して、家賃に支払おうと思える金額が上昇してくれなければ、賃貸
住宅の利回りは見込めませんので。

安さに惑わされるのでなく、品質や良質なサービスへしっかり消費
をしていくように心掛け、一人ひとりが少しでも景気改善に貢献を
していく事が大切と思います。

できれば、国産のものに消費するようにしたいところですね。

似たような製品から選ぶとすれば。

お金の流れを個人が考える時代

消費に貢献するといっても無駄遣いをしなさいとの主張ではなく。
私たちには再投資資金を貯めるとの目的がありますから、浪費など
極力抑えなければいけません。

同じ金額を使うなら、内需に貢献できるように、国内でお金が循環
するようにとなるべく考えてお金を使うだけで、日本経済の今後は
大きく違ってくるはず。

それで景気が良くなれば、自分のところへ還元されます。

 

今、シャープが全社員に対し自社製品の購入を推奨するプログラム
を開始しました。

それと全く同じ考えですよね。別にシャープは間違ったことをして
いる訳ではありません。無理やり買わせたらまずいと思いますが。
中小企業どころか、郵便関連ですらこんな事しています。

それで最終的に勤め先が倒産を免れ、息を吹き返せたのならば自分
の雇用も守られますし、もし敢え無く倒産したとしても、必要性を
感じて購入したのであれば損するわけではありません。

 

日本国産の食品でも、電子製品でも、その品質の良さは日本人なら
誰もが認めるところのはず(もちろん企業や製品にもよりますが)。

昨今は最終製品の産地だけでなくその中身までどこで作られた製品
か分かる時代になっていますから。

安物買いの銭失いとなるのもよろしくない事ですし、品質の良い品
を費用の許す範囲で選ぶのは当然として、国内へとお金が流れるか
どうかも購入基準の一つとして加えてみてはどうでしょうか。

 

実は結構僕もその辺は気にしていまして。

似たような製品であれば、価格の差が些細なものなら企業としての
姿勢に共感を覚える製品を購入しますし、明らかに安くても企業に
不信感を感じれば決して購入しません。

食べ物も、安くてボリュームがあるよりも食べ過ぎたって太るだけ
ですからしっかりしたものを少なめに摂るよう気をつけています。

made in PRC製品などは露骨に避けています。根付いた悪いイメージ
を誤魔化そうとするその精神が気に入りません。

 

国産だから無条件に選ぶ訳では全くありませんし、同価格であれば
人件費が安く済む海外工場産のものの方がしっかりしていることは
珍しくないので、品質が優れている事が前提です。

が、そこをクリアしていれば産地や企業を気にして、予算内で賢く
買い物をするように努めています。

 

消費者として真に賢くなる

不動産業界は今、杭打ちの問題で大わらわしています。その品質に
疑問が投げかけられてもいる。

大きく信用を損ね、新築分譲マンションの売り上げは大きく低迷を
しています。

国内企業だから安心、ではない良い例ですが、だからといって外国
企業が信用できるかはまた別問題で。

 

今回の反省を踏まえ、制度上も、企業努力もより良いものとなり、
また消費者も賢くなって適切な買い物ができるようになれば、日本
の経済も徐々に持ち上がってくるのではないでしょうか。

特に日本人は、形の無いものを価値のないものと捉えがちな傾向に
あります。

全てのサービス、製品は、形があっても無くてもそこには人の手に
よって作られており、品質が保たれているもの。

安くて当然、とのデフレマインドは自分の首を絞める一方。

 

良い物、良い製品はそれなりのお金を支払わなければ手に入らない。
安いものには訳がある、安さの裏を知ろうと想像力を働かせられる
ようにならなければ、自分も損をするだけです。

これは一人ひとりが自分のために考えていくべき課題で。

達成されなければ、結局景気は悪いままで失われた30年へと突入を
してしまうのではないかと、僕は危惧しています。

 

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